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オッサンが外でジョギングをしていて、道を歩いている一般の女性に近づく時は、よくよく注意しなければいけない。
先日正面から来る女性とすれ違う際、ハンカチで口と鼻を抑えられた。
「おぃおぃ、そんなにオレはクサそうかい？」
とキレてはいけないですよ（笑）
考えてみてほしい。
正面から汗だくのオッサンがゼィハァ来るんだ。
そりゃイヤだよねw
かと言って、たまに
「オマエ、ぜってーコロンつけてるだろっ！走ってるのに、すげーいい香り♪」
っていう人もいるけど、私が走りに出るのに香水付けるのも、キャラ的に違うと思うので^^;
またある時は、暗くなった公園で走っていて前を歩く女性が私の足音に気づいた模様。
その瞬間、女性は凄い勢いで振り向く。
変質者かひったくり、そんな危険を感じたんでしょう。
そう。私はオッサンなんだから、しょうがない（笑）
そんな状況になりそうな場合スピードを落として息を整え、その女性のそばを走って抜くのではなく、可能な限り離れて抜いてほしい。
「私は怪しくないですよ」アピールだ。
私のラン友で、帰宅ランをするためのランパンを忘れてしまい、ジーパンで4’15/kmのスピードで夜道を自宅まで帰ったランナーがいる。
歩いている方を追い抜くごとに怪しい目で見られたらしく…
ジーパンでそんなスピードで後ろからオッサンが近づいてきたら、男のオレでも恐怖。
女性ならなおさらで、通報されてもオカシクないレベル。
「ジーパン姿の怪しい人が全力で逃げていきました」ってねw
そんなチャレンジは、絶対しちゃダメだ。
外を走っていても屋内施設を走っていても、誰か知らないランナーに無言で後ろに付かれる事ってあるじゃないですか。
急に足音と、メンズのゼェハァが聞こえてくる。
速いペースで後ろから追い付かれて一緒に…というのはあまり無い。
そういうランナーは軽快に私など抜いていくわけで。
問題は自分がメンズを抜かした時に発生するんですね。
ウィメンズを抜かしても、そういう事態に発展する事は無い。望むとこなんだけど。
1人で閾値走をやっている時なんかでよくある。男子は抜かれると
「オレだってそれくらいで走れるわい」
っていう気持ちがムクムクと湧いてくる時があるからねw
先日もスピ練をしてる時、ジョグペースの方を抜いたら付いてきたっぽい足音。
キタこれ。しかし、決して後ろは振り返れない。
「ナイスペースっすね！何km走るんすか？一緒に行きましょう！」
などと爽やかに話しかけられればいいんだけど、そんなの一生無理だ。
なんつったって、私はA型牡羊座のシャイボーイなんだ。
それからは、どちらかが脱落するまで我慢比べ。
さもラクそうに、なるべく呼吸を荒くしないように進む。
やせ我慢ねw
ペースダウンは決して出来ない。
後ろに付かれたら、なんかペースダウンしにくいじゃない。
後ろに付かれてから1km程走っても離れない。
ガーミンは3’45/kmのペースだと教えてくれた。
（マジか…ﾊｧﾊｧ）
ここで思い切って勝負に出る。
少しペースアップした。
一瞬息遣いが離れるものの、しばらくするとまた息遣いが近くで聞こえるようになった。
（くっ、まだダメか…ｺﾞﾌｯ）
最悪だ。
こうなると後悔と地獄がいっぺんにやってくる。上げたペースから、落とせなくなった。
やむなく上げたペースで粘る。
呼吸の荒さを気付かれないように粘る。ガーミンは3’40/kmを切る勢いだ。
後ろは…やや呼吸が乱れたか。
いや、オレの方が乱れてるか。
…
なにこの不毛な戦い(笑) ここに何の価値がw
付かれてからもうすぐ3km。
自分のが予定している距離もあと1kmちょいだ。
「もうちょっと粘れば堂々と自分の練習が終わるから止まれる…」
そう思った瞬間だった。
（…！！なにっ！）
後ろのメンズが一気にオレを抜いていった。
そう、やられたんだ。
相手はラストスパートかもしれないが、いずれにしても敗北感。
ちきしょー！アイツ（アイツ言うな）は気持ち良かっただろうなーー！！（笑）
練習が終わった後、バトルをした相手とお話したことなどない。
多分アイツもオレと同じくシャイボーイなんだろう。それもまた良いじゃないか。
お互い良い練習が出来たということで！