SAPPORO★テイネトレイル2019のレースレポ「下」です。
「上」はこちらの記事です。
目次
15km~20km
1時間11分47秒(10’50,7’45,10’39,16’39,25’54)
エイドで結構休んだので、かなり回復。元気一杯で手稲山の山頂を目指す。
ここから先は徐々に岩が増えてきて、斜度もキツくなってくる。
さらに先に進むと、手も足も使わないと進めないような急峻なガレ場に入る。
是非そんな場所を皆さまにご紹介したかったですが…
必死すぎて無我夢中、写真は一切ございません(笑)
大きな石が様々な形で入り組んで形成された急な斜面のガレ場。
「これって、1つ石が崩れたら全部の瓦礫が崩れ落ちて、大惨事になるんじゃ^^;」
と恐怖に震えながらw、前を行くランナーに頑張ってついていく。
トレイルって、どう考えても尻で滑り落ちるしかないような場所があったり、1歩踏み外すとどこまでも滑落していってしまうような場所があったり、前述のようにガレ場で危険を感じるような場所があったり…やっぱ怖ぇ~よ~orz
そんな所を恐ろしいスピードで駆け抜けていくトレイルのトップランナーって、一見命知らず的なように見えるけど、安全性もある程度担保した上で速いんでしょうね。ホントすげー。
自分は急斜面のガレ場なんて初体験。全く登り方の要領を得ず、1km26分かかった(笑)
そしてようやく20km地点。
この場所から少し進み、頂上の折り返し地点。高度1000mになると、少しひんやりしてきた。
係員から頂上到達の証明として”ゴムバンド”を腕にまかれ、すぐに折り返し!
…しないで、真っ直ぐ直進。
レースコースを少し外れて、手稲山頂上の広場へ向かう(笑)
頂上に神社発見。
それにしても、ガスってて景色は何も見えないorz
頂上では登山の同好会的な方々だろうか、楽しそうにラーメンを食べていた。
「頑張ってくださ~い」
と声をかけて頂いた(*^^*)
20km~25km
32分17秒(12’47,5’36,4’23,5’03,4’28)
頂上で少しゆっくりしたあと、下りへ。
去年まではレースの終盤になると、ハムの前面が痛くてグデグデ。
でも今回はハムの痛みが少なく、しっかりスピードを出しながら下れた!
坂練効果なのか、バーベルスクワットの効果なのか分からないけど、少しでも進歩しているのを実感出来るのは嬉しいな~♪
そんな場所で仲間が写真撮影をしてくれた(*^^*)
うん、ちゃんと走れてるよ。
25km~30km
42分44秒(5’29,6’08,6’55,7’36,16’36,)
少しの登りもありながら、下り基調を順調に進む。
しかし、29km辺りから始まった最後の急な登りが始まると、異変を感じた。
「やべぇ…腰がスゲー痛くなってきた」
とはいえ、もう残す距離は4kmほど。
「何とか我慢して登ろう」
そう思って進んでいると登りの斜度が急になってきて、階段地獄に突入^^;
階段の横にあるような、大きめの木がある度に小休止。
腰をかがめたりマッサージしたりして休まないと、耐えられない。
私を抜かしていくランナーが息を切らしながら
「ガンバ!」
「もう少しだよ!」
と、声をかけてくれるのがありがたい。そうだよね、もう少しだ。
フルマラソンでは抜かされる時に声をかけたり、かけられたりする事はあまり無い。
でも、ウルトラやトレイルは結構な頻度で声をかけられる。
富士五湖118kmでも中盤の60km~70km辺りで歩きまくっていた時に
「頑張れ」
「何とか完走しましょう!あきらめない!」
と、何度も声をかけてもらった。
自分も苦しんでるランナーがいたら、そうありたいものだ。
ようやく階段地獄が終わって
「うぉっしゃ!登りきった!!あとは下りか!?」
と思った所に、レースの係員が立っていてランナーに声かけしている。
「30km地点です!ナイスラン!登りきりました!あとは下りです!!」
うん。そうだろう、そうだろう。
高低図からも、この30km辺りで登りは終わりのハズだ。
すぐに下りが始まった。
…
10mで下りは終わった(笑)
まさかの、登りアゲイン(-_-;)
いやね、トレイルあるあるだから、薄っすら感じてましたよ。
「いや、もしかしたら…」
って。
分かっちゃいるけど、このシチュエーションは何度経験しても心が折れるわww
後ろのランナーが
「ふざ…んなよ」
と、つぶやいていた(笑)
30km~ゴール
21分13秒(7’03,6’32,6’11,1’27(370m))
ようやくここまできた!
視界が開けて、スキー場の少し急な下り坂に突入した。
もうすぐゴールか?
「あ!ゴールの黄色い枠が見えた!」
最後の力を振り絞って、スピードを上げて下る。
「おかえりなさい!」
スキー場の斜面で応援してくれている人も出てきた。
ガーミンの時計を見ると、5時間切りは結構余裕そうだ。
しかし、斜面を下りきった時に絶望感を味わった。
下りきった場所には女性の係員がいて、
「こちらで~~す」
と、左に行くように促してくる。
(は??ゴールは右でしょ)
と思いながら、係員に聞いた。
げん「右に行かせてくれないんですか!!!」
係員「行かせられませ~~ん♪」
…
泣きながらエロイムエッサイムを唱えたw
…
一緒に下ってきた、写真に写っている黒いウェアの彼も
「えぇ…マジか…」
と、嘆いていた。そりゃそーだよ。
左折すると、長い登りが待っていた。
途中まで走ったけど、やめた。歩いた( ;∀;)ムリッス
黒いウェアの彼は遥か後方で撃沈していた。
いや、撃沈して歩き通しになるのも分かる。
それほどに衝撃的な”迂回”だorz
結局それなりに登らされて、ぐるっと回って下ってゴール。
ゴールかと思ったらゴールでは無かったこの恨みは、ずっと忘れないだろう(笑)
4時間58分27秒
まとめ
今回のテイネトレイルは33km。
距離的には短かったとはいえ累積標高が2000m近くあって、自分にとっては中々大変なコースでした。
腰を何とかしないと、本当にこれ以上の距離・累積標高のレースに太刀打ち出来ない。
早速テーピングを買ってみたので、次戦のサロマで試してみようと思います。
あとはトレランポール。
トレラン用の走力向上も当然やっていきますが、ポールも試しに買って使ってみよう。
何でも試してみる事が大事ですよね。
平日の練習や、レースの前日もしっかり走った上で臨んだテイネトレイル。
キツいコースでしたが、良い練習になりました(*^^*)
応援してくださった皆さま、ありがとうございました!