ランナーの勲章的な「称号」みたいなのってあるじゃないですか。
ロードで有名なものと言えば
「サブ4」
「サブ3.5」
「サブ3」
多くのランナーが「目指せサブ3.5!」みたいな、区切りとなる記録を狙って日々頑張ってますよね。
一般市民ランナーレベルで言えば、男子はサブ3,女子はサブ3.5を「生涯目標」として頑張ってる方も多い。
いずれもランナーのうち上位3%前後の難関であるがゆえ、この称号をゲットした時の達成感は計り知れない(いや、別に称号のためじゃ笑)
ハーフでも「100分切り」「90分切」「80分切り」などが目安であるけど「90分切りランナー!」などは、フルの「サブ3.5ランナー」程の称号感は無い雰囲気も…^^;
レベルが高くなってくると、出場するのにタイムの縛りがあるレースなんかで得る「称号」もある。
「あの人は別大走ってるんだ」
「福岡国際ランナー!」
「え、彼はびわ湖ランナーなんだ…(;・∀・)スゲ」
みたいな感じ。
※別府大分毎日マラソン出場資格:フルなら最低でもサブ3.5
福岡国際マラソン出場資格:フルなら最低でも2時間35分
びわ湖毎日マラソン出場資格:フルなら2時間30分
女子だと「国際ランナー」という称号を「大阪国際女子」の参加資格である3時間10分を切って出場する事で得ることが出来る。
そんな「条件付きレース」の出場がモチベーションになってて頑張っているランナーも多いですし「福岡ランナー!」とか言われたらたまらんですよね(いや、だから別に称号のためじゃ笑)
少しディープな世界、サロマ湖100kmなどを走ったりすると
「ウルトラランナー」
なんていう称号があるんだ。
「ウルトラランナー」
ですよ。
なんて響きでしょう。
最初に聞いた時は
「超凄いランナー」
にしか聞こえませんでした(笑)
サロマにまだ挑戦してなかった頃、ラン友から
「サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ると”ウルトラランナー”になれるんだよ。ウルトラランナーだよ!!」
って聞いて、その響きに色めきだったものだ(笑)
「ウルトラランナー…こりゃ、相当な”特典”がありそうだぜ(よこしまな考え)」
そして2015年、サロマ湖100kmウルトラマラソンに初挑戦して完走。
「とうとう俺も”ウルトラランナー”の仲間入りだ!」
と喜びましたが、完走後に、例えば女子2人組から
「あ、見てほら。あの人はウルトラランナーなのよ」
「え!そうなの!?キャー!! 一緒に走ってくださ~い♪ 写真もお願いしま~す♬」
「ふっ、しょうがねぇなぁ」
なんていう展開は一切ねぇじゃねーか!!(バカヤロウ)
でさ、ウルトラランナーになっても全然
「よっ!ウルトラランナー!」
なんて呼ばれないワケだけど、サロマって「称号フリーク」を唸らせる、一層特別な「称号」が用意されてるんだ。
「10回完走したら”サロマンブルー”で、ゼッケンがブルーになるんだよ。あの人はサロマンブルーだって皆に言われるよ」
「!!なにその優越感に浸れそうなやつ(笑)」
「20回完走したら”グランブルー”で、ゼッケンが黄金になるんだよ。そしたらもうスタート地点から皆の尊敬の眼差しが凄いんだよ」
「( ゚ェ゚)・;’.、ゴフッ マジすか! 」
北海道では利尻島一周悠遊覧人Gを10回完走すると「利尻の風人(かざびと)」、本州では野辺山ウルトラなんかでも10回完走で「デカフォレスト」20回完走で「ユプシロン」という称号が与えられる「称号」システムがあるみたいですね。
なんだ、やっぱりみんな「称号」大好きなんじゃねぇか(笑)