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「補給で摂取する粉とかジェルとかってホントに効果あんのか?」
マラソンやってると色々な情報が入ってくる。
特に”常識”だと考えられている事については、割と疑いも無く自分の中に取り入れてきた。
でも、マラソン始めて5年も経つと、色々と疑問も出てくるというものだ。
練習後の補給のこと
練習後のサプリとかプロテイン(長距離ランナー向けの持久系的なヤツとか)も試した事があるけど
「う~ん、これ効いてんのかなぁ」
と思ってしまう。ちょっとお高いですしね。
2~3ヶ月使えるようなプロテイン、1袋4000円~5000円とか。
折角靴下で節約したのに、全部飛んでいっちまうよ!orz
タンパク質が大事なら、プロテインの代わりに
「お安く、植物性タンパク質が豊富な”きなこ豆乳”じゃダメなのかしら」
とか思っちゃうタイプ。きなこ1袋108円とかだし。
あとはタンパク質と相性が良い糖質も補給するとして、一緒にバナナでも食っときゃいいかって。
きなこ豆乳とバナナにしたところで、それがどう効いてるのかはよく分かんないけど(笑)
でも、「練習後30分以内に糖質・タンパク質を取らないのは、練習してないと同じことだ」っていうからね。
走るために何を食べるか、を教えてくれた書籍の記事はこちら
あと、練習後に食べると疲労回復が促進されるというアミノ酸(BCAA)の粉。
練習後摂取して就寝。翌朝目覚めると…効いたような、効いてないようなー。
例えるなら、男性なら育毛剤。効いたような、効いてないようなー。
女性ならダイエットサプリ。効いたような、効いてないようなー。
昔”マイナスイオン”っていうのもあったねー。
いや、どの商品も私より遥かに優秀な研究者の方々が英知を結集させて作った商品。
効果が無いという事は絶対にないんだ!オレが鈍感なだけなんだ!と思う。
レース中の補給のこと
サロマ100kmウルトラマラソンに初めて参加したのは2015年。
サロマって普通の人は早朝から夕方まで丸一日走るんだけど、あんまり「お食事」っていう感じのモノがエイドに少ない。
ジェル何個も持ってって食べたけど、途中から腹が減ってしょうがなかった。
翌年も同じ轍を踏み、ジェル食べてたけど腹ペコ。
2017年、オニギリ1個を持参してみた。すげー効いた。そこまで腹減らなくなった。
2018年、オニギリ2個に増やした。サブ10出来た。
オニギリでいーじゃねぇかw
いや、さすがにちょっと息が弾むペースで走るフルマラソンでオニギリは食べづらいよ(笑)
でもジェルってどうなんだ?
いや、ジェルも一応持ってくよ?甘くて美味しいやつ。何となく気分転換になるから。
甘い単糖が入ると脳を騙せるっていうし、メンタル大事だから。
でも、例えばハーフマラソンやフルマラソンのレース中。
序盤から中盤に摂取したジェルによって、しばらくしたらエネルギーが湧く!とか、後半の持ちが良くなる!とか、700円もする蜂のエキスで蜂みたいに飛ぶようなスピードで走れた!とか…食べた場合と食べてない場合を比べられないから良くわかんないんだよな。
「700円の蜂エキスを2本も飲んだんだから、普段より速く走れるはず!」
と前向きな心でレースに臨めた効果は個人的にあった。
いや、これも自分が身体的に感じる効果に鈍感なだけだ。
それでも摂取するジェル
そんな鈍感力高めなワタクシ、もしマラソン初心者の方に
「マラソンのレース中にジェルって必要ですか?」
と聞かれたら
「必要です」
と答えるでしょう(笑)
トレランで有名な鏑木さんは2013年のグラン・レイド・レユニオンという160kmのレースで、エイドステーションに待機しているはずのジェル担当のサポートスタッフがおらず、ジェルを補給出来ない事態に陥った。
やむなくエイドにあるナッツなどをガサッとリュックに詰めてリスタートしたものの、やはり補給が不足して低血糖、崖から転落(;゚Д゚)
…あ、鏑木さんはご健在ですよ(笑)
50歳でUTMBに挑もうっていう気持ち、熱いよねー。
「やっぱり常識は理由があっての常識なんだ」
って分かった(遅い)
マラソンを走るのに、補給は大事だよ(笑)
まとめ
「おすすめのジェルはありますか?」
って聞かれる事があります。
「ジェルは凄くたくさんの種類が販売されているので、好みのものを探せば良いと思います」
「私は”アミノバイタル パーフェクトエネルギー“が食べやすくて美味しく、比較的安価でアミノ酸含有量も多いのでずっと使ってます」
とお答えしています。
だって、鈍感だからどれが効果が高くて、どれが効果がイマイチか全く分からないから(笑)
だったら味と食べやすさで。