第55回防府読売マラソン・レースレポ

加基準はサブ4、気温が低くて比較的フラットなコースとして歴史のある大会である、防府読売マラソンに6年ぶりに参加してきました!

前回参加したのは2018年。

初サブ3してから2年ほどの経過した段階で、サブエガは達成しておらず、2時間50分台の走力の頃でした。

防府読売マラソン、初挑戦。別大に向けてステップレースのつもりで参加してきました! 防府読売マラソンのレースレポ、前半です。 ...

現在は2時間40分台前半を狙う感じの走力で、2025年の東京ではサブ40を目指しているものの…今年は8月下旬~10月まで色々あって、今までで一番練習が積めていない状態でした。

詳しくは10月下旬に走ったフードバレーとかちの日記に記載していますので、ここでは割愛。

気温が低くて比較的フラット・道内では屈指の、タイムが非常に狙いやすい陸連公認ハーフマラソンである"フードバレーとかちマラソン"に、今年も...

ただ徐々に復活の兆しが見え、防府3週間前の30km走では3’52/~3’53/kmで走れたため、レースでは3’55/km前後くらいでは走れるかも…というところまで、走力を戻すことが出来ました。(この日、芝生には雪が積もってました^^;)

その後、順調にテーパリング期間を過ごしていましたが…とある情報が。

丸亀ハーフPB、びわ湖でも快走出来たウェーブリベリオンプロ2の最新モデル、

ウェーブリベリオンプロ3、防府の2日前・11月29日(金)に発売!

これはーーー!!!(笑)

いや、まさかロング走で試しもせずに、本番で走るのはマズいでしょ^^;

ブログでもフルマラソンに臨むにあたって、やってはいけないことの1番手に

1.ぶっつけ本番

って書いてるし。

フルマラソンを間近に控えたランナー、レースまでの大事な1週間をどうやって過ごしていくかによって、本番での結果が大きく変わってくる可能性がある...

そんな思いとは裏腹に、自分の足は近くのステップスポーツの店舗に向かっていて…ゲット、1kmだけ試走して防府へ (ちょっ!バカヤロウ笑)

(PBやサブ40を目指すまでに仕上げられなかったし、シューズで多少遊んでも良いかな~)

(トラブルがあったとしても靴擦れとか爪が当たって死ぬとか、その程度でしょうし。そこを対策していけば問題ないでしょう)

と軽く考えていましたが…

これがとんでもない、衝撃の結末をもたらすことにww 

レース前日、新千歳空港から防府への移動など

レース前日は新千歳空港から福岡空港へ、10時15分発のスカイマークで移動しました。

前回は1人での遠征でしたが、今回はハシルコト北海道からメニューを実施してくださっている女性2名と妻も一緒に、合計4人での遠征です(*^^*)

福岡空港に13時ごろ到着。

空港のフードコートで、各々(おのおの)が好きな昼食を。

それから博多駅に移動して、博多から新山口までは新幹線で。

160kmの道のり、車なら高速を使っても2時間以上・一般道なら4時間。

在来線でも3時間かかるのに…新幹線だと30分そこそこ!凄いなー!

もちろん…お値段は、そこそこするけど^^;

で!新山口駅に到着、駅からほど近いコンフォートホテルにチェックイン。

そして今回は、今年の春先にガーミンコネクトで繋がっている”ハシルコトTシャツ”を購入してくださっていたり、メニューを実施して頂いている方(頂いていた方)にお声をかけて、

「参加出来る方は、皆で防府読売マラソンに参加しましょう!」

としていました★

そんな集いの一環で、レース前に集まれる方々で夕食。

全国から集ったハシルコト好きなメンバーと楽しく交流をして、その日の予定は終了。

翌日のレースに備えて、ホテルでゆっくりと過ごしました。

レース当日、レース前

レース当日の朝は、毎回同じメニュー。コンビニのオニギリと、どんべい^^;

仲間たちと7時10分に新山口の在来線改札口で待ち合わせをし、7時19分の徳山行き電車に乗車して防府駅へ向かいました。

少し早めの時間帯だったので、無事に座って20分弱で防府駅に到着。

下車するとシャトルバスを待つ、ランナーの列が。

 

(写真の、移動着として使える冬用のハシルコトRC・ダンボールニットパーカー、ネイビーとグレーの2色展開で、近日中に販売開始します!

とはいえ、ここでも来る時間帯が早かったおかげか、割とスムーズに乗車。

15分ほどで、防府読売マラソンの受付&選手待機場所となる”ソルトアリーナ防府”に到着。

しばらく男子の待機場所で待機したあと、集まれるメンバーでレース前のシューズ円陣と集合写真★ 

   

集合写真で、ハシルコトの”ハ”を表すようなポーズを取っている方が若干1名いらっしゃいますが…公式なハシルコトポーズではありません(笑)

近くにタカヤマラソンの高山さんがいらっしゃったので、タカヤマラソンチャンネルでハシルコトブログを取り上げてくださったご縁もあったので、ご挨拶にお伺い(*^^*)

走っている道中でも「げんさん!」とお声かけ頂くなど、本当に気さくで良い人でした♪

第55回 防府読売マラソン レースレポ

レースの準備を整え、スタート20分ほど前にスタートラインへ向かいました。

すでに多くのランナーがスタート地点に並んでいましたが、ゼッケンナンバーを見ながら適切な場所へイン。

北海道から来たチームメイトも近くにいて、エールを交わしつつ、10時40分のスタート時間を待ちます。

なお、防府読売マラソンは撮影許可を取らないと撮影は出来ないレースのため、レース中の映像はありません(TдT)

スタート〜5km

19分12秒(3’59-3’46-3’49-3’51-3’48)※計測はガーミンのタイム

スタート直後は多少の混雑があったものの、すぐに混雑は解消していって1km目は3’59/km。

北海道から来たチームメイト(ベスト2時間43分)の後ろを追走する感じで、なるべく自重するように進んでいました。

混雑が概ね解消された2km目からは、自分の”マラソンペース”と感じられるスピードに変えて、チームメイトをパス。

すると…2km目は3’46/km。

(ん?下りだったかな?だったよな?少し速めだけど、感覚は良い。このまま行こう)

と思っていると、後ろから

「げんさん!」

と、タカヤマラソンチャンネルの高山さん。

高山さん「どれくらいですか?」

げん「1km目、少し下りで3’46/kmだったので…フラットだと3’50/kmくらいになると思います」

高山さん「そうですか!もう1つ前か…頑張りましょう!」

そうおっしゃって、2時間40分切り(3’45/km巡航を目指すとレース前に言ってました)に邁進するように、前に進んでいかれました。

その後は3’50/km前後で安定。

5kmを19分12秒で通過。

5km~10km 

18分54秒(3’45-3’48-3’46-3’47-3’48) 

走っていて楽、単独走なのに、次々と3’50/kmを切るペースが出てくる。

(リベリオンプロ3、ヤバいな…もしかしてPB、いや。ワンチャン2時間40分切りとか狙えちゃう?これ、ほんと凄いな)

と、本気で思っていました。

それほどに、進む。

しばらくすると大集団に追いついたので、集団の最後方でラクに、温存しながら引いてもらおうと思って付きました。

よもや撃沈してしまうようなキツさや辛さもなく、率直に、これからのレース展開にワクワクしていました^^;

10kmを38分06秒で通過。

10km~15km 

19分21秒(3’46-3’51-3’53-3’56-3’56) 

11kmくらいからは、少し登っていると感じられる区間でした。

集団の後方に付いて巡航していましたが、登りで脚を使わないように、集団から少し離れても温存することを念頭に置いて、マイペースで進んでいました。

その結果としてラップが11km以降遅くなっていましたが

(登りで使い過ぎたらダメだ。多少ラップは遅くなっても最後までイーブンで行くために、ここは自重だ)

と考えて冷静に進んでいた、いつものレースと同様…の、つもりでした。

異変に気付いたのは、15kmを過ぎてから。

15kmを57分27秒で通過。

15km~20km 

19分35秒(3’54-3’51-3’55-3’57-3’58) 

細かいアップダウンが続く区間に入ってから、果たして自分は温存しているのか、もしかして脚がヤラれ始めてきているのかが、分からなくなってきてました。

リズムは変えてない・出力も変えてないつもりでしたが、徐々にラップが落ち始めて戻せなくなっている状況に、理解が追いついていませんでした。

なぜなら序盤から調子良く、楽に、自分の中では完全に42kmを走り切る”マラソンペース”で走っているつもりにも関わらず、こんなに早くに出力が落ちてくる経験が、記憶の中には無かったからです。

19km目の3’57/km、20km目の3’58/kmを見て

(どうして…なんで、こんなラップが出て…)

と、失速のフラグが出てしまっていることに、大きく困惑をしていました。

ハーフ前後で失速する時は、序盤から苦しいのが常。(30km以降に失速する時は、また違う感覚ですが^^;)

今回は、いつもなら(少なくとも)30kmや35kmまではイーブンでいけるような感覚を序盤から得ていたにも関わらず、身体はそうじゃないという”感じたことのない違和感”が、困惑の原因だったように思います。

ただこの時点で困惑の原因は感じていたものの、困惑の”元凶”には気付いていませんでした^^;

20kmを1時間17分02秒で通過。

20km~25km 

20分30秒(4’04-4’04-4’04-4’06-4’09) 

20kmを過ぎると、もうキロ4分を超えるラップしか出てこなくなり

(これは…もうダメだ)

と、敗戦を受け入れました。

そして感じてきたのは…

太ももが痛い。非常に痛い。

レース中、最終盤で筋肉痛になることはあるけど、ハーフやそこらで、こんなに痛いとは。

練習では、まず起こらない現象。

(何年も鍛えてきたつもりの脚なのに、なぜ!)

と考えたとき、ようやく理解しました。

これ、ウェーブリベリオンプロ3の強烈な反発に、脚が耐えられていないのでは

と。

ヴェイパーフライはもちろん、アルファフライや他の厚底カーボンプレートシューズで30km走やレースなどを走っても、全く陥(おちい)ったことのない状態。

ただ、それが分かったからと言って、どうなることでもなく(TдT)

ただただ落ちていくラップを出来るだけ下げないよう、耐えるのみでした。

25kmを1時間37分32秒で通過。

25km~30km

21分04秒(4’04-4’02-4’19-4’17-4’23) 

25km過ぎで、序盤に抜いていったチームメイトが追いついてきて

「こっから、こっから!」

とハッパをかけてくれ、少し付いていったものの、2km程度・27km位までしか持たずorz

その後はさらに1段階ラップが下がり、4’20/km前後までスピードは低下。

とにかく脚が、一歩一歩が、とても痛い。

30kmの距離表示を過ぎたところで続ける意味を見失い、ガーミンを止めて沿道にそれて止まり、係員の所でリタイアの申告をするため、歩いて向かいました。

30kmを1時間58分36秒で通過…終了。

30km以降

同じく30kmで止まっていたランナーとお話しながら、係員の所へ一緒に。

係員の女性2人が

「あ、リタイアですか?」

という感じでチップを外そうとしたところで、我に返りました。

(全国から来てくれたハシルコトメンバーの中でも、関門ギリギリの苦しい位置で通過しているメンバー、完走は無理だと分かっていながら、私とスライド区間でスライドするまでは絶対粘る!と頑張っているメンバーが、何人もいるんだ!)

と、思い出しました。

チップを外されそうになったのを拒否して

(ジョグでも、歩いてでも進もう。スライドで笑顔で応援して、元気を出してもらいたい!)

と考え、リアイアするかどうかは、みんなと会えた後に考えることにしました。

そこからはずっと反対車線で走るメンバーを見逃さないよう、進行方向の一番右側(反対車線に一番近い場所)を走り、メンバーが来る度に一生懸命応援したり、ハイタッチをしました。

全員のスライドを終えると…簡単に収容バスに乗れるような機会が何度もありましたが、乗りませんでした。

スライドしたギリギリのメンバーの中には関門閉鎖でリタイアとなるランナーもいるかもだけど、最後の最後、4時間ギリギリまで頑張って粘って見事ゴールするメンバーもいるはず。

そう思うと、多少脚が痛くても、ちゃんと最後まで進もうと思って、ゴールまで。

ほんっと脚が最高に痛くて、地獄の12kmジョグだったわーー!!(笑)

レース後

防府に集った17名のハシルコトメンバーは、2時間50分台~3時間59分30秒ほどのギリギリ完走、そして残念ながら収容車に収容された方もいましたが…

私も含め、喉元過ぎれば何とやら!(笑)

アフターで大いに楽しく交流が出来て、とても良い防府読売マラソンの遠征となりました♪

まとめ

今回のレースは勝負をかけるような、PBや大目標を掲げてチャレンジするレースではなかったものの…

やっぱり、思うように走れなかったのは、悔しい!!

でした^^;

(最高の状態まで上がられなかったとはいえ、少なくともサブエガ近辺では走れるだろう、どこまでいけるかチャレンジだ!)

とは、考えていましたからね。

まさかそれが、15kmや20kmで終わりになるとは、夢にも思っていませんでした。

これもまた良い経験…というか、経験があるからこそ、雑になった部分が出たようなところもあるのかな。

レースから3日が経過していますが、今だに大腿四頭筋の強烈な筋肉痛が残っています。

あたかも1年ぶりに山でトレイルランをしたあと1週間ほど苦しむ、あの強烈な筋肉痛のような、です。

マラソンってダメだった”事実”は表面化しているので誰でも分かるけど、その原因と対策を追求して改善していくのは、なかなか大変というか、モノによっては難易度が高い場合もあるよな~と思います。

大腿四頭筋(前もも)と言えば、ハム(太ももの後ろ側)のようなアクセル筋とは真逆の、ブレーキで使う筋力とも言われますが、着地の衝撃を受け止める役割などもあります。

今回の大腿四頭筋の強い筋肉痛は、リベリオンプロ3を使ったからだと思いますが…

・リベリオンプロ3を使うフルマラソンは、そもそも無理なのか

それとも

・使いこなせるようになるために、鍛えるべきか

しっかりと考えて、検証して、判断しようと思います。

来月1月には大阪ハーフ(ハーフPBを目指すレース)と、3月には東京マラソン(ガチで挑む大本命レース)があります。

これから冬の練習に励み、大阪と東京ではしっかりタイムを残せるように頑張ります!!

応援、ありがとうございましたーー!!


ハシルコト北海道のホームページでも、女子メンバーが防府読売マラソンのレースレポを書いてます♪

~競技場に入ってきて、あと1周弱!目標の3時間25分切りまで、あと僅か90秒…ラスト、いけるのかー!力は残っているのかー!

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★ご案内★(2022年10月16日更新)
ありがたい事に大…

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コメント

  1. ぐっちぃ より:

    げんさんレースレポ拝見しました。

    なんか余計な事私が言ってげんさんがスライドまで頑張って走っていたのに、「なんか陽気なげんさんだなぁ」とか失礼な事思ってごめんなさい

    そして、キツさとかペースは天と地ほど差があるけど似てて私のレポ?と思ったり…
    あ、でも1キロだけ履いたシューズではのぞんでないです笑

    東京マラソンではげんさんが納得できる走りが出来ますように応援させてくださいね。

    またよろしくお願いします‍♀️

    • げん より:

      ぐっちぃさん、改めて防府読売マラソンに参加してくださり、ありがとうございました!

      陽気な感じで、失礼しました!(笑) 私がどんな状況なんて当然分からないですし、それよりもギリギリの所で戦っている皆さんがホント、カッコよかったです!!
      ぐっちぃさんの感覚と似てたのですね。なるほどー。シューズのせいじゃないのかも!^^;

      東京マラソンまでの期間は、私の得意な冬の期間。
      毎月しっかり走り込んで、緩んだボディwをバッチリ引き締めて挑みますよー!

      いつも応援ありがとうございます!こちらこそ、今後ともよろしくお願いします(*^^*)