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ストレッチの嘘とホント 練習後は必須!?怪我の防止に有効? & 2021/10/18 練習日誌 不整地ジョグ+坂D7本

ストレッチの嘘とホント 練習後は必須!?怪我の防止に有効?

【記事の内容は、以下の動画でも解説しています!】

運動前は動的ストレッチ・運動後は静的ストレッチ、というのは一般的になってきてます。

「はぁ~?走る前に動的ストレッチ?メンドクサ」 そう考えている人はいないでしょうか。あ、私です^^; 「何のため...

運動前に静的ストレッチをやるとパフォーマンスが下がってしまう、というのは研究でハッキリしているので、昭和の頃にやっていたような静的ストレッチを今だに運動前に実施されている方は少ないでしょう。

動的ストレッチと静的ストレッチ ストレッチという言葉から思い浮かべるのは、どんなものでしょうか。 昔は小学校の体育の時間など、運...

ただ、どうしても思うのが

動的ストレッチも静的ストレッチも、めんどくせーよ問題

これです(笑)

あるいは

いや、やりたいんだけどね~。時間ねぇわ問題

ほら。あるよね(笑)

パッと走って、チャッと終わって、飯食って風呂入って寝たいんだよww

でも愛する市民ランナーの中には、本当に真面目な人が多い。

「ストレッチは非常に大事だ。欠かさずやらねば!」

と思って睡眠時間を削ってでも、必ずやる人がいらっしゃいます。

質問でもたまにくるんです。

「睡眠とストレッチ、どちらを優先させたら良いですか?」

って。

そういう人ほど色々聞いてみると、日々の睡眠時間が5~6時間だったりするんです。

「今すぐ寝てください」

と答えています(笑)

世の中の三大害悪は

1.睡眠不足

2.栄養不足

3.運動不足

ですよ。ストレッチ不足は、入ってませんww

睡眠が不足すると身体の回復も充分でなくなりますが、メンタル(心)もやられてしまい、ランニングどころか仕事や家庭など、人生全般に大きく影響を及ぼしますよ。

「で、でも…走ったらストレッチしないと、怪我しちゃうじゃないですか」

違うから(笑)

ストレッチ不足で怪我するんじゃないですよ。

ジョグとかEペースの絶大なる効果を軽視して、脚も身体も弱いまま直接的に、あっという間に速くなっていく気がしてならない、ポイント練習をやり過ぎている人が多いんです。

80:20の法則です。

ジョグやEペースが8割、ポイント練習のボリュームが2割。

月間300kmなら240kmがジョグやEペース、中~高強度練習は60kmが上限。

これはダニエルズさんの練習やリディア―ドさんのトレーニングでも概ね同じ比率なので、怪我や疲労のリスクを回避しながら、長期的にレベルアップしていくためには必要な考え方。

ストレッチに関しては最新の研究で

ストレッチによる柔軟性の向上は運動による傷害のリスクを減らすと以前から信じられてきた。しかし現在のところ、ストレッチが運動やさまざまなスポーツ中の怪我を減らすということを支持する報告はほとんどない。

パワーズ運動生理学 体力と競技力向上のための理論と応用

あるいは

運動によるケガを防止するためにストレッチがおこなわれていますが、科学的な根拠はなく、直感や、なんとなくそうしたほうがいいといった研究結果がもとになっている

良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識

そして

ストレッチも、広く普及しているためにその効果が疑問視されない手法の一つです。これは優れたプラシーボです。儀式化され、主体的に関わっている感覚や、何かが起こっているという感覚を得やすいからです。これらは、効果への期待を強めます。~中略~ しかし、残念ながらストレッチに関する科学文献のレビューは、ストレッチがリカバリーには役立たないことを示しています。

Good to Go 最新科学が解き明かす、リカバリーの真実

という結論に達しているのが、科学的な見地からの現在地と言えます。

ただそれによって、ストレッチが全く効果がない!という事にはなりません。

ストレッチを実施している方が考える、主な目的としては

 ・筋肉の柔軟性を高める
 ・関節可動域を拡大する
 ・怪我の防止
 ・血行促進
 ・疲労回復
 ・リラクゼーション

こんな感じだと思います。

つまり怪我の防止以外にも、効果を期待しているわけです。

柔軟性が向上しても運動による傷害のリスクが軽減されるわけではないとしても、あらゆる可動域で関節を動かす能力は多くのスポーツで重要である。

パワーズ運動生理学 体力と競技力向上のための理論と応用

あるいはリラクゼーション効果によるメンタルのコントロールや、その事による精神的な安定が怪我の防止につながっている可能性もあります。

アイシングやマッサージによって痛みや疲れが和らぐと期待していると、本当にそのように感じるのです。リカバリー手法は、この主観的または心理的な作用を利用することで、そのメリットを生み出しているのです。

Good to Go 最新科学が解き明かす、リカバリーの真実

実際にこれまでストレッチを実施していたランナーが、ストレッチをやめた事で怪我の割合が増えた、という研究報告もあります。

私もポイント練習をしたあと時間があれば、ストレッチや以下のマッサージ棒で筋膜リリース的な事をして良い気分になってます( ´ ▽ ` ) このマッサージ棒でふくらはぎとかハムをゴロゴロやると、超気持ち良いんだ♪

amazonの評価によると、私だけが気持ち良いんじゃないみたい^^;

話が少しそれましたが…

まだまだ人間の身体は分からない事が多く、非科学的な先行事例を受けて、科学的なアプローチで後(のち)に証明される…そんな事は往々にしてあります。

科学トレーニングと非科学トレーニング ダニエルズのランニング・フォーミュラやリディアードのランニング・バイブル、アドバンスト・マラソントレ...

とはいえ、翌日の予定から考えてあと5時間しか寝られない深夜の時間帯になっているにも関わらず、睡眠時間を削ってまでストレッチをやるべきかどうかについては…

何もやらなくて良いので、今すぐ寝てください(笑)

という結論になるのは至極当然かな、って思います^^;

2021/10/18 練習日誌 不整地ジョグ+坂D7本

山で遊んでから2日。

筋肉痛は最大級の痛みとなり、そりゃ酷いものです^^;

でも怪我じゃないので、走り始めはキツいけど走ってりゃ筋肉痛は徐々に気にならなくなるからね。

普通に不整地ジョグと坂を7本。

全国的にだけど、札幌もここ数日は本当に寒くなってきた。

朝は5℃以下だし、走る時も10℃にいかないので、手先冷え性の私は手袋が必須。

ちなみに北海道では手袋を装着するのに使う言葉は、靴下と同様に「履く」だからね。

手袋を「する」とか「はめる」なんて言ったら、モグリ確定になるから要注意だw

全国的に見れば「履く」と言うのは北海道だけではなく、東北やその他一部地域で使われているみたいね。

Jタウンネットより

我が子たちは小さい頃から札幌で過ごしているので、自然と手袋は「履く」と表現してる^^;

私は36年間も東京に住んでいたので、今だに通常感覚では手袋は「する」とか「はめる」が自然に出てくる言葉。

なので気を付けて「履く」と表現し、道民のフリをしているわけです(笑)

げん

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げん