サブ3を目指すランナーが選ぶべき練習用・レース用シューズについて考える。

フルマラソンでサブ3を目指すようなランナーであれば、多くの経験を積んできている方も多い事と思います。

今さら私などから陳腐なアドバイスを申し上げるのは恐縮してしまうほど、努力と研究を重ねてきているでしょう。

それでも、ことシューズに関しては、自分にとって「コレだ!」というシューズに出会っていない方は意外といらっしゃるのではないかと思います。

練習で使うシューズを考える時、ジョグとポイント練習で異なるのですが、いずれも

「履いていて違和感や痛みがなく走りやすい」

「怪我をしないためのクッション性と、脚を鍛えるために適度なソールの薄さ」

「ポイント練習ではスピードの出しやすさ」

「耐用距離が長く値段が安い」

「見た目や色が格好良い」

などが考えられるでしょうか。

フルマラソンのレースで使うシューズを考える時に重要なポイントとしては、練習シューズとも被る部分はありますが、

「履いていて違和感や痛みがなく走りやすい」

「スピードが出しやすくクッション性も適度にあってフルの終盤でも脚が残る」

「見た目や色が格好良い」

などが考えられますよね。

でもどうにか、ギリギリでも良いからサブ3をしたい!という方が選択するレースシューズは、ナイキのヴェイパーフライ4%のように耐用距離160kmで価格が3万円近くでも使いたい方は大勢いるでしょう。

実際速く走れますし^^;(自分比)

ヴェイパーフライ4%フライニットがきた! 来たよ、ついに来た。 何度もヴェイパーフライ4%の争奪戦で苦渋をなめ、かといってヤフオクで...

私のレースシューズ観は「サブ3を目指すランナーが選ぶべきレースシューズについて考える。」の記事ですでに記載している通りですが、

1.何より自分が履きやすく、走りやすいと思えるシューズ

2.レース中に自分の弱点を補ってくれると考えられるシューズ

この2点に尽きると思っています。

加えて、多くのランナーが

「自分の走力は分かっているけど…分かってはいるけど、1秒/kmでも速く走れて終盤もヘタれないシューズはないか」

と思いながら色々調べたり、様々なシューズを購入しては試しているのではないでしょうか。

「このシューズは凄く速く走れるし、身体へのダメージは少ないです!良いシューズです!」

なんて紹介されると、誰だって色めきだって試したくなりますよね(;´▽`

人それぞれ合うシューズは異なるのですが、サブ3達成のために大事な点を交えながら、練習用シューズ・レース用シューズについて考えていきます。



サブ3を目指すための練習用シューズ

サブ3を目指すような練習は走行距離も多く練習の質も高いため、日々故障と隣合わせ。

レースシューズのようなソールの薄いシューズで毎日アスファルト上で練習していたら、故障するために走っているようなものですよね。

多くの方はレースシューズと練習用シューズを分けて考えていると思いますし、ジョグシューズとポイント練習のシューズも違うシューズを使っている方が多いと思います。

もし、レースシューズと練習用シューズが同じ、あるいはジョグシューズとポイント練習のシューズが同じという方は、是非違うシューズで練習する事をオススメします。

ジョグ用シューズ

「練習用シューズとレース用シューズは分けよう!」

なんて言っておきながら、私は走り始めた当初、練習用シューズとレース用のシューズを分けていませんでした^^;

単純に

「そんな事は知らなかった」

というのが大きいのですが、ジョグ用で使っていた「ミズノ ウエーブライダー」が使いやすくて、レースでも履いていました。

で、サブ3した現在のジョグシューズはというと…

ミズノ ウエーブライダー 」(笑)

 ランナーそれぞれ走りやすいシューズがあると思いますので、基本的には日々使って気持ちの良いシューズを履けば良いと思います。

しかしながら、アスファルトの上でジョグをする事が多いランナーは特に、ジョグは最も多く取り組んで距離を踏む日常の練習であり、かつポイント練習間のつなぎとなる「あまり頑張らない日」でもあります。

つなぎの日のダメージは最小限が良い。

怪我をする時って、当然キツいポイント練習の途中で「やってしまう」事も多いのですが、意外とその翌日のジョグ中に

「あれ?…なんか痛くなってきたかも」

という事もあります。

ジョグの練習効果を侮ってはいけないのと同時に、ジョグの身体への負荷も侮ってはいけません。

溢れんばかりの疲労とダメージが脚にたまっている状態で何とか堪えていた状態だったのに、ジョグシューズに心を配っていなかったばかりに

ジョグでトドメを刺される事もあります。

出来れば各シューズメーカーが出しているシューズチャートで言えば「サブ4」以降のクッション性重視のシューズが良いと思います。

ポイント練習用シューズ

ポイント練習はスピードを出して走るため、レースシューズと同等の、ソールの薄いシューズを履いているランナーも多いのではないでしょうか。

走りやすくてタイムも出るので気持ちが良いですよね。

特にポイント練習は脚や身体を鍛えるという目的もあるので、怪我に留意しながらスピードの出るシューズを使っていけば良いと思います。

怪我をしているランナーや怪我明けの方を除いて、マラソンを速く走るための練習日であるポイント練習の日に過度に身体を保護するのは、少し練習としての方向性が異なってきてしまいます。

私は2018年の2月頃から、ジョグはエピックリアクト・ポイント練習はズームフライ、いずれも厚底で走っていました。

厚底以外は履かなかったという期間が半年ほどになって、久しぶりに厚底シューズではなく、以前履いていたジャパンブースト3に戻してみたんですね。

何故なら「厚底は筋力を低下させる」っていう噂を聞いたからです。

練習日誌 つくばに向けて1ヶ月ぶりに本格的なスピード練習再開、チームの練習会に参加。メニューは 2000m+1000m 2000mと...

半年振りに元々使っていたシューズで練習したところ…

身体へのダメージ半端ねぇ(;´Д`)

ズームフライを脱いで実施したポイント練習後の身体の状態ヤバし。 ポイント練習の記事はこちら 夕方ジョグをしに自宅...

着地衝撃に身体も脚も耐えられないほどに弱ってる感覚。

個人的な感想ではありますが、本当に筋力が弱まってしまったと感じました。

弱ってしまった身体を戻すのに1ヶ月ちょいかかりました。

3連休から今日までに 6日(土)20km 1'23'22(4'10/km) 屋内施設 7日(日)30km 2'24'11...

普段のジョグやレースは厚底で恩恵を受けつつ、鍛える時はしっかり鍛えた方が良いと、身を持って知りました^^;




大迫傑選手のシューズの履き分け

出典:ベースボールマガジン社

大迫選手「練習メニューによって、ウエイトは「ナイキフリー」、ジョギングは「ナイキ エア ズーム ペガサス 35」、スピードを求めて長い距離を走るときは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」などと履き分けています

~中略~

うまく履き分けることで、故障のリスクを減らしつつ、強度の高い練習を継続してできると思います。」

ベースボールマガジン社web

私はアホなので、とにかく厚底だけで練習してえらい目に合いましたが(笑)、大迫選手は「シューズの履き分けは常」と言っています。

スピードを出す練習では「ストリーク」も使っているとの事。

やはり「何を目的にするか」での履き分けは大事なんですね。

サブ3を目指すためのレース用シューズ

本番で実力を全て発揮出来るレースシューズの選択は、常に悩むところ。

「今までのシューズより少しでも速く走れる、良いシューズがあるのではないか」

と、私も考えずにはいられません(笑)

それが「サブ3達成」のような高い目標を掲げるランナーであれば、その思いは一層強いでしょう。

実際にサブ3を狙うレースでは、ラスト2.195kmで秒単位に凌ぎを削るレースも多いというのは、経験した方であれば納得して頂けるのではないでしょうか。

そういう場面では、いくら根性を出しても脚が残っていない・身体がボロボロで言うことを聞いてくれない・スピードが出ない、そんな状況にもなっているはずで、わずか数秒サブ3に届かなかったというランナーの無念さは、筆舌に尽くしがたいものです。

で、そんな状況になってしまったのは何故か。

「道中の巡航ペースが1秒/kmずつでも速ければ…」

「どうしても35km以降に身体が動かなくなってしまった」

そんな理由であればシューズの選択で、わずかな秒差を埋める事が出来るかもしれません。

とはいえ、巡航ペースを速めたければ軽くてソールが薄いシューズ・終盤のペースダウンを抑えたければクッション性の高いシューズ、と単純にはいかないのが難しいところ。

なぜなら巡航ペースのわずかなスピードアップを求めて、軽くてソールの薄いシューズを履いたがために、今度はダメージが蓄積されて終盤大きくペースダウンするかもしれないからです。

逆に終盤のペースダウンを恐れるあまり、クッション性の高いシューズを履いたがために、巡航ペースが遅くなってしまって、サブ3達成するためのペースをわずかに刻めないかもしれないからです。

「速く巡航出来て、なおかつ終盤もダメージを受けにくいシューズはないのか!」

という事で開発されたのが、ご存知!

ナイキの厚底シューズ

ヴェイパーフライ4%やズームフライなどの厚底シューズは、フルマラソンのレースで使う市民ランナーが非常に多くなりました。

箱根駅伝では、以前はアシックスやミズノが大きくシェアを獲得していたものの、徐々にナイキに追いつかれ、追い抜かれ、現在ではナイキを使うランナーが非常に多い状況です。

出典:Alpen Group Magazine

スピードタイプのランナー向け

個人的な意見に過ぎませんが、サブ3を狙うランナー、スピードタイプ・スタミナタイプに関わらずオススメしたいシューズ、ズバリ言います。

軽くてスピードが出て、終盤もヘタれにくい夢のアイテム。

足や走り方に合い、品薄の商品であるコレを運良く手に入れられればですが…

やっぱりヴェイパーフライ4%フライニット。どこにも定価で売ってないですけど^^;

履いた感触は、さながら「ドクター中松のジャンピングシューズ」(笑)

バネ付きなので(笑)いつもと同じ感覚で走っていても5秒~7秒/kmは速く巡航出来て、しかも厚底の恩恵で終盤のダメージが少ないので非常に粘れます。本当に凄いシューズです。

以下はヴェイパーフライ4%フライニットで走った、2018年つくばマラソンのレポです。ほぼイーブンでフルマラソンを走れています。

つくばマラソン、4年連続4回目。今年もPBに挑戦してきました! つくばマラソンのレースレポ、前半です。 今年...

ただ、手に入らなければどうしようもないので、現実的にはこちらになるでしょう。

履いた瞬間に

「ヴェイパーフライ4%フライニットみたいにビョンビョン跳ねる!」

って思った「ズームフライ フライニット」。

ヴェイパーフライ4%フライニットと同じ「カーボンファイバープレート」が導入されています。

でもですね…ヴェイパーフライ4%フライニットより重いんです。26cmで230gほど。

ヴェイパーフライは200g弱。結構重さの違いを感じます。

わずかにスピードが落ちても終盤に粘れる事を第一に考える「スピードランナー」向けです。

ナイキ以外にも、アシックス派やアディダス派、ミズノ派、ニューバランス派など、自分の好みのメーカーはあると思いますが、

スピードタイプのランナーは、各シューズメーカが提示するレベル別のシューズチャートに掲載された中で、ひとつレベルを落とす(つまりソールが厚くなる)と、終盤に大きくペースダウンする事なく、望む結果が得られやすいです。

私はスピードタイプで終盤に弱かったため、3時間15分を目指していた頃から2時間55分を切ったレースまで、メーカーのシューズチャートではサブ4レベルとなっている「ジャパンブースト」をレースシューズとして使っていました。

スタミナタイプのランナー向け

スタミナタイプのランナーにとって、終盤粘る事が出来るのは当然なのかもしれません。

それよりも道中の巡航ペースを1秒/kmでも速くしたい。

薄いソールがゆえに終盤受ける強いダメージは、甘んじて耐える。何があっても耐える。

そんなスタミナタイプのサブ3ランナー、私の周りにもいます。アディダスの匠戦を使ってます。

いや、使ってました。(過去形)

最近、そのスタミナタイプのランナーがヴェイパーフライ4%フライニットを手に入れて走ってました。フルマラソンは私と同じ位タイムを持つ彼ですが、

「3’50/kmで楽に巡航出来るよ~!息が楽で凄いよ何これ~!」

と、歓喜してました^^; 今度フルのレースに出られたら、完敗の予感しかしませんww

それはさておき、スタミナタイプのランナーがギリギリサブ3を狙う場合、道中数秒/kmを絞り出す必要があるでしょう。

各メーカーのシューズチャート通り、サブ3レベルのシューズを選択してスピードを得る。

それと引き換えに、終盤は耐え難きを耐えて粘る。ひたすら粘ってゴールまでもたせる。

アシックス ターサージールターサージャパンスカイセンサージャパン
ナイキ ズームストリークエアズームスピードレーサー

アディダス ADIZERO TAKUMI SEN(匠戦)ADIZERO SUB2

ミズノ ウェーブエンペラーウェーブエンペラージャパン



まとめ

まとめると、今回の記事は「ヴェイパーフライ4%」の灯籠記事になってしまいました(バカヤロウ笑)。

とはいえ、私でさえ何度もジャパンブーストでサブ3してますし、他の方も様々なシューズでサブ3しています。

それは例えばアシックスのGT2000や、ナイキのエピックリアクト、ウェーブライダーでサブ3や、さらに高いレベルの走りをしているランナーだっているわけです。

GT2000を練習で愛用しているという川内優輝選手がGT2000でフルマラソンを走ったら、素晴らしいタイムで駆け抜けることでしょう。

サブ3達成出来るかどうかギリギリのところにいると、どうしても道具に頼る気持ちが強くなってしまいます。

シューズであとひと押し!の気持ちは持ちつつ、やはり日々の練習でもうちょっとだけ走力を伸ばして、楽にとは決して言えませんが、わずかだけ余裕を持ちながらサブ3の歓喜のゴールを迎えたいものですね。

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