目次
ランナーのパフォーマンスタイプと、スピード持久力判定
【記事の内容は、以下の動画でも見る事が出来ます!】
スタミナレベルの判定と言えば、以前ハーフマラソンのタイムとフルマラソンのタイムを比較して、私が勝手にランク付けした記事を作りました。
覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
【ハーフのタイムに対するフルのタイム、勝手なランク付け】
フル=ハーフ×2倍+0分~5分 超持久力タイプ(スタミナ:S)
フル=ハーフ×2倍+5分~10分 持久力完璧(スタミナ:A)
フル=ハーフ×2倍+10分~20分 もう少しでAクラス!(スタミナ:B)
フル=ハーフ×2倍+20分超 ロング走頑張ろう(スタミナ:C)
記事には様々な一流選手のスタミナレベルを表で示しましたが、多くの一流選手はスタミナSランクだから「やっぱスゲーなー」というところでした。
で、先日メニュー依頼をしてくださった方で、こんなベスト記録をお持ちの方がいらっしゃいました。
5km:20分台後半 VDOT47
10km:43分台前半 VDOT47
ハーフ:1時間37分 VDOT47
フル:3時間27分(4’54/km) VDOT45
少しフルのVDOTが低いものの、割と安定した感じで良さげですよね♪
しかもベストタイムのフルマラソンは、ほぼイーブンで走りきれているんです。
「スタミナがない!」という訳ではないように感じられます。
(ハーフのタイム×2)+10分の公式に当てはめると、
1時間37分×2=3時間14分、+10分して3時間24分
3時間24分が「持久力完璧(スタミナ:A)」なので、現在のベスト(3時間27分)は、ほぼ持久力は完璧のように感じられます。
しかしながらこの方、日常練習では閾値走20分を4分10秒/kmペース(VDOT51レベル)で何度も実施されていました。
心拍数も高すぎることはなく。
閾値走と5kmのベストが、あまり変わらないという^^;
世の中には色々なランナーがいます。
5kmのベストラップをフルマラソンや100kmまで持続出来るような、謎の持久力を持つランナーさえいるんです^^;
そして先程の方、閾値走で走っているスピード(VDOT51)をフルマラソンに存分に活かして走れれば
VDOT51のフルマラソン=3時間7分39秒(4’27/km)
現在のベストタイム(3時間27分)より、ずっと速いタイムを狙える。
ランナーのタイプは「スピードタイプ」とか「スタミナタイプ」というだけではなく、練習とレースで異なるパフォーマンスになる「ランナーのパフォーマンスタイプ」というのも、様々あります。
例えば
1.種々の好条件が重なったレースでモチベーションが高まり、普段練習では出せないような力を発揮して”一発”があるランナー
2.常に普段通りの走力を発揮出来る、安定感抜群のランナー
3.普段の練習強度に比べると、どうも物足りないペースでしか走れないランナー
マラソンには「奇跡がない」とか「実力以上のものを発揮出来ない」と言いますが、実は高い実力を秘めていても中々それを発揮出来ず、数多くの条件が合致した時だけ実力を余すことなく発揮出来て、ワンチャンとんでもない記録を叩き出す人は、確かにいます^^;
周囲をあっと驚かせるタイムを出す事があるので、見ている方もワクワクするかもですね。
撃沈も多いですがw
私はどちらかと言うと、練習で出来ない事はレースでも出来ない”2″のタイプ。
レース前は愚直にMペースのロングを繰り返したりして、決してそれ以上のペースでは本番でも走れないし、それ以下のペースでレース序盤を巡航する事もない、お役所的なレースw(役所勤めの方をディスしている訳ではございません^^;)
最も面白くないタイプかもしれません(笑)
今回ご紹介した方はもしかしたら”3″、普段の練習強度に比べてレースを安全・確実に運びたいタイプかもしれません。
そういうランナーの方は自分で「スタミナは完璧だ」と思いがちですが、本来はもっと速いペースで巡航出来て、高いレベルのタイムに挑戦出来る可能性が高い。
でも速いペースで走ると、大撃沈してしまうのが怖いし、実際撃沈しちゃう^^;
また勝手にランク付けしちゃいました(笑)
【VDOTとレースペースの比較で見る、スピード持久力レベル】
スピード持久力D:速く走っても遅く走っても、30km地点では結局疲れちゃう
スピード持久力C:基準のVDOT・Mペースより20秒/km以上遅く走れば 、何とかイーブンに近いラップで走れる
スピード持久力B:基準のVDOT・Mペースより10秒/km以上遅く走れば 、何とかイーブンに近いラップで走れる
スピード持久力A:基準のVDOT・Mペースより5秒/km遅く走れば、何とかイーブンに近いラップで走れる
スピード持久力S:基準のVDOT・Mペースと同等のスピードで、鉄壁のイーブンペースをゴールまで刻める
各距離の自分のベストタイムから導かれるVDOTの中でも、最も高いVDOTのMペース、あるいは練習で走っている20分閾値走のレベルを基準にしたMペースから、何秒落ち/kmでフルマラソンを巡航しているか。
さきほどの方で言えば
VDOT51のMペース=4分27秒/km
現在のフルPBのレースペース=4分54秒/km
その差は、27秒/km。スタミナC。
一見するとスタミナバッチリに見えても、速いペースで押していく事が出来ないという
スピード持久力に少し難がある
という状態になります。
「ハーフのタイムに対するフルのタイム、勝手なランク付け」のSランクも相当なレベルで一流選手の領域に近いものがありましたが、自分の最も高いVDOTに即したマラソンペースで最後まで同じペースを刻めるかどうかのSレベルも、かなりの難易度。
私はスタミナAのレベルを、いつもうろついています^^; Sとか、マジ無理w
今はハーフのタイム(1時間18分06秒)が最もVDOTが高くて、VDOT60。
VDOT60のMペースは3分52秒/km。
+5秒/kmの3分57秒/kmでイーブンペースを刻めれば、2時間46分台。
北九州では3’55/km~3’57/kmほどで、ゴールまでイーブンペースを刻んでいける事を目標にしたいところです(^^)
あなたのスピード持久力レベルは、どこにある!
そのレベルによっては、これからの練習を「スピード持久力養成」に力を入れていくのも良いですねー(^^)
2021/12/3~5 練習日誌 変化走21km
週末練習のまとめ記事。
とはいえ、金曜日~日曜日の3日間で走ったのは土曜日だけなんだけどね^^;
12月3日(金)ランオフ
12月4日(土)変化走21km 1時間22分39秒(3’56/km)
12月5日(日)ランオフ
12月4日(土)変化走21km 1時間22分39秒(3’56/km)
コロナ感染者が落ち着いているおかげで、札幌の屋内ランニング施設(つどーむ)が開放される事になりました。
という事で、仲間数名と屋内ランニング施設で30kmの変化走をやる事に。
設定は2kmを3分50秒/kmで、1kmをレストで4分10秒/km。
札幌さよならマラソンの前週、屋外で同じ設定の変化走を8セット24km実施していたので
今回は10セット30kmいけるだろうなと思い、意気揚々と練習へ。
10時集合でしたが、少し遅刻。
時間が無かったので、アップジョグだけしてスタート。
太字は疾走区間、細字はレスト。
(ラップ表記は簡易的で申し訳ありません^^;「351」=3分51秒/kmです)
351-350-409-352-347-410-351-350-407
352-351-409-350-349-410-350-348-407
350-348-408
21km 1時間22分39秒(3’56/km)
まさかの7セット、21kmでリタイア(TдT)
どこからか覚えてないんだけど、内臓がおかしくなってきた。
とっても胃が、痛くて痛くて…無理せず21kmでやめました。
前回、変化走24kmやった時も屋外ランで気温が低かったせいか、内臓おかしくなった。
そして今回も屋内施設とはいえ、寒いのにTシャツ1枚とアームカバーだけでラン。
いや、今までは大丈夫だったんですよ。
真冬でも、そんな格好で普通に寒い屋外や屋内施設でロング走してたの^^;
でも年齢が上がってきた事もあるのかな。
走り終わった後も身体を丸くして胃の痛みを堪えないといけないくらい、しばらく胃が痛かったorz
身体の中から温めようと、ホットココアを2杯も飲んでしまった^^;
それでもイマイチダメで、温泉にゆっくり浸かって温まったら随分良くなった。
その後、ご飯を食べたら完全回復。
冷えた事をSNSに書いたら
「私はウェットスーツの素材で作られている腹巻きを使っていますよー」
って教えてくれた方がいて、早速ググったよ。
あった(^^) 評価も良さげね。すぐポチった★
どんな感じかなー。使ったら感想をブログで報告しますねー。