【第0回】ハシルコト・アドバンス「プロローグ」

【第0回】ハシルコト・アドバンス「プロローグ」

1年振りにレースレポや練習会告知ではない、純粋な”記事”としての作成を「【第1回】ハシルコトADVANCE」として新年からスタートしようと思っていますが、その前に…前回の記事でも少しADVANCEの事について書きましたが、改めて

“プロローグ”

としてハシルコトADVANCEの考え方や記事の内容について、読んでくださる皆さまにご承知おき頂きたいことをお伝えしておきたいなーと思いますm(_ _)m

ハシルコトADVANCE プロローグ

2018年にブログを開設して以来、”ハシルコト”の記事では書籍や研究結果から分かっていること(科学的根拠・エビデンス)を引用しながら、出来る限り簡単で分かりやすい文章を作り、走力向上の”やり方”について書いてきました。

つまり多くの市民ランナーの皆さまが“練習で苦しむ理由(笑)”を理解した上で納得して練習に取り組んで頂き、仕事や家庭で忙しく時間のない私たち市民ランナーでも

(そうか、隙間時間で頑張れば走力を間違いなく上げていけるんだ!)

と思えるような記事をメインにしていました。(閾値走20分なんてアップとダウンを入れても40~50分で終わる時短練習にも関わらず、特に走歴初期の頃は走力向上に効果絶大ですしね)

「閾値走って何だ?」 「閾値走ってたまに聞くけど、本当に効果があるのか!?」 「Tペース走でフルマラソンが速くなるのか!?」 気に...

エビデンスがしっかりとしたトレーニング方法は非常に強力な指針ですし、理解・納得した上でないと苦しいポイント練習やロング走に取り組めない方も多いでしょうから、その点では役立つ部分もあった…と願いたいです^^;

しかしブログ開設から7年以上が経過した現在、ハシルコトを見て練習を継続的に頑張ってくださった皆さまの走力レベルは、男子ではサブ3やサブエガ前後、女子でも国際ランナーやサブ3ランナーが出てくるなど、嬉しいことに大きく飛躍しています。

女子市民ランナー憧れの舞台・大阪国際女子マラソンへ!3時間7分を切るために! 【記事の内容は、以下のYouTubeでも見れます!】 ...

ただそこまで走力が上がってくると、どうなるか。

ある一定程度の走力レベルから全くタイムが上がらなくなったり、以前(走歴が浅い頃)出来ていたことが出来なくなったり、加齢によりタイムが下降線をたどるようになったり…と、グングン伸びていた最初の頃とは全然違う状況になって、レベルの高い場所でしか感じられない、新たな疑問や不安(もう伸びないのでは…など)、そして

(ちっ。ハシルコトの記事は今となっては基礎的なことばかりで、面白くねぇな!)

となっているに、違いない!(被害妄想でしょうかw)

ということで今回、新たにハシルコトの”ADVANCE”つまり”発展版”のような形として、ちょっと内容的には難しくなりますが、出来るだけ平易に、そしてクスッと笑える(笑えないかもですが笑)ような記事を書いていけたらと思いました。

ハシルコトADVANCEの記事で、以前と最も変わることは、何か。

「科学的根拠(エビデンス)は不確定」の内容がメイン、になってくると思います。

(え、それじゃぁ信頼出来ねーし)

とか思わないでくださいね^^;

そもそも科学的根拠というのは、現場の最前線で効果があった、あるいは経験則で良いと思われていることを”後づけ”で「なぜそれが効くのか」を検証して

「うむ。これは効果がある」

と、偉い科学者の先生が言っただけで(言い方w)、今も昔も”最前線”は現場での模索や試行錯誤です。

そして科学は基本的に

・平均的な人間が、平均的な条件で実施して、平均的にどうなるか

を示すのが得意であり、そこに個別の状況は入れることが難しかったりします。

この個別の状況こそ”エビデンスは不確定・未検証”のトレーニングが大きくモノを言う、走力が高くなった自分にとっての”ノビシロ領域”です。

科学は平均的な解答は出せますが、現場では平均的なタイムに収まる検証済みのトレーニングではなく、それぞれの競技者がさらなる向上を期待出来る「個体差」に、常に暗中模索とも言える状況で踏み込んでいます。

フルマラソン年代別ランキングで上位を占めるランナー達の練習がSNSに上がっていることがありますが、ある種の異常性が感じられますでしょ?(笑)

これは「個体差が大きいこと」を頭で考えている・いないは別として(つまり本能的に実施している方も含めて)、教科書から外れた練習をしてみることで”自分”という器にどれほどの水が入るかを常に模索・検証しながら走力を上げていったことに他なりません。

こういう練習は特定の選手だけに効く(大多数には害になる)トレーニング方法や月間走行距離だったり、ある走力レベルのランナーにのみ有効な練習方法だったりするので、そのままマネすると超ヤバいですが^^;

でもレベルが高くてキラキラして見えるので、マネしたくなるんですよね~(笑)

つまり

・科学的には未検証だけど、メカニズムを推測すると効果がありそうである

・実際に現場で実施しているランナー達が、良い結果を出している

・リスクが明らか&致命的ではない

・目的が説明出来る

そんな条件を満たしているようなトレーニング方法などを、ご紹介していければ良いな~と思います。

なので

「毎日・毎回タイムトライアル」

「2日に1回は30km走」

みたいなのを”未検証トレーニング”・”高い効果がある!”とか言って「さぁ、やりましょう♪」とか言いませんので、ご安心ください(笑)

またハシルコトADVANCEでは、これまでに書いてきた内容の記事(閾値走の記事や目標タイム別の記事など)をアップデートして、さらに進化させたような内容にすることも考えています。

T(閾値)強度は、言わば快適なきつさである。確かに、比較的速く走ってはいるが、そこそこの時間(練習なら20~30分間)維持できる、と...

高いレベルの記事と言えば、これまでに書いてきた有料記事がそれに近いのですが

個人の限界はどこにある!【第1部:理論編】 トレーニングを継続しているランナーが、ふと (最近全く記録が伸びない…もうこれが自分の限...

有料記事の内容もある程度は記載していかないとAdvanceの記事は作れないので、ご購入頂いた方には大変恐縮ですが…(全てではないですが)多少は有料記事内の内容も(第1回から早速^^;)記載していきますので、何卒ご了承くださいm(_ _)m

ということで!

年明け早々にも(出来れば箱根駅伝が終わるまでに)第1回ハシルコトADVANCEとして「走力レベルとフルマラソン終盤」みたいな感じで、

・マラソンを始めてから何度もロング走などを重ねて脚を作って、フルマラソンをイーブンで走れるようになったハズなのに

・走力レベルが上がるにつれて、再びフルマラソンをイーブンで走れなくなる事が多くなった

・フルマラソンを走る脚はあると思うのに、なぜ!どうしたら良いんだ!

・みたいなことの”なぜ”と”解決方法”を考えていく

フルマラソン七不思議・第3弾(笑)、のような記事を書いてみようかなーと思います。

ブログの記事をアップしたあとは、ちゃんとYouTubeでの解説も作って、再び”ディスされやすい”(笑) 動画戦線に戻って「げんは死んだらしいよ」という噂を払拭してきますw

げん

View Comments

  •  さん、そんな記事を待ってました!
     運動未経験が、ハシルコトのおかげでサブ3.5までは3年程度で到達出来ましたが、今期は怪我に悩まされてほとんど走れない状態でした。
     また、この先どんなトレーニングを積めば、怪我なく走力を上げることができるかと悩んで、走れないことを言い訳にこの2、3ヶ月は自堕落な生活を送っております(笑。
     今年のフルは現状維持を目標に。来季は向上を目標に、ハシルコトアドバンスを楽しみにしています!

    • カワムラさん、コメントありがとうございます!

      運動未経験から始めて、3年でサブ3.5まで!それは素晴らしい成長!
      ただ今季は怪我で...とのこと。

      走りはじめの初心者がなりやすい怪我を乗り越えれば、走歴2~3年までは比較的順調に成長して楽しく出来るんですよね~。
      問題は、本当にそこからだと思います。

      自堕落な生活になってしまうのも、ごもっとも。
      だって痛くて走りたくないし(笑)

      その辺りのことも少し掘り下げて、記事に出来たらと思います(*^^*)
      引き続き、またブログを読んでくださいね~♪

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げん

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