サブ4を目指すランナーが選ぶべきレースシューズの考え方

サブ4を目指すレースで選ぶべきシューズは、どれが良いのか。

様々なメーカーから非常に多くの種類のシューズが発売されており、

「自分にとって、どのシューズを履けば力を発揮出来るのか」

という事について一度は悩んだ事のある人、きっといらっしゃることでしょう。

「各メーカーが出してる、走力別のシューズチャート通りに選んでいる」

「普段のジョグシューズでレースも走ってるよ」

「性能というよりは、デザイン重視で選んでるかな」

「レースシューズって、つい軽くてソールの薄いシューズを使いたくなるよね~」

様々な考え方でシューズを選び、そしてレースに臨んでいると思います。

大人の市民ランナーが、趣味で走ることを楽しむために使うランニングシューズ。

その全てが正解ですし、気に入ったシューズで走る事に異論はございません。

でもフルマラソンでタイムを狙うなら、サブ4を狙うなら

自分の走力を余すことなく発揮出来るシューズ選択

について、考えた方が良いでしょう。

サブ4達成を実現するためのレースシューズ選びについて考えていきます。



シューズを選ぶ際の”判断基準”は何か

世の中には本当に多くのランニングシューズが溢れており、自分がどのシューズを履けば最もレースで力を発揮出来るのかを明確に理解し、ピンポイントで1足選べる人は少ないでしょう。

あなたがフルマラソン初心者でありタイムを狙うというよりは完走を目指すランナーであれば、履きやすい・走りやすい・プロネーション・試着する時間帯などの基本的な事を最も重要視して選ぶ必要があります。

初めてフルマラソンに挑むランナーが選ぶべきランニングシューズについて、シューズ沼にハマって今まで様々なシューズを散々履いてきた私がお...

しかしサブ4を狙うランナーであれば、すでにシューズを選ぶ基本的なポイントは抑えているでしょうし、フルマラソンのレースを経験した事がある方も多いでしょう。

そんなフルマラソンの経験の中で、自分が一番苦しんだポイントは何ですか?

「サブ4するためのスピードが足りなかった」

「30km以降の終盤に大きくペースダウンして大変だった」

「シューズが合わなくて、足にトラブルを抱えた」

そのような

“苦しんだポイント”を解消するためのシューズ選び

が出来たら良いですよね。

シューズ選びの判断基準

自分の弱点を補ってくれるシューズを選ぶ

フルマラソンは自分の長所(ストロングポイント)を伸ばすより、短所(ウィークポイント)を無くしていく努力をする方が、効率的にタイムを短縮出来ます。

練習であれば、スピードタイプのランナーは苦手なロング走に何度も取り組むべきですし、スタミナタイプでゼーハーするのが嫌いなランナーだったらスピード練習を数多くこなす事が、タイム短縮に非常に効果的な練習という事になります。

シューズであれば、サブ4を達成するためのスピード(5’30/km~5’35/kmで安定巡航する走力)が充分あるランナーが、軽くて薄いソール(靴底)を選んで(長所となる)スピードを上げようとする必要はありません。

「やっぱレースは軽くて薄いシューズで挑みたいよな!」

などと、ワクワクしながら終盤撃沈するシューズを使ってはいけません^^;

フルマラソンの距離でも止まったり歩いたりせずに最後まで走りきれるランナーが、重くて厚いソールを選んで(長所となる)終盤のスタミナや地脚の強さを一層補強する必要は無く、軽くてよりスピードの出やすいシューズを選ぶのが得策。

「自分のようなレベルであれば、やっぱり厚底が良いんだろうな…」

と、諦めにも似たような気持ちで必要以上に脚を守ってはいけません^^;

まずはこの判断基準を持って、様々なシューズを見ていきましょう。



シューズチャートを参考にする自分シューズの選び方

各メーカーが出しているシューズチャートを見た事があると思います。こういうものです。

例えばナイキ。

出典:https://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running/marathon/shoe-chart

例えばアシックス。

出典:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running

例えばミズノ。

各メーカーのシューズチャートを見てみると、

サブ3向け:150g~200g

サブ3.5向け:200g前後

サブ4向け:250g前後

完走向け:300g前後

シューズの重さについては、大まかに見てこのように分類されています。

フルマラソンで目標とするタイム別にシューズがカテゴリー分けされていますが…

シューズチャートの通りにマイシューズを選んではいけないランナーもいますので、要注意です。

レース終盤に不安のあるランナーのシューズ選択

サブ4向けとして推奨されているモデルや、現在愛用しているシューズを使ってレースを走ったものの

・脚が棒のようになって売り切れてしまった人

・足裏が痛くなった人

・股関節痛などのトラブルが発生した人

そんな理由でレース終盤にペースダウンしたり、歩いたり止まったりした人はコレです。

シューズ選びのポイント

チャート的に1つ下のカテゴリーから選べ!

です。

“1つ下のカテゴリー”というと

「俺は(私は)そんなに遅くない!」

と思いがちですが、シューズを選ぶ時には、そんな思いは捨ててください^^;

単純に、シューズの重さとソールの厚さが少しアップして「より身体を保護してくれる機能」が高い、戦略的な”装備”を選ぶだけです。

シューズの重さが増すのでキロ辺りのスピードが数秒遅くなる可能性がありますが、終盤に撃沈すると歩いたり止まったりして5分や10分は簡単に遅くなります。

スピードのあるランナーであれば仮に道中2~3秒/km遅くなったって、42km走る間に遅れを取るとしても2分前後。大撃沈するより全然マシだと思いましょう。

私が初フルマラソン(サブ4狙い)で選んだシューズはミズノのウェーブエアロでした。

ミズノのシューズチャートでは、完全なサブ4向けシューズ。

しかしレースの終盤で脚は棒になるし、アチコチ痛くなるし…練習不足もあって酷い目に合いました。サブ4達成など全くお話になりませんでした。

ウェーブエアロは私にとってはソールが薄くて軽すぎる、フルマラソンを走るには合わないシューズだと感じたんです。

次のレースからは、同じミズノでも1つカテゴリーが下の4時間半~6時間(完走)向けのモデルであるウェーブライダーをレースシューズにしました。

ウェーブエアロが240gほどですが、ウェーブライダーは300g近くあります。

「は?300gとか、スゲー重いでしょ」

と思われるかもしれませんが、練習のジョグでも300g前後のシューズを履いていれば何も感じなくなります。

重くてもソールが厚いシューズなら1歩1歩のダメージは少ないですし、ウェーブライダーはレース終盤に真価を発揮する、私にとって走りやすいシューズでした。

廃版にならずに長い間販売が継続されている商品は、走りやすい名シューズが多いです。

ウェーブライダーは20年以上モデルチェンジを繰り返しながら愛され続けている、名シューズと言えるでしょう。

シューズを変えたところ、フルマラソンの終盤でも脚持ちが良くなり、初フルマラソンのような地獄を味わう事も少なくなっていきました。

レースシューズをウェーブライダーにした事、ダニエルズのランニング・フォーミュラでフルマラソン向けの練習方法を勉強した事で、初フルから1年後にはサブ4未達から一気にサブ3.5達成しました。

2014年の能登和倉万葉の里マラソン、私がフルマラソンのPBを4時間から3時間29分に一気に更新したレースレポ、サブ3.5を目指す方...

結局3時間20分を切るまでは、レースシューズはミズノのウェーブライダーを使っていました。



スピードに不安のあるランナーのシューズ選択

逆にサブ4向けとして推奨されているモデルや、現在愛用しているシューズを使ってレースを走ったものの

・なかなか巡航ペースを上げられず、目標タイムに届かなかった

・レース終盤でも足裏や関節に問題は発生せず、ほぼイーブンで走れた

女性ランナーに多く、男性でもスタミナタイプのランナーであれば、サブ4を目指すために必要な5’35/km~5’40/kmでの巡航が少し難しい方もいるでしょう。

そんな方が選ぶべきシューズのポイントはコレです。

シューズ選びのポイント

チャート的に1つ上のカテゴリーから選べ!

です。

現在のシューズで、すでにフルマラソン終盤でのペースダウンが少なく、身体へのダメージもさほど大きくない。

そんなランナーは、ラン歴の長いベテランランナーや身体が強いスタミナタイプでしょう。

そんな終盤に強いランナーにとっては、重くて厚底のシューズを選ぶ意味が少なくなります。

チャート的に1つ上、軽くてソールが薄めのシューズにチャンレジしてみて、スピードの出しやすさや身体へのダメージを一度確認してみてください。

私(筆者)はサブ3ランナーですが、サブ3ランナー向けのソールの薄いシューズ(スピードレーサー・ターサージール・ウェーブエンペラー・匠戦など)を履いて走ると、ハーフマラソンですら足裏が燃えるように痛くなります。

とてもフルマラソンでは使えないという事になります。

しかし仲間のサブ3ランナー(スタミナタイプ)は、ターサージールや匠戦(非常にソールが薄いシューズ)を履いてフルマラソンを走ります。

「足裏が痛くなるけど、スピードが無いから軽いシューズで巡航ペースを速める」

事を重視しているとのこと。

フルマラソンの終盤でも我慢出来る範囲の痛みやダメージであれば、薄くて軽いシューズでスピードを上げるのは検討する価値があります。



NIKEのランニングシューズについて

ランナーであれば、多くの方が気にしていませんでしょうか。ナイキの厚底シューズ^^;

現在、全世界のフルマラソンのレースでトップクラスの選手が多数使っており、日本でも実業団選手をはじめ、学生ランナー達が走る駅伝でも相当の割合で履かれているNIKEの厚底シューズ。

「これを使わないと勝負の土俵にすら上がれない」

というほどのインパクト。

ランニングシューズと言えば、これまで

ソールが厚い=重い

というのが当たり前でした。

「フルマラソンの終盤に脚を残すために”厚いソール”を選択したいけど、重いからスピードが出にくい…どうしよう」

そんな相反する、ジレンマのような問題を解決したのがNIKEのヴェイパーフライをはじめとする、厚底シューズ。

世界的なトップランナー達のみならず、多くの市民ランナーにも衝撃を与えたヴェイパーフライ4%、そしてヴェイパーフライ4%フライニット。...

ソールが厚いのに軽くて(カーボンプレートによる)反発が強くてスピードが出る、フルマラソンの終盤でも圧倒的にダメージが少ない状態で迎えられるシューズ。

たかだかオッサン市民ランナーの私でも、フルマラソンのレース30km過ぎに

「これは…30km地点でのダメージが少なすぎる」

と驚きました。

それはフルマラソン30レース以上を走ってきて、初めての感覚でした。

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シューズの重量は(各26cm)

ヴェイパーフライ ネクスト% 180g

ペガサス ターボ 2  205g

ズーム フライ 3 250g

と、非常に厚いソールながら軽いと言える重量だと思います。

重量が軽いほどフォアフットで着地するランナー向けの作りになっていると言えますので、サブ4を目指すのであればペガサス ターボ 2か、よりフラット~踵着地でも走りやすいズーム フライ 3がフィットする可能性が高いです。

エピック リアクト フライニット 2も非常に良いと思います。私は100kmウルトラマラソンでの42.195km地点をサブ4ペースで通過するようなレース展開の際に使ってます。

とはいえ、NIKEの厚底シューズも問題が無い訳ではありません。

どうしても、万人に合うシューズというのはありえない。

ズームフライシリーズやズームペガサス、ヴェイパーフライなどの厚底シューズが全く足に合わず、たいしてスピードが出なかったり、違和感が出たり、中には怪我してしまったランナーもいらっしゃいます。

ランナーそれぞれに着地ポイント、蹴り出し方、プロネーションや全体のフォームなどは異なりますので、是非1度試しに使ってみて

「合いそうだ」

「これは私にはダメかもしれない」

という判断をしてみてください。

NIKEの公式オンラインサイトでの購入であれば、ペガサス ターボ 2ズーム フライ 3エピック リアクト フライニット 2 などは、商品発送後30日以内であれば

いくら試しに走って使っても、着払いで無料返品可能!

という太っ腹なメーカーです♪(注:ヴェイパーフライN%は7日間未使用返品のみ)

実際私もこれまでに何度かNIKEの公式オンラインサイトでシューズを購入し、実際に使ってみたものの

「ちょっと合わないかも」

と感じたシューズの返品をした事がありますが、非常に簡単な手続きで着払いによる返品が出来ました。

怒られたりもしませんので、安心です(笑)

一度試してみる価値はあると思いますよ。(リンクはNIKEの公式オンラインサイトです)

ペガサス ターボ 2

ズーム フライ 3

エピック リアクト フライニット 2

NIKE 公式オンラインストア

まとめ

ここまでシューズの事について色々書いておいて何ですが、結局のところサブ4を達成するためには

自分が練習で培ってきた走力が一番大事

というところが最大のポイントです(フザけんなw)

その上で、

僅かに届かない高い壁のヘリに手をかけるために”少しだけ下駄を履かせる”

ようなイメージでのシューズ選びであれば、とても良いと思います。

以前競泳で”レーザーレーサー”という”速く泳げる水着”という事で話題になった時がありました。

その際、北島康介選手は

「泳ぐのは僕だ」

とプリントされたTシャツを着用していたのをご存知でしょうか。

マラソンでも同じ。走るのは、あなた。

走力があれば、アシックスでもアディダスでも、ミズノ・ナイキ・ニューバランス・ホカオネオネ・オン・サロモン・ブルックス・ヨネックス・プーマ、自分が走りやすくて合うと思うシューズなら、何だってサブ4出来ます^^;

日々の練習でコツコツと走力を上げながら試せるだけ色々なシューズを試してみて、自分にバッチリ合った”少しだけ背中を押してくれる”相棒を見つけていってください♪

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