遅く走れないと速くなれないって何だ?

遅く走れないと速くなれないって何だ?

【記事の内容は、以下のYouTubeでも見ることが出来るようになる予定です!】

からランニング業界(業界?笑)では

「遅く走れないヤツは、速くなれないんだ」

と言われております。

ランニング初心者であれば

「は?速く走れば速くなるんだから、遅く走る必要はないでしょ」

と思うかもしれませんが、ある程度の走歴があれば情報収集をする機会も増えるので

「はいはい、それね。LSD的なヤツとか、脂質代謝がーとか、ミトコンドリア的な話ね」

と、すぐにピンとくるはずです。

特にハシルコトの読者であれば、ゆっくり走る意味や意義、どんな能力が向上するのかというのは何度も記事として読んで頂いて…ますよね?(笑)

もし読んでない方は、以下から!

【解説動画】ゆっくり&辛くない なのに効果絶大!LSD(ロング・スロー・ディスタンス)正式なペースは?具体的に何分走れば良いの?...
マラソン練習で一番多くの時間と距離を費やすであろう「ジョグ(ジョギング)」。 「疲労抜きジョグ」「回復ジョグ」「強化(...

しかしながらこの世の中、仕事でも趣味でも、学んだことを全て実務に落とし込めてレベルアップ出来たら、全員がとてつもなく優秀になって素晴らしい世界になっちゃう(笑)

学んでも忘れてしまったり、1日の瞬間瞬間で”たわいもない”気持ち(面倒くせーなーとか、疲れんなーとか、要するに妥協^^;)が湧き上がったり、ついつい、いつものルーズな感じで動いてしまったりすることがある訳です。

ポイント練習だってそうじゃないです?

Iペースインターバル5本が効果的って分かっていたとしても、恐ろしく苦しむって分かってるIペースなんて、マジでやりたくないですよねw

こうなるのが分かってる練習ってイヤだね~(笑)

いや、Iペースみたいな単純にスピードが凄く速くて呼吸がキツい練習なら分かりやすいんだけど、面白いことに

「ゆっくり走るのも嫌いなんだよね~。てか、出来ない^^;」

という市民ランナーも、少なからず存在するというところ。

(ふ~ん、そんな人もいるんだ~)

と思った、そこのあなた!

普段のジョグ、いつも速すぎになったりしてませんか?

(いやいや、ちゃんとEペース範囲内くらいで走ってるし)

と”ドヤ顔”あるいは”オレ無関係だし”みたいな感じ(笑)になってるかもですが、

それ、速いから。

端的に言えば、普段から

Eペース下限より遅く、速くてもE下限+15秒~30秒/km、あるいはそれより遅いペースでジョグしてない・出来ない人は

“低強度で身体をコントロールし続ける能力がない”

ということですよ。

どうですか、少しドキッとしてもらえましたか?(笑)

なぜ普段から”あえて”遅く走らないと、速くなれないのか。

改めて心に刻んでいきましょう。

なぜ遅く走らないと速くなれないのか

ポイント練習とポイント練習の合間、ボリューム的に言えば全体の8割を占める日常のジョグ。

市民ランナーなら、誰でも経験がありますよね?

ゆっくりジョグをしようと思ったら、ついつい速く走ってしまったということ。

「走ってると気持ち良くなっちゃうから」「ついつい」「いいリズムになってねー」

そして息を弾ませて終わったあとの爽快感、気持ち良さ。

(身体は問題ないし、気持ち良い練習が出来たな!)

(遅く走るより練習効果も多少は大きいだろうし、怪我する兆候もないし、全然OKでしょ)

これですね。

本当の走歴初期、ごく初心者の頃ってスピード練習とかしないから、普段から割と速いペースで走って、言わば日々”軽いポイント練習”みたいになる事が多いですが、

走り始めたごく初期の私(げん)の練習内容。全部ジョグでペースが速い^^;

スピード練習やロング走を取り入れて練習に”メリハリ”をつけるようになってくると同時に、身体への負担も上がってきます。

ここで身体は”過負荷”によるダメージを受け入れて超回復(さらなる能力向上)をしようというシステムが働いて、少しずつ強くなっていくんでしたよね。

ここで勘違いしてはいけないのは

❌️ ポイント練習をすれば速く・強くなる

のではなく、

⭕️ 超回復を手助けしてあげる余白を、”あえて”身体に作る

ことで、速く・強くなるということです。

ちょっと逆説的ではありますが、ポイント練習(過負荷)を実施しないと”効率的”に速く・強くなるのは難しい。

これは確か。

しかしながら、忘れがちなのが

過負荷と回復は、必ずセット

という事です。

「違う。常にある程度の疲労がある状態で練習継続をするから強くなるんだ」

という向きも市民ランナー界の”感覚”としてあるのですが、それはまた個別性の法則として別の話題で1つ記事が出来ますが、基本は

回復が不十分な状態で刺激を重ねると、適応が減退・鈍化する

ことは、多くの研究で確認されていることです。

常に同じ負荷をかける、あるいは常にドンドンきつくして行くのではなく、絶えず「息抜き」を入れることで、身体に「適応」させる余裕を与えてあげましょう。

リディアードのランニング・トレーニング

一時の快楽か、ランニングライフの充実か

市民ランナーが、マラソンで高いレベルに到達するために難しいことは

・誰だって速く、強くなりたい

・それは1日でも早く実現したい

・そのためにはポイント練習で頑張り、その他の日も可能な限り頑張ると成長が早い”気”がする

このような考え方から離れ、焦りにも似た感情から自分を解放して、“あえて手を抜く”ようなトレーニングをしなければいけない所にあると感じます。

市民ランナーの皆さまは、真面目で勉強熱心で頑張り屋さんなので(私はちょっと違うかもですが笑)、これが本当に難しい。

今はYouTubeなどで様々な情報に触れられるので「ビルドアップジョグ」とか「調子上げジョグ」「中強度走が効果的」みたいなのを見聞きすると、ポイント練習間のジョグの日にやりたくなっちゃったり^^;

ポイント練習でついオールアウト(限界まで追い込むこと)まで追い込むのは(基本的には)ダメですが、ジョグの日も自制をして”一時の快楽”のような感覚を求めず、長いランニングライフで怪我なく右肩上がりで成長していくために必要な強度や時間を理解することです。

まとめ

怪我をしやすいランナーの要因は様々、原因を特定出来ないこともあるのですが

・ポイント練習とジョグの比率が崩れている(80:20)

・普段のジョグのペースが速い

・同じ路面でばかり走っている(不整地を走っていない)

・月間走行距離が少ない

・週間、月間負荷の急増

「フォームを意識して変な着地しちゃいましたー!」みたいなことがなければ^^;、上記の5つが怪我の主な要因となり得ます。

もっと単純にすると

耐性不足 × 急激な負荷増加 × 回復不足 = 怪我のリスク

上記の3つのうち1つでも適正範囲から外れると、怪我のリスクが急上昇する訳です。

日々のジョグで少し速くなって気持ち良くなるのもランニングライフの醍醐味と言えばそうなのですが、怪我をして走れなくなっては元も子もありません。

遅く走れないヤツは、速くはなれない

先人達が長期間のランニングで”感覚的”に得て、伝えてきた言葉。

今では科学的にも正しいと証明されていますので、あえて科学に逆行するようなジョグは控え(失礼な笑)、怪我や疲労増によるポイント練習の質低下を避けるためにも、日常のジョグはテキトーに緩くやってくださいね。

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