名もなき修羅に贈る、市民ランナーが大好きな【勲章・称号】
ランナーの勲章的な「称号」みたいなのってあるじゃないですか。
ロードで有名なものと言えば
「サブ4」
「サブ3.5」
「サブ3」
みたいなヤツ。ありますよね。これも立派な”名”です^^;
多くのランナーが「目指せサブ3.5!」みたいに、区切りとなる記録を狙って日々頑張ってる。
一般市民ランナーレベルで言えば、男子はサブ3,女子はサブ3.5を「生涯目標」として頑張ってる方も多いですよね。
いずれもランナーのうち上位3%前後の難関であるがゆえ、この称号をゲットした時の達成感は計り知れない(いや、別に称号のためじゃ笑)。
ハーフでも「100分切り」「90分切」「80分切り」などが目安であるけど「90分切りランナー!」などは、フルの「サブ3.5ランナー」程の称号感がないような雰囲気も、無きにしもあらず…^^;
レベルが高くなってくると、出場するのにタイムの縛りがあるレースなんかで得る「称号」もありますよね。
・別府大分毎日マラソン(サブ3.5以上のランナー限定)
・福岡国際マラソン(2021年で終わっちゃったけど、2時間35分とか参加資格がエグい)
・琵琶湖毎日マラソン(2021年で終了、参加資格が2時間30分とか、福岡国際よりエグいw)
みたいな感じ。
女子だと「国際ランナー」という称号を「大阪国際女子」の参加資格である3時間10分を切って出場する事で得ることが出来ますね。
そんな「条件付きレース」の出場がモチベーションになってて頑張っているランナーも多いですし、美ジョガー達から「あの人、福岡ランナーなんだって…カッコイイねヒソヒソ」とか言われてたら、たまらんですよね!(いや、だから別に称号のためじゃ笑)
少しディープな世界、ウルトラマラソンを見事完走する事で
「ウルトラランナー」
なんていう称号があったりするんですよ。
「ウルトラランナー」
ですよ。
なんて素晴らしい響きでしょう(笑)
最初に聞いた時は
「超凄い、超カッコ良いランナー」
にしか聞こえませんでしたww
私がまだサロマ湖100kmウルトラマラソンに挑戦してなかった頃、ラン友さんから
「サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ると”ウルトラランナー”になれるんだよ。ウルトラランナーだよ!!」
って聞いて、その響きに色めきだったものだ(笑)
「ウルトラランナー…こりゃ、相当な”特典”がありそうだぜ(よこしまな考え)」
よこしまな考えを胸に抱き、サロマ湖100kmウルトラマラソンに初挑戦して完走。
「とうとう俺も”ウルトラランナー”の仲間入りだ!」
と喜びましたが、完走後に、例えば女子2人組から
「あ、見てほら。あの人はウルトラランナーなのよ」
「え!そうなの!?キャー!! 一緒に走ってくださ~い♪ 写真もお願いしま~す♬」
「ふっ、しょうがねぇなぁ」
なんていう展開は一切ねぇじゃねーか!!(バカヤロウ)
でさ、ウルトラランナーになっても全然
「よっ!ウルトラランナー!」
なんて呼ばれない訳だけど、サロマって「称号フリーク」を唸らせる、一層特別な「称号」が用意されてるんですよ。
「10回完走したら”サロマンブルー”で、ゼッケンがブルーになるんだよ。あの人はサロマンブルーだって皆に言われるよ」
「!!なにその優越感に浸れそうなやつ(笑)」
「20回完走したら”グランブルー”で、ゼッケンが黄金になるんだよ。そしたらもうスタート地点から皆の尊敬の眼差しが凄いんだよ」
「( ゚ェ゚)・;’.、ゴフッ マジすか! 」
いや、待てよ。
(ウルトラランナーでは女の子にキャーキャー言われないけど、サロマンブルーなら…)
と10年頑張り、サロマンブルーでも何も言われず
(グランブルーになれば、ゴールドのゼッケンを身にまとえば、視線は俺のモノかも…)
と20年頑張り…という恐ろしいシステムにしか見えねぇぞw
そのほかにも、北海道では
利尻島一周悠遊覧人Gを10回完走→利尻の風人(かざびと)
本州では
野辺山ウルトラマラソン10回完走→デカフォレスト
野辺山ウルトラマラソン20回完走で→ユプシロン
という称号が与えられる「称号」システムがあります。
全国の市民ランナーの皆さま、やっぱり「称号」大好きなんだね(笑)