今年もやってきました!サロマ湖100kmウルトラマラソン!
毎年えらい目に合っているにも関わらず、そして100kmに適正がないのは明らかなのに、それでも毎年チャレンジし続けているサロマ。
一昨年の2023年は初挑戦の妻のサポートとして、伴走サロマ(12時間25分50秒)でした。
記事を上げられなかったけど^^;
昨年・2024年は再びPBを目指して頑張り、どうにかサブ10のPB達成(9時間50分・サブ10は2回目)となりました。こちらも記事は上げられなかったけど(TдT)
そして今年。
練習の感じではキロ5巡航・フルマラソンを3時間30分前後くらい、ハーフ(50km地点)を4時間15分前後くらいで通過出来そうだったので、ハーフまで4時間15分、そこから後半50kmは休憩含めて平均キロ6前後で収めて9時間15分~9時間30分、サブ9.5を目標としました。
目次
レース前日、札幌~北見駅まで
レース前日は、札幌(江別)~北見のホテルまでハシルコト北海道のメンバーと2台の車に分乗して移動。
まずは札幌~旭川まで1時間半ほどかけて移動し、それぞれ昼食。
昼食後は旭川~北見まで、おおよそ3時間、合計4時間半以上の移動。
北見、相変わらず遠いぜ^^;
レース当日。起床~レース前まで
ホテル到着後は、なるべく早めに身体を休めて就寝。
起床は深夜の0時半、1時半にホテルのロビーに仲間と集合して、いざゴール地点の常呂町スポーツセンターへ1時間弱ほどかけて。
そこからは大会が用意したツアーバス(3,500円)で、スタート地点の湧別町総合体育館へ、さらに1時間の乗車時間。
バスに乗車中に、次第に夜が明けてきます。
そして3時半くらいに、ようやくスタート地点に到着。
毎年のことながら、まずサロマのスタート地点に到達するのが大変だ^^;
ハシルコト北海道のメンバーや、東京など各地からサロマに挑戦しに来てくれたハシルコトメンバーと写真を撮影して、いざスタート地点へ。

本当はあと何人かいますが、撮影時間に間に合わず(TдT)
最高気温の予報は30℃以上、去年(最高32℃)と同様に厳しいコンディションのサロマになりそう。
暑いサロマのセオリーとして涼しい早朝~午前中に可能な限り距離を稼ぎ、暑くなってきたらしっかりペース&心拍数に気をつけながら進もう、と考えながらスタートの時を待ちました。
ウェア
1, ファイントラック ドライレイヤー(ランシャツが汗で身体に貼り付かない)
2,ノースフェイスのチームランシャツ(パパイヤ)(機能性バッチリ)
3,マウンテンマーシャルアーツのランパン
4,東京マラソン会場近くでもらった^^;白のアームカバー
5,TIGORA ランニング アーチサポート ソックス(最近のお気に入り。非常に履きやすい)
6,ザムスト(ZAMST) カーフスリーブ (いつも通り)
7, オークリー レーダーロックパス(何だかんだ言ってオークリー)
8,GARMIN(ガーミン) Forerunner 265 ホワイト(100km走った後でも、バッテリー残量40%もありました)
9,サッカニー・エンドルフィンエリート2(サロマでの使用、生か死か!笑)
10,YURENIKUI スタンダード ランニング ボトルポーチ
サロマ湖100kmウルトラマラソン2025 レースレポ
今回は登録の部ではなく”一般の部”でエントリーしたので、AブロックではなくBブロック。
仲間とお話をしながら、心穏やかにスタート時間を待ち…そして、スタートの号砲
スタート~10km
659-531-509-510-545-500-501-459-504-458(ガーミンラップ)
スタートすると、やはりBブロックだけあって人が多い!
全く予定巡航ペースのキロ5くらいに乗せられず、でもしょうがないので焦らず淡々と。
例年通りスタートして5kmほど進んだところでスタート地点近くに戻るので、スタート会場にたくさん並べられている簡易トイレの1つに入って、スッキリ(*^^*)
その後ははしモンさんと近くを走って、時折おしゃべりしながら。
6km以降は順調にキロ5前後を刻んで、順調そのもの♪
10km通過 54分23秒
(大会公式記録から。ガーミンとはすでに1分以上のズレがあり^^;)
10km~20km
451-454-458-453-445-450-453-450-448-455
まだ6時前の早朝にも関わらず、日差しが強烈でこの先が心配になるくらい。
しばらく進むと、早くも先頭や2位集団がやってくる。
この時に撮影した並ぶように走る3人は、フルマラソンの地点を2時間35分~40分で通過するものの、全員50km~60kmでリタイアしている。
いずれもフルマラソンで2時間10分台だったり、100km世界選手権出場・6時間前半の記録(世界歴代3位)を持っているなどの、実力と実績を兼ね備えたランナー達だ。
そういう凄いランナーの方々でさえ、そして一般市民ランナーならなおさら、走り切れないこと、走りきれない年はあるよな~と、改めて。
前半戦の”お楽しみポイント”である折り返し地点からのエール交換、仲間たちと楽しく声をかけ合って、元気をもらいながら進みます♪
20km通過 1時間43分15秒
20km~30km
447-450-453-452-455-454-455-459-501-459
深夜1時にカップうどん・おにぎりを食べ、レース前にジェルを1本飲んでいたものの、30km地点近くになると、すでに時刻は7時半。
どうせ後半は食べたくなくなるので、ここで例年通り走りながらオニギリ補給。(ポッケに入れていた)
ここまでは全く問題なし。
画像に映る前のランナーのゼッケンナンバーでゴールタイムを調べると、8時間54分でゴールしていた。
いいな~(笑)
30km通過 2時間32分37秒
30km~40km
453-457-458-452-459-708-515-503-457-558
40km地点が近づいてくると、徐々にキツさが増してきた。
2019年のレースレポを見ながら今年のレポを書いているのですが、2019年と全く同じ展開(笑) 同じ過ぎて、ビビった^^;
フルマラソン向けの練習メインでウルトラマラソン向けのペース走などをしなくても、いけちゃう人はいけちゃうのが100km。
でも私をはじめ、ウルトラマラソンに向いてない人はサロマのペース走を繰り返し実施しないと、いつまで経ってもダメだなー。
40km通過 3時間26分04秒
40km~50km
505-505-555-536-528-738-919-557-813-559
40kmを過ぎてから、大変に分かりやすい撃沈ラップ(笑)
(ちくしよー、前半戦55kmの大エイドまでは、このペースで行きたかったのに)
と思いつつも、どうやって可能な限り速く大エイドまで辿り着けるか、歩きながら考えていると…
とある女性ランナーから、
「大丈夫ですか!?氷と水があるので、良かったらどうぞ!私もさっき気持ち悪くなって、もらったんです!」
と、仏のような方からお声がけがあり、ありがたく頂く。
その氷水を飲むと生き返るような美味しさがありましたが、脚は死んだままw
あとで御礼をしようとゼッケンを覚えておいて、後ほど確認すると…凄い女性ランナーさんだった^^;
そりゃそうだ、あの時点であの場所にいるということは、イーブンでいけばサブ9ペースなんだから。サロマで8時間前半の記録を持つ、大変に優秀なウルトラランナーの方でした。
フルマラソン通過タイム 3時間37分27秒
50km通過タイム 4時間31分20秒
50km~60km
859-652-645-551-633-1440-543-526-536-526
歩いたり走ったりしながら、どうにか50km地点を4時間31分20秒で通過。
(倍して9時間だけど、これは無理。でも後半ハーフを30分落ち・5時間で走れば9時間半でゴール、1時間落ち・5時間半でサブ10、これならいける、まだ大丈夫!)
そんなことを思って気持ちを立て直しそうと試みつつ、何とか54.5kmの大エイドに到着。
(ここで昨年は30分以上滞在してしまった。今年は10分で出るぞ。ここまで歩いたりして充分休めた)
1回目の撃沈はしたものの、まだ気力は充実していて、前年のPBを更新する気持ちは満々。
ここからの後半戦を、前半とは違う”平均キロ6″で収めることが目標の、全く違うゲームの開始だと自分を奮い立たせ、シューズ・ソックス・Tシャツを変えて心機一転。
履き替えたシューズは、スーパーブラストの1だ。
事前にバッグに入れておいたペットボトルのコーヒーとたまごパンを補給して、そして歩き通しの状態になって寒さで震える可能性があるワッカに備え、ジャケットを腰に巻いてリスタート。
よし、10分で出れた。
気力をみなきらせて比較的早めに大エイドを出たおかげで、そこからしばらく続く登りをすぐに走っていけた。
登りにも関わらず5分30秒〜40秒くらいで巡行しながら
(よし、完全に復活出来た!エイドでの休憩込みで、平均キロ6、いくぞー!)
と、気合い入りまくってました。
…
そんなの長続きしないことも知らずに、まだまだ希望に満ち溢れていました(笑)
60km通過タイム 5時間43分55秒
60km~70km
526-755-549-509-523-618-539-536-548-542-822
大エイドを出てからの”ボーナスタイム”は14kmしか継続せず、69kmで終了(笑)
69kmからは再びキロ8オーバーの時間。2回目の撃沈。
ただ2回目の撃沈は1回目よりも遥かにキツく、とにかく1歩1歩、脚を着地する度に激痛。
(痛い痛い😭もうやだ、やめたい。走れない、歩けもしない。2度とこんなレース出ない。最悪だ(T . T))
74.5km・鶴賀のエイドが遠くに小さく見えるけど…果てしなく遠い。辛すぎる。
辛すぎて痛すぎて、泣いた(ガチで笑)
70km通過タイム 6時間47分52秒
70km~80km
815-836-819-753-2025-824-738-704-704-642
ようやく…どうにか73.8km・鶴賀リゾートの私設エイドとは思えない充実のエイドに、泣きながら到着。
たくさん人がいるから、涙を拭わなきゃ(笑)
そうめん・お汁粉が用意されており、例年ここでボロボロの身体を少し癒やしてからリスタートしています。
早速、そうめんとお汁粉をゲットして、いつも設置してくれているイスに向かいます。
…が、いつもあるイスは無し(TдT)
(えーーー、マジか…たくさん並んでいた、あの素晴らしいイスのエリアが無いなんて、ホンっと最悪だ。なぜ無くしたんだよー!馬鹿野郎!!)
なんて、大人なので決して思ってはいません(笑)
やむなくちょっとした段差に腰を下ろし、しばし復活を待つ。

瀕死w
”復活を待つ”なんてカッコいいこと書いたけど、ごめん。うそ(笑)
全く動けず、座るしか出来なかったよ^^;
15分ほど動けない時間を過ごし、とんでもなく行きたくないし超絶DNFしたいけど…やむなくリスタート(ノ∀`)
なぜならレース前にハシルコト北海道でサロマに出るメンバーのグループLINEで
「18時まで戦え」
みたいにカッコつけてアドバイスしていた手前(笑)、さすがに自分がやめる訳にもいかずww
ということで、やむなくリスタートしたものの…当然しばらくは走れず、歩くしか出来ない。いや、歩くのも本当にキツい。
(いま75kmで…13時半、残り25kmで18時までの制限時間まで4時間半残しているから…キロ10でも大丈夫だ)
ここまでの状態になってしまうと復活なんてあり得ないとしか思えず、ギリギリ完走するための道筋しか考えられなくなります。
それでも前に進み、どうにかこうにかワッカへの入口となる79.4km地点のエイドに到着。
ここまで歩きをかなり入れてそれなりに休めていた&少しずつ復活の兆しがあってキロ6分台くらいで走れるようになってきていたので、ある程度の休憩は取りつつも出来るだけ”再び脚が固まる”ことのないよう、早めに出発。
いよいよ80km、2度目の復活・ワッカへ!
80km通過タイム 8時間20分09秒
80km~90km
800-607-601-605-545-536-725-545-547-752
80km地点の前後、ワッカに入るまでの道のりは結構な登りが続きますが…
うわっ!走れる!!
信じられない。あれほど脚に激痛が走って、疲労困憊でヤラれていたのに…また走れるようになるなんて!!
もう絶対にペースなんて上がらない、上げられる訳がない、無理だ、脚の痛みは極限だって感じて絶望してからの、全ての状態がひっくり返ってのナイスペース巡行。
脳が防御本能でリミッターをかけていて、それが外れるまで抵抗していると本当に外れて再び動けるようになるのか、人体の不思議だなー。
もう100km地点のゴールまで動けなくならないよう、エイドでも最小限の休憩にして進み続ける。もうあと少しなので、補給もさほど考える必要はない。
これを70km地点とかで、バッチリ出来れば良いのにね~(笑)
長い長いワッカを最奥部まで行くと、ワッカ折り返し恒例・最低最悪の橋(こら笑)出現。
90km近く走ってのこの勾配、ほんと嫌い(ドHENTAI以外はみんな嫌いよねw)。
そしていよいよラスト10km、90km地点に到達!
90km通過タイム 9時間23分05秒
90km~100km
604-600-620-602-556-607-627-638-638-610-606-34
(ガーミン上では101.11km)
ここまできたら最後までイーブンで!と思ったけど、やっぱり疲れてきた^^;
とはいえ、あと少しなので何とか粘って進む。
ハシルコト北海道のメンバーや本州から来たメンバー達とエールを交わしながら、ワッカの出口へ。そしてラスト1km…

ガーミンでは、もう100km通過^^;
そして遂にビクトリーロードから、ゴールへ!
1時間以上前にゴールしている(すげぇ!)はしモンさんが、動画を撮影してくれたー!
ありがとうーー!!
2025年サロマ湖100kmウルトラマラソン
10時間25分35秒(ネット10時間24分01秒・6’15/km)
タイム的には(過去の自分比で)凡走のサロマになってしまったかもしれないけど、100kmは完走すること自体が”普通”じゃないな、本当に厳しいなと改めて感じました。
なにはともあれ今年もリタイアすることなく、ここまでサロマチャレンジは全勝、40回記念大会のメダルもゲット出来て、年に一度、自分の我慢の限界・メンタルの限界にチャレンジするビッグレースを制覇することが出来て、大満足!
ただいい加減、フルマラソンのタイムに相応…とまではいかなくとも、ある程度の100kmのタイムは出したい。(年齢的に走力低下が始まることもあり^^;)
そのためには”マラニックで60km(とか70km)”ではなく、ちゃんとしたペース走などの練習を1年通じて実施して100kmに向けた身体を作り、フルマラソン向けの練習の片手間ではなく、ちゃんとチャレンジしてみたい気持ちが強くなりました。
100kmって(今回のハシルコト北海道・はしモンさんのように)走れる人は最初から素晴らしいタイムで走り切れるレースである、持ってるモノ(素質)が大きく影響するように思いますが…
私のような100kmに全く向いてない、身体も心も弱めな(笑)ウルトラマラソン弱者が、練習でどれだけ100kmに対応する心身になっていけるのかを実験したい。
100kmに向いてないランナーであることは、これまでのサロマの戦績(10時間前後~11時間台)やチャレンジ富士五湖(118km)の遅いwタイム(13時間37分)、そして野辺山のリタイアでそれは明らかですからね^^;
去年も今年もサロマは30℃前後の高温になりましたが、順番的に(?)来年は涼しいはず!
走り込みもそうだけど、体幹や筋トレも負荷を増してしっかり鍛え、来年の大きくPB更新するための実験をしていきます!!
良かったら、また応援してくださいねー!