目次
札幌さよならハーフに関する質問について
疑問・質問・クレーム(笑)など様々頂きました。
その中から。
1.なぜ閾値を超えるペースでハーフを走れんだよっ!(# ゚Д゚)
完全に、クレームです(笑)
私が日常練習で閾値走を実施する時は、VDOT58.4のTペースである3’45/kmを目安にしつつ、その日の体調や路面状況によって多少上下しています。
本来、閾値走のペースは、テーパリングをして挑むレースで1時間走れるかどうかのペース。
にも関わらず、日曜日のレースでは1時間18分も3’42/km平均で走ってる。
これに気付いた一部のマニアwから
「どういう事をすれば、閾値走のペース以上でハーフを走破出来るんですか」
「日常的な閾値走、手を抜いてるんじゃないですか?(笑)」
という声を頂きました^^;
いやぁ。日常的な閾値走で、手を抜いているわけではなくw
これに関する答えは単純で、理由は3つ。
1.シューズの恩恵
2.ハーフの疲労抜き
3.集中力とアドレナリン
1.シューズの恩恵
普段の日常的なポイント練習で使用しているシューズは、主に
・アディダス ジャパンブースト3
の2足です。
ジャパンブースト3はブーストフォーム、アディゼロプロもカーボンプレートは入っていますが“とんでもないランニングサポート”がある訳ではありません。
それに対して、本気で挑むレースではNIKEのヴェイパーフライを使っています。
“とんでもないランニングサポート”があるやつですw
私の場合、アディダスのシューズと比べて…
ヴェイパーフライを履くとキロ5秒/kmは速く走れます。
2018年にヴェイパーフライ4%を初めて履いて走った時の、あまりの衝撃は記事にしましたが…もう皆さん知っているところですよね^^;
なので日常的な練習でアディダスを履き、3’45/kmで閾値走が出来ているのであれば、ヴェイパーフライを履けば3’40/km前後で閾値走が出来るということです。
もったいないから、やらないですけど(笑)
なので3’42/kmがハーフの平均ペースになっても、ヴェイパーフライを履いた時の閾値ペース以下という事になるので、1時間18分は何とか走れちゃうという事です(^^)
ヴェイパーフライは、やっぱり”神シューズ”!
2.ハーフの疲労抜き
ハーフマラソンに向けた疲労抜きに関しては、個人的にはフルマラソンほど必要ないと思っています。
私の場合であれば、1週間前の日曜日にある程度のポイント練習をした、あるいは4~5日前にいつも通りのスピード練習をしても特段問題がありません。
レース前2~3日、ランオフ中心でゆっくり過ごせば、当日はある程度疲労が抜けていて、21kmなら良いペースで元気に走れる。
今回は色々あって、変則的に
木曜日:ランオフ
金曜日:10kmラン(途中3km弱だけハーフのレースペース確認走)
土曜日:ランオフ
というような感じで本番に挑みましたが、体調や疲労感などに全く問題はありませんでした。
それでも日常的に、多少疲れた状態でやっているポイント練習に比べれば疲労感が少ない状態なので、閾値に近いペースでも21km走れるという事になります★
ハーフでも、疲労抜きは”神”!
3.集中力とアドレナリン
やはりリアル大会の雰囲気は集中力が高まりますし、アドレナリンが出るので通常時より速いペースで長く走れます。
でも「集中力を高めよう」「記録を出すぞ!」「頑張るぞ!」という”若々しい”強い気持ちがないと、アドレナリンも出ません。
「いつも通りに」
「落ち着いて」
という気持ちを持つのも大事な反面、日常と同じ過ぎる感覚でレースに挑むと集中力が高まりませんので、モチベーションもアドレナリンも出ないで”凡走”という事になりかねません。
レースで最初からある程度速いペースで巡航するのは、誰だって怖いもの。
私だって、毎回怖さがあります。
だって終盤、メチャクチャ苦しくなるのが確定してるんですから(笑)
でも、そこから逃げたらアカン。
その”怖さ”を抑えて覚悟を決め、集中力とアドレナリンを出し、気持ちを入れて走れるランナーが、素晴らしい結果を手にすることが出来るんです。
それは年齢や走力・レベルに関係なく、です。
私のラン友さん(女性)で、走歴10年・60歳を超えるご年齢ながら、真面目にコツコツ練習を積み(10月の月間距離300km超)、今回の札幌マラソンで3年振りにハーフのPBを更新された方がいらっしゃいました。(1時間50分切り!)
本当に喜んでおられたのが、とっても印象的でした(^^)
逆に40歳台・50歳台でも気持ちが乗らず、日常と変わらないようなモチベーションでレースに挑んでしまい、ご本人も納得出来ないレースとなった知り合いの方もいらっしゃいました。
私は今回”2年振りのリアル大会”、そして”ライバル”の存在が、いつにも増して集中力とモチベーションが高まったと感じます。
だからこそ、閾値に近いペースでも最後まで粘れ、望外の好記録を得る事が出来たんだと思います。
集中力とアドレナリンは、カフェインよりよっぽど強烈な”劇薬”だ!(笑)
さっぽろさよならマラソンで、なぜそこまでのタイム短縮が可能だったのか。
その練習方法に関する詳細な理論や解説、そしてレース前のメンタルコントロールからレース中に実施したペースコントロールの意味と効果など、詳しい【裏解説】についてはこちら!
2021/11/08 練習日誌 ランオフ
ハーフマラソンのレース翌日。
「引き続き通常練習やれば強くなるかも!」
「疲れた状態から走る事で、さらに走力アップ!」
とか、一切考えません(笑)
安定のランオフ^^;
なんなら今日も札幌は雨風が強い荒れた1日なので、連続ランオフw
いいのいいの。ある程度テキトーで(笑)
フルマラソンのペース走的に、通常のポイント練習と同じような負荷で走ったレースならまだしも、一応全力全開で走ったハーフマラソンでしたからね。
身体には確実に疲労とダメージが残ってます。
ただ今回は、特に太ももの後ろとお尻が張っていて筋肉痛です。
少しは良い走りが出来たかな(^^)
レース後は
「私も現地で見ました!」
とか
「声を聞きました!」
など”声判定”されていたことも判明、YouTubeの効果も感じました(笑)
レース後に頂いた質問のうちから
「これはっ!」
と思うものをピックアップして解説します( ´ ▽ ` )