マラソンにおけるコスプレの地獄

「コスプレの地獄」と聞いて何を想像するだろうか。

「暑くて大変そう」

「走りづらそう」

そういう想像をする人も多いのではないか。

残念ながらちょっと違う。

いや、その辛さも確かにキツいんだけど「想定済み」だ。

今週末は北海道マラソン。

今のところ予報では曇で25℃前後。それでも仮装をすれば暑いだろう。

夏マラソンにコスプレで挑むランナーは多かれ少なかれ”コスプレをする為の練習”を積んでいる。

余計な衣服をまとう暑さ対策、走りにくさ対策は鍛錬を積んで本番に臨んでいるから、そこに油断はない。

暑さ対策、走りにくさ対策を万全にして臨むお祭りレース。

多くの声援を受けて楽しいはずのコスプレマラソンの何が地獄なのか。

マラソン会場に辿り着くまでが地獄

夏祭り(北海道マラソン)では毎年仮装をしている。

オレはクレヨンしんちゃんになるんだ。

オッサンがこんな仮装をするだけで沿道からは大声援だし、キッズも喜んでくれる。

「レース中にゆっくり休んで見物してんじゃねぇ!」笑

勝手に仮装の走りにくさランキングをA(難)~E(易)の5段階で例えれば、しんちゃんは”D”、つまり割と走りやすい部類に入る。ちなみに”E”は”うさぎの耳”だけなどのライトな仮装だ。

“E”ランクのライトな仮装でも結構声援をもらえるので、初心者にはおすすめだ。

Aランク?常に熱中症の危険と隣り合わせ、完走すら難しいレベルの全身着ぐるみ系でしょう。そこまでして沿道のみんなに楽しんでほしいというボランティア精神、心から敬服しますm(_ _)m

北海道マラソンの会場は札幌駅のお隣、地下鉄大通駅。

まずは自宅から大通駅に行くための地下鉄駅まで徒歩で向かう。もちろん自宅からしんちゃんの格好だ。

自宅前の小道はたいてい誰も歩いていない。勝負は角を曲がった、国道に出てからだ。

「誰も歩いていないでくれ」

そんな願いをあざ笑うかのように、朝から何人も通行人がいる。

意を決して国道に出る。

まず最初に目が合った人は、こちらをひと目みて目をそらす。何事も無いように、一切の関心をこちらに向けず通り過ぎていった。

考えてみてほしい。爽やかに晴れた日曜日の朝7時、向こうから幼稚園児の格好をしたオッサンが視点定まらず歩いてくるのを。

北海道マラソンが開催される事を知らなきゃ、そんなヤツが前から来たら相当ヤバいよ。

目をそらし、関わらないようにするのも当然だ。

次に目が合った人は半笑いだ。半笑いでも笑ってくれると少し安心する。

もしかしたら、北海道マラソンという”イベント”の為にやっているという事を分かってくれているのかもしれない。軽くお辞儀をして、ぎこちないスマイルで返す。

無性に恥ずかしくなるのは”無表情のガン見”だ。

次に向うから来るオジサマはずっとこっちを無表情で見てる。すれ違った後もこっち見てる。

オレは歩く速度が気持ち速くなった。なんなら逃げるような小走りだ。

そう、オレはとてつもなく小心者なんだ。

ようやく駅に着いてホームで電車を待つ。電車が来た。

乗り込む。

一斉に乗客がこちらを見る(笑)

でもここまで来たら問題の半分は終わったようなもんだ。

何故なら乗客の大半は北海道マラソンに参加するランナーだからだ。

国道の通行人とは笑顔の質が違う。

「おぉ~、コスプレで灼熱の道マラ走るんだ~」

という「ちょっとスゲエじゃねぇか」

的な空気を僅かに感じるからだ。

そうこうしているうちに会場到着。

会場に来てしまえば、お祭りの風景に溶け込める(笑)

レース中の地獄

お祭り(レース)がスタートしたからといって油断は禁物だ。

沿道の声援が多い北海道マラソン。

コスプレで走ると、かなりの声援を受けると先程述べた。

時折ファミリーがこちらを向いて

「わー!ガンバってーー!!」と熱烈応援してくれている。

「ありがとう~!がんばるよ~~!」なんて爽やかに答えると

「あれ?ファミリーと視線が合わない?後ろ??」

ここで事態はかなりマズい状況になっていた事に気付く。

後ろを振り返ると強力なコスプレライバルのマリオがいるじゃねぇか。

オレへの声援じゃなかったんだ。すぐ後ろにいるマリオへの声援だったんだ。

穴があったら入りたい。

自分より人気者だと思われるコスプレライバルの近くは決して走ってはいけないんだ。

声援全部もってかれる。

「マリオさん、人気ありますね~!」

「いや~、しんちゃん程では~( ´,_ゝ`)」こいつ(こいつ言うな)何でちょっと上から

ゴールでの地獄

そんなこんなでいよいよゴールだ。

ゴールでは家族が待ってくれている!

最終コーナーを右に曲がって、ゴールゲートの手前で妻・息子・娘を発見!

げん「パパは頑張ったよ!」

「しんちゃんの仮装やめて」

オレは燃え尽きて真っ白になった。

この日一番、痛恨の一撃をお見舞いされ、父の威厳が失墜する地獄のゴール。

まとめ

「バカ野郎!恥ずかしいんだったら会場に着いてから着替えろや!」

と思われるかもしれませんが、自宅から出発して自宅に帰るまでが遠足なんだ(ちょっと何言ってるかわからない)

今年は普通の格好で行って会場で着替えるのもありか?(笑)

本州から北海道マラソンへ参加する皆さま。

ちょっと天候が心配ですが、無事に来札されてお祭りに参加出来ますように!私はギリサブ4ペースで走っていますので、もし”しんちゃん”を見かけたらお気軽にお声かけください。

こらっ!!今年もちゃんと自宅からマラソン会場まで、しんちゃんの格好で行け!という方。頑張ります(笑)

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