マラソンでミトコンドリア?

【解説動画】一体マラソンに何の関係が!?ミトコンドリア まさか超大事とは

ブログの内容は、以下の動画でも解説しています!

ミトコンドリアって何だ?

聞いたことあります? マラソンでミトコンドリアが重要だって。

大体、普通に生活していて「ミトコンドリア」って言葉すら使わないし、意識しないでしょ!って私は思ってました^^;

でもですね、意外と「健康マニア」の間では有名で、身体を若返らせる「アンチエイジング」として「ミトコンドリア健康法」などもあるくらい。

「あらゆる病気は細胞内のエネルギー工場である、ミトコンドリアの量が足りていないことが原因」

と言い切る専門家もいるほどで、ミトコンドリアが生み出すエネルギー不足により「認知症の原因の一つ」になるという研究もあります。

健康系の話はさておき、一言で「ミトコンドリア」を表現すると、

酸素を利用してエネルギーを作る工場

という事になります。

マラソンで必要な知識としては、ミトコンドリア、つまりエネルギー生産工場が多いと

・エネルギーを作る能力が上がるので、LT値(閾値)が上がる。(速く長く走れる)

・レース中に脂肪の利用がしやすくなり、糖を温存出来る

・美女ガー、イケメンランナーになれる笑(代謝アップ・老化防止)

という効果が期待できます。

という事で、速くなるには「ミトコンドリア」が多い方が良い。

どんどん増やしたいですね~。

どうやったら増えていくのでしょう。

ミトコンドリアを増やすには

1,筋肉を使う

おい!と思うかもしれませんが(笑)

普通にジョギングしていてもミトコンドリアは増えます。

ジョギングを始めて1kmでバテていた頃。

諦めずにジョグを続けていると、5km・10kmと走れるようになってくる。

「お!スタミナが付いてきた!!」

と喜びます。

その現象、最初はエネルギーを生み出すのに必要な「酸素」を吸う量に比べてミトコンドリアが少ないので酸素が無駄になり、エネルギーをたくさん作れなくてゼィハァしていたのです。

徐々に長い距離をバテずに走れるようになったのは、ミトコンドリアが増えて多くのエネルギーを作れるようになったから、というのも一因です。

ただし、ジョギングなどの軽い運動で増える「ミトコンドリア」は「遅筋※」のミトコンドリアです。

※骨格筋には「遅筋」と「速筋」があるのですが、「遅筋」が多めの人は持久系スポーツ、「速筋」が多い人は瞬発系のスポーツに向いている傾向があります。

「遅筋のミトコンドリア」は元々「速筋のミトコンドリア」より多いと言われます。

ある程度まで遅筋のミトコンドリアが増えたら、速筋のミトコンドリアを増やした方が効果的。

速筋のミトコンドリアを増やすには、閾値を超える強度の練習が必要になります。

結局行き着くところは、閾値を超えるインターバル的「高強度トレーニング」という(笑)

とはいえ

「30秒ダッシュ、しばらくの間はジョグ、また30秒ダッシュ」

みたいな練習でも充分効果的ですよ。

2,わざと空腹状態に身体をさらす

ミトコンドリアを効率的に増やすには、身体を空腹状態にさらす事が大切であると分かっています。

カロリー制限をして空腹状態になると、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が増えます。このサーチュイン遺伝子は7種類見つかっていますが、これ以上は話が難しくなるので省略。

簡単にいきます。大事なのは

長寿遺伝子が増えると、老化の原因といわれる活性酸素の発生を抑制したり、ミトコンドリアを増やしたりします。

断食で身体の調子が良くなるのは「サーチュイン遺伝子」の活性化、ミトコンドリアの増加などが原因であると考えられています。

マラソンの話で言えば

「朝ごはん前の空腹状態で走る」

「普段からカロリーを摂取し過ぎないようにして、空腹の時間を少し増やす」

「プチ断食」

プチ断食は、週に1~2日だけ朝は果物ジュースやヨーグルト、昼はソバ、夜は食べないか軽めなどにするような感じです。

私も夏季の週末は早朝起床して麦茶1杯だけ飲んで出発、朝ご飯の前に30kmジョグをよくしています。

これは空腹状態で走る事による「ミトコンドリアの増加」を意識しています。他にも低グリコーゲン状態でのランや脂肪燃焼効果なども合わせて総合的なスタミナ向上を考えています。

【解説動画】30kmの壁 突破!効果的な30km走のやり方【前編】意外なペース 頻度はどれくらい? ブログの内容は、以下の動画でも解説...

ちなみに早朝ロング走は「ハンガーノック※」が怖いので、ジェルや補給食などは持参しており、ヤバくなったらすぐに補給して「空腹枯渇ラン」は中断しています^^;

※ハンガーノックとは

登山、サイクリングなど長時間の運動の途中で急に筋力が抜け、動けなくなる現象。肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンが消費し尽くされて起こるという。ぶどう糖など甘いものをとるとなおる。

デジタル大辞泉

まとめ

フルマラソンを速く走るためには様々な要因が複雑に絡み合っているのですが、その要因を1つ1つ意識しながら普段の練習や日常を過ごしていくのは大事なこと。

今回ご紹介した「ミトコンドリア」も頭の片隅に入れつつ、日々の練習に少しだけ速く走る時間を組み込んでみたり、空腹早朝ランをする、などを取り入れてみてください。

きっと目標達成までの時間を短くしてくれますよ!

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ありがたい事に大…

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