マラニックって楽しいのか?
「そりゃ楽しいに決まってるでしょ」
そう答える人も多いと思う。
だって、ゼィハァ速く走ることもないし、ラン仲間とお話しながら走れるし、途中でスイーツを楽しめるような休憩ポイントだってある。休み休み気楽にお話しながら進んで、気付いたら20kmや30km走れちゃうんだ。
そんな「マラニック」だけど、気を付けないとえらい目に合うんだぜ。
目次
まず誰が主役なのかを把握だ
今日、オレはマラニックをした。
朝、札幌駅にほど近い「桑園駅」という場所で仲間達と待ち合わせをして、まずは小樽にほど近い「朝里駅」という場所へ行くために50分ほど電車に乗った。
集まった仲間は男性5人・女性5人、計10人。
電車内。ある男性に女性が群がる。それは毎日2リットルビールを飲む男、2リットルK氏だ。
この男の酷い話wは少し前に記事にしているので、見ていない方、時間があれば見てほしい。
今日はその2リットルK氏が企画して仲間を集めたマラニックだ。
謙虚で笑顔が素敵、お話も上手な2リットルK氏は常に周りに女性がいる。
ここで
「なんで男1・女5で1グループ、男4で1グループに分かれて話しなきゃなんねーんだ」
などとスネてはいけない。
今日の主役は、取り巻きの「Kガール」を集めた2リットルK氏なんだ。
いかにあっちのグループに入るかが課題だということ。
ただ急に入っていくのはダメだ。まずは時を待とう。
性急な動きは「空気読めや」という事になりかねない。
マラニックスタート
マラニックがスタートする。2リットルK氏は先頭だ。2列になって走り出す。
女性陣も前の方に集まるが、1人2人こぼれてくるところを狙う男性陣が話かける。
余ったメンズはメンズ同士でお話ランだ。
この時間を長引かせてはいけない。
「この前、ブログでフリマウォッチとかKeepaとか紹介してたっすよね!あれ、安いのを買ってヤフオクとかに出せば差益出るっすよね!詳しくお話ししてくんないっすか!?」
なんて、金儲けの話などでメンズに捕まったら、2時間3時間すぐに経過してマラニックはすぐに終わるだろう。非常にマズイ状況になる。
何とか隊列の前に移動して、主役グループに入らないといけない。
オレはようやく1人の女性とお話を開始することができた。
しかし、すぐに危険なポイントにさしかかる。峠だ。
坂道はお話しないことも大事だ
小樽から札幌までの道のりには「張碓峠」という場所がある。「峠」なので、言うまでもなく登りだ。女性と話はじめたのは良いが、登りが始まった。
ここでは細心の注意を払わなくてはいけない。
考えてみてほしい。
登りは同じようなペースで走っていても苦しくなるでしょ。
特に女性にとって、男性と一緒のマラニックは「自分にとって少し速いペース」が多い。
そんなペースで登りに入ったらどうだろう。
話なんかしたくなくなると思う。だって苦しくなるんだから。
そういう時に何も考えずにメンズがベラベラ話しかけたらどうだろう。
「ウゼぇ」
そう思われても仕方ない。
苦しい時に話しかけられると、そっけない返事、もしかしたら怒気をはらむ返答があるかもしれない。そんな時は
「ウゼぇ」
と思われてるだろう。
「ちょっと坂がキツいですよね。頑張って登りましょう!」
と、あえて話をやめたらどうだろう。
「お気遣いできる人だなぁ」
ってなるかもしれない。
でも注意してないと、得てして相手の状態に敏感に気付けないものだ。
オレは今日、お構いなくベラベラ話しかけていた。
「ウゼぇ」
そう思われていたに違いない。
みんなにはオレのようになってほしくない(笑)
ゴール後
ゴール後は温泉、宴会が通常の流れだ。
ここで宴会での席について布石を打っておく必要がある。
宴会では主役の2リットルK氏の近くに陣取らないと、場の話題の中心にいられない可能性があるからだ。
温泉では積極的に2リットルK氏に話しかける。その流れで宴会で最善席を取るK氏の隣を確保する。
今日は無事に主役の臨席を確保、宴会を過ごしやすい状況にできた(笑)
まとめ
「おまえ、そんなことを逐一考えてマラニックやってんのか?疲れね?」
と思うかもしれない。
「はい。疲れます(笑)」