撃沈!2015年静岡マラソンレースレポ

2015年3月の静岡マラソン、3時間15分切りを狙ってレースに臨みましたが、撃沈してしまいました。

3時間15分切りは4’30/kmほどの巡航ペースで充分なのに、序盤の下りで適切なペースを掴めなくなり、速いペースのまま突っ込む形となっての沈没です。

反面教師として、みなさまがフルの序盤で突っ込まないようにして頂く参考になれば幸いです。

静岡マラソンに向けての練習と準備

2014年10月の大阪マラソンで3時間20分を切ってから半年弱。

札幌は冬の間、積雪で外でのポイント練習が出来ないですが、屋内施設で練習をつないで3月を迎えました。

大阪前は閾値走4’05/kmだったのが、静岡前までに3’57/km~4’00/kmで出来るようになり、インターバルも3’50/kmから3’40km~3’45/kmで出来るようになっていました。

レース1ヶ月前には、30kmTTを実施して2時間7分34秒(4’15/km)で走れていたこともあり「4’30/kmでの巡航なら余裕だべ」と、慢心の気持ちがあったことは否めません。

3時間20分切り達成直前3ヶ月間の練習内容 2014年10月26日に開催された大阪マラソンで初めて3時間20分切りを達成しました。 ...

ウェア・持ち物・作戦

ウェア

1,アディダスの赤い袖ありTシャツ

2,アシックスマルチポケットパンツ

3,タビオ レーシングラン5本指ソックス

4, アディダスのグローブ+ビニール手袋(雨対策)

4,ウェーブライダー

5,100均カッパ

持ち物

1,アミノバイタル パーフェクトエネルギー 130g×2個

2,honeyplus ここでジョミ×1本

3,ショッツ カプチーノ×1本

作戦

このレースの作戦。やっぱり油断があったんでしょう。

「楽に感じるペースで何となく巡航すれば大丈夫かな」

こんな感じでしたから。

2015年の静岡マラソンはフル7回目。変な「慣れ」が出てきてしまっていたんでしょう。

今まで作成していたラップ表なども作成せず、成り行きで走る事にしていました。

レース前日からスタートまで

レース前日の2月28日、新千歳空港から羽田空港に移動。その後、電車で横浜市の実家へ。一泊させてもらうことに。

翌日、レース当日の朝は2時半起床。朝ご飯やレース準備を3時半までに終わらせて4時前に車で出発。6時位にスタート会場近くの静岡駅のお隣駅、草薙駅の駅前駐車場に到着して車を停めました。電車で静岡駅まで移動。電車は日曜朝6時30分にも関わらずランナーで満員(^^;

静岡駅に到着、スタート会場である駿府城公園に徒歩で15分程歩いて移動。着替えのテントに入って着替えやその他準備。応援してくださる仲間とのSNSでのやりとりもこのタイミングが最後。

荷物を預けてスタート地点・Bブロックへ。



静岡マラソン 完走記

スタート時の気温は8度と表示されていました。雨は小雨。スタート時は悪くない感じのコンディションでした。

ほどなくしてスタート。ロスは31秒。

スタート~5km

22:22(0:31 4:34,4:26,4:14,4:16,4:21)

最初は多少混雑していましたがそれ程激しい混雑でも無く、割と順調にスタート。

スタートして2kmは少し上り、続く3kmは下りとのことだったので、2kmまでは意識的にゆっくり巡航、3kmからは下りに任せて自然とペースアップ。

とにかく苦しくなく、楽にいけるペースで。

5km~10km

22:13 (4:25,4:31,4:25,4:26,4:26)

この5km区間は上り基調ということだったので、少し脚を温存して休むような感じでゆっくりと走っていました。決して無理をしないように気を付けながら。

身体が温まってきたので、10km地点で100円カッパを脱いでゴミ箱に捨てました。

10km~15km

22:24 (4:33,4:26,4:24,4:29,4:32)

上りは11kmでいったん終わってその後少し下りへ。ここまで意外と小刻みにアップダウンが多い。でもまだまだ大丈夫。呼吸も体も辛くない。

雨ということもあってか沿道の人が非常に少なく閑散とした感じで、ハイタッチをしてくれるような人もほぼいない。大阪マラソンで大声援を受けた次のレースだけに、応援が少ないのはことさら寂しい。

15km-20km

22:32 (4:35,4:30,4:24,4:31,4:32)

18km地点あたりでキツくなってきてしまった。この時点で「あ~、今日のレースはほぼ終了かも」と感じる。こんな序盤でキツくなるなんて。

序盤は下りだったとはいえ、4分10秒台/kmなどが出る区間もあったりして、オーバーペースだったのかもしれない。楽に巡航していたつもりだったけど…

その時、ナイスペースで走るランナーが私を抜いていったので、どうにか付いていこうと追うことに。おかげでガクッと落ちかけたペースを何とか維持して進めました。

20km-25km

22:01 (4:22,4:26,4:23,4:21,4:29)

身体の状態的に30kmまでペースを落とさずに行けるのか分かりませんでしたが、時計を見る余裕も無く、とにかく先程から追っているナイスペースのランナーを追うことだけに集中。

集中が途切れたらあっという間に耐えられなくなってしまう、という危機感しかありませんでした。

ただそれも25kmまで。もう限界でした。ここで今日の勝負は完全に終局を迎えました。

ハーフの通過タイム 1時間33分24秒…イーブンだと3時間7分ペース。やっぱりオーバーペースでした。

25km-30km

23:31 (4:35,4:36,4:42,4:46,4:48)

今まで毎週30km走やってきたのに、30kmまでペースを維持出来ないなんて…レース中にショックと落胆で悲しい気持ちになっていましたが、今は何とかペースダウンを最小限に留めることだけに集中。

海岸線で向かい風が凄いし、すでに抜かれる一方のレースだけど、諦めたら終わりだ。何とか粘って、ゴールまでに歩いてしまったり、リタイアしないように頑張らないと。

30km地点の通過タイム 2時間14分03秒

30km-35km

25:53 (4:59,5:02,5:06,5:12,5:34)

キロ5分。この前後でペースの下落に歯止めをかけたかったのですが、無理でした。ペースは落ちる一方。

国際基準である3時間15分を狙っているであろう女子ランナーにもたくさん抜かれる風景を目にしました。不甲斐ない。

後半本降りになってしまった雨により体も冷える。走っているのに寒い。そして空腹感。撃沈するとジェルすら口にしたくなるのでお腹が減っていました。朝3時に朝食を食べて、それ以降ほぼ何も食べていなかったのもダメだったのでしょう。フラフラになりながらどうにか距離を潰す。それしかありませんでした。寒くて給水のスポーツドリンクも飲みたくない感覚になっていました。

35km-40km

27:42 (5:15,5:11,5:24,5:52,6:02)

最後はキロ6まで落ちる情けない状況。それでも40km通過時点で3時間07分38秒。

思考能力がほぼ皆無の状況でしたが、3時間20分切りまで12分ちょいだとは分かった。

キロ6だとあと13分以上はかかるものの、頑張って少しでも上げられればグロスで3時間20分は切れるかもしれない。

去年の大阪マラソンではネットで3時間17分39秒だったものの、グロスで3時間20分切りをしておらず、少し悔しかった事を思い出しました。

ネットのタイムでは自己ベストではないですが、何とかグロスの20分切りは頑張れないのか!脚、動け!腕振れ!必死で最後もがき、走りました。

40km~ゴール

11:56 (5:50,5:211:44)

でも頑張っても41kmまでは5分台後半。この調子だと20分切りは無理。

最後の1kmちょいは、なりふり構わずがむしゃらに進みました。あがきまくって何とかグロス3時間19分34秒でゴール…疲れた…

ゴール後は土砂降りの中、荷物を受け取って震えながら着替え。

周りのみんなも歯をガチガチさせたり、唇が青かったり、体中が震えていたりしていました。

「暑いレースも過酷でキツいですが、寒い雨のレースも大変だ、静岡にはもう来ねぇ」と撃沈して逆恨みしてました笑(静岡は悪くないw)

まとめ

静岡マラソンでは最低でも3時間15分切り、可能であれば3時間ヒトケタを狙っていただけに落胆は非常に大きいです。

でも気持ちはすでに5月の洞爺湖に向かっています。すぐにでも練習再開したいくらい!

今回も、アップデートを見ながら応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

歩きもせず、リタイアもせず、完走出来たのは応援してくれているということが常に心にあったからです。心から御礼申し上げます。

洞爺湖で再び3時間15分切りを目指して頑張ります!!

★★★

以上、撃沈レースとなった2015年静岡マラソンレースレポでした。

この後、すぐに練習を再開。洞爺湖マラソンではネガティブスプリットで3時間15分を切ることが出来ました。洞爺湖マラソンのレースレポはこちら

2015年5月の洞爺湖マラソン、ネガティブスプリットで初めて3時間15分切りを達成しました。 フルマラソン3時間15分切りを目...

フルマラソンのための、個別練習メニュー(トレーニングプラン)作成します!

★ご案内★(2022年10月16日更新)
ありがたい事に大…

ブログをメールで購読

メールでブログ購読が出来ます♪

メールアドレスを記入して購読ボタンを押すことで、更新記事を逃さずメールで受信できます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする