レース中に大ピンチに陥った時

「レース中に大ピンチ」と言っても、トイレ(大)に行きたくなったという話ではございません^^;

走りながら用を足すという荒業「ランション」的な話は、また後日(やるのか笑)

こんな経験はありますか?

ある日、フラッと立ち寄った家電量販店。

「良いデジカメがあれば買おうかな~」

程度の軽い気持ちで訪問。

色々とデジカメコーナーで物色していると、店員さんが話しかけてくる。

店員「デジタルカメラをお探しですか?」

客「ええ。まぁ」

店員「あ!ガーミンされてますね!ランニングですか?」

客「そうなんです。ランが趣味で…iphoneとも連動できるし、便利なんです」

店員「そうですよね~。私の弟もマラソン走っていて、全国のマラソン大会に出たり、サロマ湖の近くで100kmマラソンにも出てましたよ」

客「あ、そうなんですか!実は私もサロマには何度も出ていて…あーだこーだ」

店員「うわ!そうなんですか!凄いですねーー!!」

店員は話しかける前から、客がガーミンをしているのを確認していた。

その上で話の展開をいくつか用意しておき「ランニング」と確定した時点で、用意していた自分の「家族」の話を出す。

すると客はつい

「店員さんが家族の事、プライベートの事を話している。自分も話そう」

と思ってしまう。

「客にプライベートの事を話してもらう」

これが店員の狙い。営業の極意は「話を聞くこと」だ。

客は

「自分は信用している人や、親しい人にしか自分のプライベートは話さない」

と思っていたのに、

「初対面の店員さんに自分のことを色々話してしまった」

という、意識と実際のズレが生じる。

これを心理学では「認知的不協和」と言います。

「認知的不協和」が起きるとどうなるか。

不快感を感じるので、意識している事と実際のズレを解消しようとします。

ここで「ズレ」を解消するとしたら

「この店員さんは話やすいし、感じも良いし、信用出来る人なんだ。だから自分はプライベートな事も話したんだ」

と思うようにすること。

店員さんは、まんまと客から信用を得ることに成功したワケです。

信用できるという事になった店員さんの話は説得力を持つようになり、買うつもりが強くなくても、店員さんにオススメされるデジカメをつい買ってしまう可能性が高まってしまったというワケです。

心理学を知らなくても感覚として、ビジネスの場で「プライベート」を絡ませ、取引や交渉をうまく進めていくのは、割とよくありますよね。

「何の話だよ!!」

すみませんw

ここからマラソンの話にいきますので…^^;

レース中に「もうダメだ…」と思った時にどうするか

「もう脚が棒だ。どうにも動かない。再び走り出せない」

そんな場面、フルマラソンで経験する人もいると思います。

「いやいや、フルではそんなにならないでしょ」

という方でも、100kmも走ればグデグデになる…いや、ならない人もいるか^^;

まぁ、いいや(笑)

いずれにしても、そんなピンチに陥った時にどうするか。ウルトラの経験が豊富なランナーは様々な方法で難局を切り抜けます。

「甘いものを食べる、飲む」

フルでも使う方法ですね。単糖を入れると脳がだまされやすい。

「ウルトラ特有の復活を待つ」

たとえ潰れても、しばらく休んだり歩いたりしてると、再び走れるようになる。

完全攻略ウルトラマラソン練習帳の著者、岩本氏はピンチの時に笑えと言います。

マイナスな人にはマイナスばかりが寄って来るモノなのです。
そしてお互い足をひっぱり合います。
~中略~

笑ってましょう。

アタマ、くるくるパァ?
と思われてもマイナス星人が傷を舐めようと舌を伸ばしてくるよりマシ。
元気な振りをしていると元気な人と元気な対応しか寄ってきません。
これ間違いないです。

加えて、大ピンチになってしまった時に、ポジティブワードを利用するのが非常に有効です。

「…おぉ…これは面白いことになるぞ!」

「ここまでの状態になるとは…ラッキーだ!」

「オレはこうなりに来たんた。よっしゃー!これから!」

無理矢理にでもそう思う、いや声に出した方がより効果的です。

周りから見ると、少々キモいかもしれませんが(笑)

するとどうなるでしょうか。

「認知的不協和」発動です。

意識している事と、実際のズレを解消しようとします。

強く意識を持つと、実際に起きている現象が意識に引っ張られます。

声に発することで、再び自分の耳から脳に入り、潜在意識にも働きかけます。

自分を思う方向に向かわせる「技」と言っても良いかもしれません。

キツくても前に進む力が出てきます。諦める気持ちが消えていくのが分かります。

ピンチの時は、騙されたと思ってポジティブワードを使ってみてください。

するとウルトラでは周りからネガティブな人が離れ、全く違った風景が見えてくるはずです。

フルでも30km以降、脚がキツくなってきた時に

「脚にきてるけど…こうなりに来たんだ!こんな状態になるのは当たり前。よしっ!ここから!!」

とポジティブワードを使ってみてください。

何とか頑張れますよ。

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ありがたい事に大…

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