路面と着地衝撃 その秘密を暴く!
【記事の内容は、以下の動画でも解説しています!】
「硬い路面は怪我しやすいから、柔らかい土や芝で走るのが良い」
という事がよく言われます。
路面の硬さ(剛性)が様々なのは、もちろんそうですよね。
コンクリートと新雪が同じ硬さじゃないくらいは、誰でも分かる(笑)
路面 | 剛性 |
---|---|
コンクリート | 25~38GPa |
アスファルト | 2~3.5GPa |
固い土 | 0.05~0.1GPa |
土 | 0.035GPa |
ゆるい砂地 | 0.01~0.025GPa |
新雪 | 0.00015GPa |
走っていても硬いコンクリートの上だと、何だか怪我しやすいような感じになります。
そして土や芝・雪の上だと、いかにも怪我しにくいようにも感じます。
でもこの「地面の硬さ」によって怪我しやすい、怪我しにくいという事を証明するような、科学的な実験結果はあまりないんです。
逆に私たちの身体は路面がどんな硬さであっても、衝撃があまり変わらないように調整して着地出来るシステムを有している、という研究が1990年代からいくつも出ているんです。
凄い身体のシステムですよね^^;
「じゃあ何でコンクリとかアスファルトばかりで走ってると怪我しやすい感じがあって、土や芝などの路面だと怪我しにくい感じがあるんだよ」
という事になります。
ポイントは路面の硬さではなく、
滑らかさ
にあるんです。
舗装された平らな表面ではストライドがほぼ同じになり、ランニング時には筋肉や関節、骨に同じ圧力が繰り返しかかります。~中略~
対象的に、未舗装の表面では、毎回、着地面が微妙に異なるため、身体への衝撃もわずかに変化し、ケガの発生率を低下させます。
出典:良いトレーニング、無駄なトレーニング(スタンフォード大学の研究より)
路面の柔らかさによって怪我を防止するのではなく、ある程度ボコボコしていて着地の角度が毎回異なるような路面が、着地衝撃を分散させて怪我の防止になるという事なんですね。
確かに平らなアスファルトで日々走っていると、いつも同じ着地になって、同じ部位にばかり負荷がかかって怪我しそうな感触はありますよね。
ただ”ボコボコ過ぎ”な路面だと、今度は足をグネったり、転倒してしまう危険性があります^^;
ポイントは
ほどほどに凹凸のある路面
で走るという事です。
ポイント練習などスピードを出す練習ではアスファルトの路面を走る方が多いでしょうから、ジョグの日は不整地を走ってポイント練習で受けた部位のダメージの回復を図る。
そんなイメージで良いのではないでしょうか。
ただ本番のマラソン大会はロードでのレースが多いでしょうから、特異性の原理からしてもロードで速く走るための練習もしないといけません。
バランス良く、という事ですね(^^)
2021/09/013 練習日誌 ランオフ・エアロバイク60分
1週間のランオフ期間、最終日。エアロバイクを60分、適当にYouTube見ながら漕ぐ。
エアロバイク60分漕ぐと結構汗びっしょりになるんだけど、散歩の日はあまり汗をかかない。
そうすると、夜間にトイレに行く回数が変わってくる^^;
普通に走っている期間→ほぼ毎日、一度も起きずに朝
エアロバイクの日→夜間トイレタイム1回
散歩or何もしない→トイレタイム2回
ようやく今日から走れるので、夜間トイレに行かずに済むかもしれない!(笑)
とはいえ脚の状況次第では、さらにお休みするかもだけど。