つくばマラソン2022 レースレポ【2022年秋・サブ45挑戦のラストチャンス】

つくばマラソン2022、金沢マラソンから2週間後の11月14日に開催されて、走ってきました～★

 

この秋、金沢では1週前にソツケン変化走30kmをやって挑む試み。

これはアカンかった。やっぱりテーパリングの偉大さは素晴らしいと、心底感じられたー。

 

そして今回はレース2週間前にレースで30km走って挑む試み。

金沢は30kmで終わりにしたのに、ダメージが思った以上に大きいorz

 

それでも2週間空いているので何とかなるはず！と、サブ45を目指して挑んできました！

 

ウェア・持ち物

ウェア

 

１，ハシルコトノースリーブシャツ

２，SKINS SERIES-5ハーフタイツ

3，eyebol BELLO（サングラス）

4，ヴェイパーフライ・ネクストパーセント2

 

つくばマラソン2022 レース記

スタート～5km

20分05秒（25-4’15-4’14-3’50-3’42-4’01）

スタートのロスは1分くらいかな～と考えていましたが、意外とロスは少なく25秒。

ただ久しぶりに少し後ろからのスタートで、スタート後の混雑を見極められていなかったorz

 

1km目と2km目、なるべくジグザグ走らないように流れに沿いつつ、抜けるタイミングでは抜いていくような感じで巡行したものの…

4’15-4’14

目指す3分50秒/kmからは25秒ずつくらい遅い…

 

結局スタートとロスタイムと合わせて、1分ちょいくらいのハンデとなりました。

覚悟していたロスタイムとあまり変わらない結果論になって良かったけど、今後気を付けないとなー。

 

その後は良きラップを刻みやすくなってきましたが、大学構内を抜けて一般道に進むと…

日差しが強くて暑い！！日影がない！！

 

（これは…今日は大変なレースになるかも）

と感じました。

 

5km～10km

19分19秒（3’49-3’50-3’51-3’51-3’57）

大学構内は日影が多くて3’50/kmで走っていてもさほどキツさは感じませんでしたが、日影が終わると直射日光が厳しいorz

 

それでも何とか3’50/kmで走っていたのですが、いつも自動巡行になる7~8kmを迎えても全然自動巡行にならず、むしろゼーハーが酷くなる^^;

暑さもそうだし、金沢の疲労が取れてない…

 

（3分50秒kmは、今日のマラソンペースじゃないな）

そう感じたため、すぐにキロ4くらいにペースを落としていくことを決めました。

 

こればかりは走り出してみないと分からないから、しょうがない。

その日に最適な、最も撃沈の可能性が少なくなるようなギリのペースを感じて進むしかないですからね。

 

10km～15km

19分57秒（3’57-3’57-4’04-3’55-4’02）

キロ4に落としたことで、しばらくは楽な感じになって

（これならイケるかも）

と感じる事が出来ていました。

 

でも、何かおかしい。

さっきより楽になったけど、やっぱり金沢の時のような”ジョグ感覚”の自動巡行モードにはならず、普通に苦しい。

 

速すぎるとは思えないペースで僅かに苦しいというのは、身体に疲労が残っているサインでもあると個人的には思っています。

（これがあと30kmも続くのか）

と思うと（まだこんなに序盤なのに）少し途方に暮れてしまったり、やめてしまいたくなる気持ちが沸き上がります。

 

こういう時は、たいてい良いレースにはならない。

それを薄っすら分かりつつも

（気のせいだ、いけるいける！）

と自分を鼓舞しながら進んでいきました。

 

15km～20km

19分51秒(3’56-4’00-3’59-3’59-3’58)

キロ4でも中々キツい感じになってきたので、普段のレースでは単独走をするのが基本なのですが、集団を探して付くことにしました。

そうしないと、すでに維持できないくらい厳しくなってきた( ﾉД`)

 

幸い10人ほどの、キロ4ほどで進む集団があったので、その集団に付く。

集団に入ると肘がぶつかったり、後ろの人からシューズを踏まれたり、給水所で給水が非常に取りにくいなどの不都合があるのであまり集団走はしないのですが…

今日は集団の力を利用しないと、あっという間にペースダウンしてしまうと感じていました。

 

ただ走っていて何となく集団の先頭に出てしまうと意図が変わってしまうので、いつの間にか集団の先頭になってしまったような場合はペースをグッと落とし、常に集団の後方に待機するようなポジションを取っていました。

 

感覚的に撃沈濃厚の雰囲気は強かったのですが、出来る限りの…ね^^;

 

20km～25km

19分55秒（3’59-4’00-4’00-4’00-3’55）

いよいよ苦しくなってきた(´；ω；`)

 

集団から離れてしまったり、また集団の後方についたり…

何とか喰らいつくような動きは粘っているように見えて頑張ってる感はあるのですが、レースプランとしては失敗のレース。

 

親しい友人に

「過去イチ頑張ってきます！！」

と言っていたので、心の中で

（過去イチ頑張れてるのか。我慢だ我慢！我慢がまんガマン我慢…）

と無限に頭の中で繰り返して最後まで粘ろうと、どうにか繋ごうと必死でした。

 

でもそれも、そろそろ限界。

その時を迎える覚悟を、決めはじめましたorz

 

25km～30km

22分11秒（3’58-4’23-4’17-4’40-4’50）

ここからは写真を撮影する余裕もなくなり、一切の画像はなし(笑)

 

27kmを迎えるところで遂に集団に引き離されて、単独走になってしまいました。

 

こうなるともう一気にペースダウン。

キロ5近くまで、スピードは急降下していきました。

 

（苦しい、キツい、脚は棒だ、もう無理だ。あと15kmもあるのに…(ToT)

かなりメンタル的にやられているところに、後ろから仲間のランナーが追い付いてきて声をかけてくれました。

 

「げんさん！こんなところで撃沈して、何してるんですか！一緒にいきましょう！！」（少々意訳あり笑）

ありがたい声かけだったけど、ちょうど撃沈して終了になったところだったので

「今日は無理っす。頑張ってね…」

と答えるのが精いっぱい。

 

全ての挑戦が終わったように感じられ、気持ちをつなぐものは何もありませんでした。

 

30km～35km

23分29秒（4’47-4’43-4’44-4’41-4’35）

 

撃沈してから数kmは、とにかく

（もうやめたい、苦しい、辛い）

ばかりでした。

 

でも今回は残念ながら、多くの方に

「何があっても、最後まで走り切ります！」

と宣言していたので、やめるわけにはいかない^^;

 

しょうがないので(笑)、ジョグペースでもゴールまでたどり着かないといけない。

そうやって走っていると、やっぱりマラソンって辛さに波がある。

 

少しだけ楽になる時が、必ずくる。

32km過ぎで、それはきた。

 

それが来ると、頭が働くようになります。

気持ちをつなぐにはどうしたら良いのか、新たな目標を作って頑張るための方法を考えられるようになります。

 

残りの距離と今のタイム、巡行可能なスピードで計算すると…

（キロ５を切るくらいで何とか粘っていけば、サブ3に届くかもしれない）

 

「いまさらサブ3とか(　´_ゝ`) ﾌﾟｯ」

という向きもあるかもしれませんが、このレースが何があっても頑張らないといけない、精一杯頑張ると約束したレース。

 

多くの方がランナーズアップデートを見てくれていて、応援してくれている。

「自分のために走り出し、誰かのためにゴールする」

という言葉がありますが、今ある力を振り絞ってゴールまでたどり着く事で、伝わるものはあるはずだ。

 

再びこの言葉を、延々と繰り返すことに。

（過去イチ頑張れてるか。我慢だ我慢！がまーーん！）

サブ3へのリスタート。

 

35km～40km

23分01秒（4’29-4’36-4’29-4’36-4’50）

 

あごが上がってフォームもメチャクチャだと自覚出来るけど、もう直せない^^;

とにかく1km1kmを4’30/kmに近づけるように、頑張るのみ。

 

37km、いよいよ筑波大学の構内まで帰ってきた。

 

あと5km。

残り5kmの看板、37.195km地点の通過タイムが手元の時計を見た時に

2時間34分50秒

というのが見えた。サブ3まで残り25分10秒。

 

キロ5で走って5kmは25分かかるから…それで超ギリギリ。

キロ5を見てはいけない、4分台/kmで最後までいかないとダメだって分かった。

 

すでに撃沈しているので、キロ5平均でOKと言ったって全く気が抜けない。

止まったり歩いたりしたら、そこですぐに終わってしまう。

 

とにかくもがいた。あと25分だけ頑張ろうと。

 

40km～ゴール

10分35秒（4’54-4’52-52）

 

筑波大学構内の、最後の登り坂。

こんなにキツいと感じたのは、初めてだったー。

もうキロ５に限りなく近い、瀕死の状態で何とかクリア。

 

そしてようやく…競技場に入っていく左折の場所が見えた！！

フラフラになりながら、最後のスパートなど一切出来ない状態…

でも弱い気持ちに負けずにサブ3出来たのは、本当に嬉しい！！

 

両手を上げて、達成感と満足感の大きいゴールを迎えられました！

つくばマラソン2022

2時間58分23秒(4’14/km)

 

つくばマラソン2022を終えて

ブログへのコメントやメール、LINE、DMなどでたくさんの応援を頂き、本当にありがとうございました！！

 

この秋はサブ45が出来る練習は確実に積み上げられたと胸を張って言えるのですが、レースでの結果には結びつきませんでした。

 

調整方法に関して色々な事をやってみたくて試してみて、残念ながら失敗に終わった（笑）秋の2戦・金沢とつくばでした。

 

でも無駄なことなんて、何一つない。

 

来年3月の東京マラソンが、自分の中では走歴10年の集大成として考えている本当の本命レース。

東京マラソン本番に向けての練習方法やテーパリング、ピーキングは迷いなく”これしかないな”と感じる事が出来たのは良かった。

 

それにレースでの目標達成も大事だけど、ダメならダメで次があるし、楽しいのはレースだけじゃない。

普段の練習や仲間とのランニングも、本当に楽しいですしね。

 

やるべき事をしっかり積み上げていけば、結果は遅かれ早かれ必ずついてくる。

また次！来年3月の東京マラソンで、頑張ります！！

 

レース後のこと（真面目レポで疲れたので、タメ語口調です笑）

フルマラソンって、何回やっても超絶キツくて辛いよね～～。

 

今回のつくばマラソンのあともさー、

「フルマラソンって、ホンットに最低のスポーツ！！もう二度とやらねーー！バカヤローー！！」

って心底思ったし、なんなら道中でも

（なんでオレは、こんなレースにエントリーしちゃったんだろう…オレの馬鹿！）

という後悔を、何度したことか(笑)

 

でもさー。

レース翌日となる今日。

 

すでに

（東京では、こうしてやる、ああしてやる）

そんな思いで頭が支配されているとか、信じられない(笑)

 

私って…やっぱりバカなんだろうねwww

いや、ランナーはみんなバ〇なのかなー(笑)