
新コースに変更された今年のつくばマラソン、ハシルコト北海道をはじめ、様々な地域から集った仲間たちと一緒に挑戦してきました!
かつては「つく専」(つくば専門、フラットなつくばでしかPBを出せないランナーのこと笑)として、つくばでは毎年PBを出すことがお決まりになっていたレースも、ここ数年の結果はイマイチ。
2023年 2時間57分37秒(撃沈)(2023年東京で2時間45分台)
2022年 2時間57分58秒(撃沈)(コロナ明け2022年熊本TMで2時間51分)
2020年~2021年 コロナで中止(2020年自主フルで2時間48分台)
2019年 2時間57分33秒(撃沈)
2018年 2時間52分07秒(PB更新!)
2017年 2時間54分27秒(PB更新!初サブ55)
2016年 2時間59分24秒(PB更新!初サブ3!)
2015年 3時間7分分46秒(PB更新!)
ここ3回のつくばは全部2時間57分台だったため、”つくば2時間57分の漢”として、ごく小さいコミュニティでは
「どうせ今年も撃沈して、2時間57分だろ」
とディスされていたとか、いないとか(笑)
でも、今年は違う!
春から新たな取り組みを継続してきて、旭川ハーフでは非公認大会ではあるものの1時間16分25秒でPBを出せているのだ!
↓PBの旭川ハーフ、フードバレーとかちのレポに、まとめて書いちゃった^^;
今まで10月の段階で、ハーフをここまで速く走れていたことはないので、心の中では
(ここ数年、秋はいつもダメだけど…ワンチャンPBいけるんじゃね!?)
と、自分に期待をしつつ、本番当日を迎えました!
目次
2025年 つくばマラソン レースレポ【まさかの展開】
レース前日

まずは前日に新千歳空港から羽田空港に移動、羽田空港でゆっくり食事をしてから、ホテルのある青物横丁駅に移動。
羽田空港にある飲食店の単価の高さに驚愕、ようやく探し当てたリンガーハットで比較的安価なランチをゲット^^;

ホテルは青物横丁駅の東横イン、
「なんでつくばマラソンに出場するのに、つくばから遥か遠い青物横丁の東横インなんだよ!」
という突っ込みは至極当然で、皆さま理解不能であると確信しております(笑)
ただこの理由を詳細に述べると記事が1つ出来上がるので(えw)、羽田に近い安宿でレンタカーでつくばに行けるとこで、北海道から参戦する仲間達が全員泊まれる(空きが多い)のであればどこでもいいやーで決めたということで^^;
ホテルにチェックインして、夕食までにホテルチェックインが間に合ったメンバーのみで夕食を食べ、この日は早めに就寝しましたzzz

当日のウェアと作戦
ウェア
レース当日は低めの気温&曇りが予想されていましたので

ノースリーブではなく、半袖のハシルコト×ノースフェイスのレースウェアを選びました。

パンツも補給食を色々と入れるのに便利な、マウンテンマーシャルアーツのマルチポケットパンツ。
その他、以下のような感じでした。
3,タクミセン 11
シューズの作戦とレースの作戦
①シューズの作戦

去年の防府で、当時発売されて間もなかったリベプロ3を本番で突然投入して10kmで撃沈(バカなの笑)。
その後、リベプロ3でたくさん練習を積んで挑んだ今年の東京マラソンでも24kmで脚が棒になってペースダウン、3’50/kmのペースが維持出来なくなって4’10/km~4’20/kmのペースがやっとになり、最高のコースである東京なのに、何とか粘ってサブエガに滑り込ませるのが精一杯となりました。
東京マラソン後はシューズをサッカニーの「エンドルフィンエリート2」に変えて秋・つくばに練習を積んできましたが…ロング走をすると、何度やっても脚が棒になって大きくペースダウンする。
(最近のカーボンプレートは反発が凄すぎて、いくら練習しても私の脚ではどうにもならないのでは)
という仮説を立てて、つくばに向けてはノンカーボンのタクミセン11で練習を何度も積んで…

(さすがにノンカーボンでもキロ4イーブンくらいではいけて、サブエガは出来るでしょー)
というところまで仕上げて、当日を迎えました。
②レースの作戦

新コースとなったつくばマラソンですが、コース高低図や大会が用意したコースの動画を見ると、そこまで大きなアップダウンはないと感じられました。
なのでタクミセン11で練習を積んできて得られた感触の通り、今回は
キロ4イーブンでサブエガ、走り出して良いペースを刻めれば、ワンチャンPB!
という目標で挑みました!
スタート前
朝5時半に青物横丁の東横インからレンタカーで出発、新橋で仲間をピックアップして一路研究学園前公園近くの駐車場へ。
7時くらいに無事に駐車場に車を停め、ハシルコトの陣地作成。

ハシルコト千葉のメンバーに、のぼりを持ってきてもらいました
8時に集まったメンバーで写真撮影をし、スタート準備を。

ここでトラブル!!
荷物預かりの混雑&トイレ(小)に行きたくなりトイレに行くと…大行列!!
やむなく並んで、用を足せたのがスタート10分前(TдT)ウゥ
走ってスタートラインに向かったものの、Aブロックの恐ろしく遠いことよ…orz
結局Aブロックには入れず、Bブロックの中盤?後ろあたりにスタート5分前くらいにようやく入れて、あっという間にスタート。
いや~。今回のつくばは去年までとは異なり、スタート前の準備に時間がかかるようになり、失敗がありました。
気を取り直して
(よし、頑張ろう!)
と気合を入れてスタート!
スタート~5km
20分20秒(430-402-401-354-352) ガーミンのラップより
かなり後ろからスタートとなってしまいましたのでスタートのロスが24秒、その後も道幅が狭いこともあって混雑で進めずに1km目は4’30/km。
これはもうしょうがない。それにしても遅いけど^^;
ただ渋滞は4km目くらいから解消されてきて、徐々にマイペースに。
序盤は僅かに下っているような感じの場所が多く、比較的ラクに進むことが出来たようなイメージです。
5km目で3’52/km(ガーミンでは3分51秒7)が出て、少し安堵。
5km~10km
19分33秒(354-351-357-358-353)
いつも通りの”フルマラソンの出力”で進んでいるつもりだけど、なんかラップが遅い。
そして…何だか息苦しい。何だこれ。
(まだ序盤、これから自動巡航になって楽になるはずだ。焦るな焦るな)
こんな序盤にも関わらずに少し巡航が苦しく、もしかしてこれはこのあと、キロ4巡航でも無理なのか?と不安になるほどでした。
(何とかしなきゃ。少し耐えれば大丈夫だ)
と何度も思いながら、進んでいました。
10km~15km
19分52秒(349-356-405-401-400)
もうキロ3分台の巡航が難しくなってきて、キロ4分台のラップになってきてしまいました。
(4分台/kmならまだ何とか呼吸が楽になるので、いけるかもしれない)
と思いつつも、折り返して応援をくれるランナーにお返事をすることも”おっくう”になるくらい、かなり疲弊してしまってました。
大きな声で”げんさーん!!”などと応援してくださった方など、申し訳ありませんm(_ _)m
それにしても、折り返してからの登りで出力が上がらずにキツすぎて
(フルマラソンって、序盤からこんなにキツかったっけ…これがあと30km近く続くとか、耐えられないかもしれない。シューズのせい?メンタルが弱くなった?体重が重い?体調不良?何だこれ)
そんなことを思いながら、ペースダウンが始まったので徐々に後ろのランナーに1人・また1人と抜かれていくようになっていました。
左足裏の痛み(あとで見たら酷い血豆・水ぶくれでした)やアキレス腱の痛みも出てきて、相乗効果(?笑)で地獄度合いは一層レベルアップ^^;
15km~20km
19分41秒(358-359-355-356-354)
15kmから20kmは僅かに下る区間なので呼吸が楽になり、追い抜いていったランナーに付いていって再びキロ3分台に戻せるように。
(このままで終われるかー!絶対にイーブンで進んでサブエガしなきゃ!)
下りを使ってるとはいえ、良いラップが出てくるとメンタルが徐々に復活。
何とか耐えて粘って進もう、頑張ろう!という意欲が湧いてきます。
20km~25km
20分02秒(400-358-359-404-401)
しかしながらキロ3分台の巡航は続かず苦しくなり、頑張って付いていたランナーは先に行ってしまいました。
(ここはひとまずマイペースで、再び復活を待つのが良いかもしれない。それにしても、何でこのペースで苦しくなって、安定的に巡航出来ないんだ)
このレース、頭の中で”何で”というワードが100回くらい頭の中を回ったかもしれません^^;
25km~30km
20分38秒(403-403-405-404-423)

ハシルコト千葉の友人が撮影してくれた28km地点くらいの写真。苦しそう。
もう脚が棒になってきた。
再びキロ3分台に戻せる見込みはなくなり、すごく息苦しくて、血豆も痛くて、辛くて辛くて、どうしようもない区間でした。
(それでも頑張らなきゃ、仲間たちもみんな頑張ってPB目指して走っているんだ、少しでも粘らなきゃ。つくばまで何しに来たんだ)
と思って、どうにか4’05/km前後で粘る。
それも29km地点を過ぎて4分20秒/km以上の時間がかかるくらいヤラれてしまい…30kmの標識が見えたところで
(これ以上は、辛くて…辛すぎて頑張れない。もうやめよう)
と、そこでレースを終えました(TдT)
つくばマラソン
30km地点 DNF 2時間00分24秒(4’01/km)

リタイア後は同じ場所でリタイアした方につくば駅まで一緒に歩いてもらって、そこから電車で研究学園に戻りました。(ご一緒して頂いた方、道案内ありがとうございました!!)
DNFするなんて夢にも思っていなかったのでスマホも現金も無かったですが、念のためガーミンにSuicaで1000円を入れておいたので、初めてのガーミンSuicaの利用でしたが、色々イジって何とか使えてJRで帰れたのが良かった~^^;(収容バスは待ち時間が長くなるしね)

Suicaの機能があるガーミンなら、緊急用に入れておいた方が!
ゴール地点に戻った後は、すぐに仲間たちが戻ってくるのを応援。
ハシルコト北海道を始め、埼玉・千葉・東京・神奈川などのメンバー達の多くがPBを達成!
レース後は温泉やアフターで、大いに盛り上がりました!(*^^*)

まとめ

レース後やアフターは皆の手前、明るく振る舞っていましたが…
春から新しい取り組みを継続実施していたり、もちろん走る練習も例年以上に頑張って積んできたにも関わらず、それが全く報われずに完走も出来ない、途中でリタイアをしてしまうという最悪の結果に大きく落ち込みました。
何が原因だったのか、頭の中で様々な要因が無限に回っていました。
根性がなくなってしまったのか、メンタルが弱くなってしまったのか、春からの筋トレで身体が大きくなりすぎて体重増・スピードが出なくなってオーバーペースだったのか、ノンカーボンのシューズが悪いのか、加齢で急激に走力が落ちたのか。
それはレース直後に書いた、ガーミンコネクトの日記にも現れています。
しかーし!レースの2日後には、もう復活!(笑)
もう完全に、若年性のアレだよねー^^;

すぐに姫路へのトレーニングを再開しましたが、どうにもジョグでさえ息が苦しく走れない。
速いペースなんてもってのほか!というくらい、全然走れない。
ということで病院に行って、血液検査をしてきました。
結果。ヘモグロビンの値が低く
貧血🩸(TдT)
なんだよー!
そりゃ走れるわけないわーー!!(早く気付け笑)
以前も2回ほど調子が悪くて走れなくなった時と同じ、ヘモグロビンの値でした。
思えば9/28の旭川ハーフでは非公認ながらハーフベストのタイムを出すくらい(貧血症状皆無)で走れ、その勢いでさらに良いコース設定&気温が低い11/2フードバレーとかちで何故か序盤から少し苦しくて良いラップが出ないで凡走、この時くらいから僅かに症状が出ていたのかもなー。
せっかく練習してきた成果を試す本番の、つくばマラソン当日に一気に走れない症状が表面化したのは不運というか、残念というか、自分の身体の管理不行き届きというか…
いずれにしても、貧血が治って元気になれば、またいつも通りに走れるのは間違いないから、まいっか(笑)
今回のように本気で挑んで途中でリタイアしてしまうことは、これまであまり多くなかったのでショックは大きかったですが、おかげで姫路城に向けて
・カロリーや栄養、体重管理の厳密化
→”あすけん”というアプリを入れ、それにリンクして自動的に身体の全てのデータが入る体組織計を購入した(”あすけん”、すげー良いですよ!食事の写真を撮れば、カロリーや栄養が自動で出るし、カロリーや栄養に強く意識が向くようになります)
→レース2日後から、砂糖とコーヒー、油の多い食べ物はやめた
→安全に、問題が発生しないように、体脂肪7%を目指す(現在は…恥ずかしながら12%台笑)
→体重も、春からの筋力強化もあって増えてしまったので、しっかり2023年の金沢マラソン時(54kg)近くまでにして、かつ差し込みがこないように痩せ過ぎない
・さらなる全身の筋力強化
→すでに体幹やレジトレ(腕立て100回・腹筋200回・ブルガリアンスクワット18kg×2、懸垂、ディップスなどなど)は実施していますが、一層強化していく
・貧血が治ったら、改めて厳しく自分を律するトレーニング計画を作成
こういうことを強く決意することが出来たので、災い転じて…というやつに、なったかもしれません^^;
そんな感じで、姫路城マラソンでは絶対にPBを出せるように努力を重ね
走って走って走って走って走ってまいりますので(アレね笑)
懲りずに、また応援してくださいねーー!!
ハシルコト北海道やハシルコト千葉のメンバーが書いたレースレポもアップされていますので、良かったらどうぞ!
ハシルコト東京練習会、参加者募集中ですよー!




