レース後、とある理由から2日ほど非常に体調が悪くなり、レポが書けないでいました。
ある理由については、レースレポ【下】で大公開!w
何はともあれ最後にビックリな結末が待っていましたが(笑)、ようやく書けた伊豆トレイルジャーニー2019・レースレポ【上】です♪
目次
レース前日【札幌~松崎町】
レースのスタート地点になる、伊豆半島の奥地・松崎町までは非常に遠い。
札幌の自宅を8時に出発。
まずは新千歳空港~羽田空港まで移動。
12時半頃に羽田空港に到着。
札幌のラン友(つくばで先にサブエガされた、例のライバル^^;)と待ち合わせをしていたので、合流して電車に乗り込む。
予定通りの時間に、横浜から特急踊り子号に乗車。
電車内で昼食を食べて色々話をしながら過ごし、ようやく修善寺に到着。
駅構内に伊豆トレイルの旗があってワクワクします♪
ここから先は電車が走っていない場所。
バスに乗ること1時間ちょい。
17時過ぎに松崎町のバス停に到着、10分ほど歩いて受付会場の松崎町役場へ。
ここで装備品チェック(チェックはジャケット・ライト2種・マイカップ・手袋の5つだけでした)を受けて問題がなければ、スマホによって受付をする”Quick Ticket”で受付完了。
ライトは点灯確認もありました。
無事にゼッケンや参加賞Tシャツをゲット。
会場では鏑木さんが書籍の販売&サイン会をやってました。
ここまで一緒に来たラン友とは別々の宿のため、ここでお別れ。
バスに10分少々。”つば沢”というバス停で下車。
宿に向かう…道中が暗い。非常に暗い。
レースで使うヘッドライトは事前に出しやすい場所に入れておいて、ここから利用すべきだ。
15分ほど歩いて、大会から指定された”五輪館”という民宿に到着。
建物の様子が、暗くてさっぱり分かりませんね(笑)
(翌日の朝にもう一度撮影しよう)
なんて思っていましたが、翌日の出発時も早朝で真っ暗だったのでアウトw
やむなく、ホームページから拝借^^;
出典:http://www.dougashima.jp/hotels/gorinkan.html
こんな感じの民宿でした。
部屋は8畳くらいの広さに4人の相部屋。
4人がこの部屋で寝る時は結構ギリで、なかなか狭めですよ^^;
部屋に入ってご挨拶、同部屋の方と食事・お風呂を済ませてレースの準備。
夕食は、なかなか豪勢でした。
サロマ湖100kmウルトラマラソンでいつも宿泊する民宿もそうですが、民宿系の夕食って豪華な感じのお食事というイメージです♪
寝るまでに同部屋の方々とお話しましたが、凄い方ばかり。
千葉から参加のUTMF経験者1名、神奈川から参加の来年UTMFに挑む方が1名、京都から参加のTJAR(トランスジャパンアルプスレース・距離415km、累積標高差46662mという信じられないレース)を目指す方が1名。
そして北海道から参加の、伊豆は制限ギリギリでもゴールすれば御の字というトレイル弱者が1名…完全に場違い(笑)
UTMF経験者のハムをお風呂で見たら私の2倍はあろうかという、競輪選手のような太さ^^;
UTMF練習では、富士山4ルート制覇30数時間でやったという事。信じられない。
(やっぱりオレにはUTMFなんて無理だわ)
と確信(笑)
そしてこのレベルになると、私のようにロードの練習に特化していなくてもフルマラソンのタイムはサブ3前後が当たり前らしい。
TJARを目指す方は先日ロードのフルでサブエガに挑戦、残念ながら失敗(2時間53分)だったらしく、同じく撃沈した私と話が合いました(笑)
トレイルの話は合いません。私とはレベルが違いますw
そんなこんなでランナー同士で楽しい話をしながら、あっという間に就寝時間の21時。
消灯となり、各自眠りにつきました。
…ウソです。私は全く寝れず(笑)
2時間くらいはウダウダしていたでしょうか。23時頃にようやく就寝zzz
レース当日のレース前まで
朝3時半起床。
起きてからレースの準備をしていると、千葉から参加の方が全員分の朝食を部屋に持ってきてくれました。
それを見てビックリ。
小さいオニギリが3つと香の物。写真取り忘れた!!orz
ヤバい。70kmのトレイルレース前にしては朝食が少ない。
自分には、これにカップラーメンが1つ必要だ(笑)
サロマ湖100kmに参加する時の民宿の朝食は、朝からしっかりと料理をした温かい朝食で、量もたっぷり。
そのイメージがあったので、完全に油断してた。経験不足が露呈。
その他に用意している食べ物は、レースで使いたい補給食しかない。
(大丈夫。A1のエイドまでスタートして10kmちょいだから、そこでしっかり補給だ)
と考えてました。
朝食とレースの準備を済ませ、民宿から大会が用意するピストンバスのバス停まで車で送ってもらえました。
4時40分バス停発、5時前に会場到着。
バスを降りた瞬間、
海の近く、寒っ!!
会場の案内では、スタート地点の気温1℃。民宿を出た時と全然違う。
レースは6時スタートなので、レースの薄着でじっと待ってると冷え切ってしまう。
すでにズボンとジャケットを着用していましたが、さらに1枚上着を羽織って暖かい状態で待機。
スタート30分前にズボンや上着を脱いで荷物を預け、スタートラインに並びました。
IZU TRAIL Journey2019 レースレポ 上
早めに整列したので、比較的前の方だったように思います。
写真で見るとスタートゲートは少し遠いですが^^;
ありがたかったのは、人の中に入っていたので冷たい海風が遮られて暖かい。
待ってる間は快適な状態でした(*^^*)
鏑木毅さんや松崎町の町長さん、大会関係者などの挨拶が終わるとスタートセレモニー。
このスタートセレモニーが良かった。
スタートが近づくにつれてオフィシャルムービーに流れる音楽が会場全体を包み、鏑木さんの一生懸命な盛り上げと音楽で気持ちが高ぶってきて、頂点に達したところでスタート!(動画は音が出ます)
こういうスタートは、ロードにはないワクワク感があるよな~。
スタート~10km
1時間19分47秒(7’15-7’24-7’12-14’51-9’05-9’07-8’33-5’33-5’33-5’14)
スタート後、光の波が一斉に動き出した。
割と前の方からスタートしたので、振り返ると美しく壮観だった。
自分もヘッドライトを点灯しながら走る。
さて、まず最初は海の側・標高0m地点から、いつも練習で走ってる藻岩山(531m)クラスの標高差を登るイメージで走り出します。
すぐにロードの登りが始まったが、さほど斜度がキツくない&まだ始まったばかりなので走って登れる。
しかし、3kmほど進んでトレイルの入り口に入るところで渋滞。
キロ15分ほどかかった。
その後も進んでは止まる、という状態がしばらく続きました。
本州の人気トレラン大会の渋滞は、やむを得ないですねf^_^;
かなり明るくなってきた&身体が温まってきたので、走路の端に止まってジャケットとヘッドライトをザックにしまう。
マイペースにならない渋滞が続いていたので、無理に脇を走って前のランナーを抜かして進むランナーもいた。
でも自分は焦らないように。まだ先は長い。
しばらくすると、自然に軽く走れるようになってきました。
意外と楽に1つ目の山をクリア。
良い感じですよ〜♪
10km~20km
58分45秒(5’32-5’18-5’36-9’04-4’51-5’02-5’07-5’58-6’32-5’44)
10km過ぎ、A1エイドに向かう登りで身体が動くようになってくると同時に、スライド区間なので北海道内の仲間たちとエールをかわして元気が出る♪
そしてA1エイド到着。
気温の低さもあって、ここまで手持ちの水分はさほど減ってない。
しかし次のA2エイドまでは27kmもある。
標高差もあるし、時間にして4時間前後はかかるだろう。
念のため手持ちのスポーツドリンクをしっかり飲んでから、改めてエイドで提供されるスポドリを補充。
お腹が減り始めたので、バナナ2本と餅も食べてからリスタート。
相変わらず登りは野辺山を走ってるかのような比較的緩い斜度のロードで、ゆっくりでも走って進める。
今年は前半のパートが台風の影響で例年と異なり、より走れるコースだったようだ。
(正規のコースはどんな感じなんだろう。フカフカの良いトレイルコースなのかなー)
なんて思いながら走ってましたが、ご存知の通り、そんな想いはゴール後に
「伊豆には二度と来ねぇ」
に変わってしまったという(自分が悪いんですが笑)
20km~30km
3時間47分11秒(6’28-8’47-10’28-9’21-14’50-7’17-8’36-8’29-7’50-6’32)
だいぶ日が昇ってきて、日差しが当たると暖かくて心地良い。
しかし、トラブル発生。靴擦れで右足の土踏まずが凄く痛い。
現在使ってるトレイルシューズは、サロモンのS/LAB Ultra。
シューズ自体は性能もデザインも大変良いのですが、自分にとっては少々靴擦れをしやすい。
山での練習の時も両足の土踏まずに大きめの絆創膏を貼って痛みが生じないように走っていましたが、しばらく山練してなかったので対策を忘れてたf^_^;
しばらく我慢して走ってましたが、一歩一歩の強い痛みやレースの先の長さを考え、走路の脇に止まってザックを下ろしました。
急いでファーストエイドキットを取り出してソックスを脱ぎ、ガーゼ、テーピングをハサミで切る。
手がかじかんでうまく出来ないf^_^;
落ち着いて靴擦れの部分にガーゼを当てて、テーピングを貼ってソックスを再び履く。
で、焦らずゆっくり作業してたら、今度は寒くなってきたw
少し高度も上がってたので、日陰では特に空気が冷たくなってるのを感じてました。
スタート時点で気温1度でしたが、この時点でも5度以下だったと思います。
ジャケットを改めて着用してから、走り出す事にしました。
良し、痛みが少し和らいだ(^^)
デザインが良くて好きなシューズだけど、トラブルが出るのはダメだ。
来年のトレイルに向けて、シューズ買い替えようっとf^_^;
その後、今度はあまりにお腹が減って力が出なくなってきた。
(やべぇ。ハンガーノックになったら大変だ。寒いのはエネルギーが無くなってきてるのもあるかな…)
たいした斜度の登りでは無く普通なら走れるのに、継続的に走れなくなって歩くようになる。
この時、走っては歩きでキロ8分前後が続いてました。
やむなく、少しタイミングが早いけど持参のオニギリを1個歩きながら食べて、ジェルも1個摂取。
でもまだ相当腹ペコだ。
次のA2エイドまでは、まだ10km以上先。
手持ちの食料はオニギリがあと1個とジェルが2つあるけど
やっぱ朝食が少なかったよ!!(TдT)
あ~、寒いしラーメン食べてぇ~~(笑)
ハンガーノックの危険を感じながら前に進む事になってしまいましたが…
本当に迫っている危機はそんなもんじゃなかった。
何と言っても、10時間近く苦労して走った行程が全て吹き飛んでしまって”無かった事”になってしまうんだから(笑)
その他にも時間差で私の体調を恐ろしく悪化させる事案も発生した、衝撃のww、IZU TRAIL Journey 2019 レースレポ【下】に続く^^;