目次
2日(月)エアロバイク@自宅 41km 1時間(1’27/km)
3日(火)Eペース走@雪上 10km 45分48秒(4’34/km)+アップ&ダウン2km
4日(水)ジョグ 10km 53分27秒(5’20/km)
5日(木)ゆるビルドアップ走 10km@つどーむ 43分20秒(4’20/km) など
6日(金)ランオフ
7日(土)ランオフ
9日(月)ランオフ
10日(火)ランオフ
11日(水)ランオフ
12日(木)ランオフ
13日(金)ジョグ 10km@雪上 56分56秒(5’41/km)
14日(土)ジョグ 10km@雪上 51分43秒(5’10/km)
15日(日)ランオフ
先週は伊豆トレイルでしたので、練習のまとめ記事はお休みでした。
今回2週間分。
つくばの疲労&ダメージを抜いていたのと、伊豆後の胃痛&疲労・ダメージ抜きのために、たいした練習はしていません^^;
【5日】
アップ 2km
1000m走 3分22秒
10kmゆるビルドアップ(キロ5から)
4’57-4’50-4’40-4’32-4’27
4’17-4’14-4’07-3’46-3’29
400mレペ1本 1分12秒(3’00/km)
ダウン 2km
伊豆から1週間が経過した今日の時点で、今だにハムの前側に筋肉痛^^;
ロード仕様の脚でトレイルを走ると、毎度ダメージが酷い。
静岡でサブエガして、来年の雪解け以降は山での練習をメインにやってみて、どれだけトレイルに順応出来るか試してみたい気持ちもあるなぁ。
もし静岡でサブエガ出来なかったら、来年のトレイル参加は基本的に封印。
秋のつくばに向けてロードの練習に集中しようとかなと、薄っすら思ってます。
出典:https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3776/2549210/index.html
先日、NHKで再放送としてやっていた”奇跡のレッスン「走れ!苦しみの向こうへ 陸上 長距離」”の前・後編全てを見ました。
今年の2月にすでに放送されていますので、各ブログで番組の感想や指導の受け止め方などはたくさんありますが、備忘録的に^^;
レナート・カノーバ(Renato Canova)さんは、イタリア出身の魔法使い(The Wizard From Italy)とも呼ばれる名コーチとして有名です。
彼の教え子はオリンピックなどの世界大会で48個ものメダルを獲得しており、アフリカをマラソン王国にした指導者としてその名を轟かせています。
2017年の東京マラソンで国内初の2時間3分台を出して話題になったウィルソン・キプサング選手や、2017年世界陸上金メダリストのジョフリー・キルイ選手( Geoffrey Kirui、ともにケニア)は、レナート・カノーバさんの教え子です。
番組ではレナート・カノーバさんが来日し、都内の中学校の陸上部員に1週間コーチをして「東京都中学校駅伝大会」に挑ませるというストーリーでした。(来日前にカノーバさん指定のメニューは1ヶ月ほど実施させてはいたそうです)
印象に残った部分を書き出しておきます。
レナート・カノーバさんは
「以前は瀬古利彦さんがやっていたように週に280キロも走り込むやり方に主眼が置かれていましたが、今は違う」
というスタンスであり、高地トレーニングの重要性を指摘した上で
「いかに高いスピードを維持して練習を積むかが重要だ」
という、距離より質を重視している考え方です。
番組の前編では、まだそのレベルに達していないヨーロッパとアフリカの選手に
「20kmを1時間(3’00/km)で走りなさい」
と指示すると、ヨーロッパの選手は
「3’00/kmは無理だから、3’10/kmで1時間走りきろう」
と考える。
しかしアフリカの選手は
「3’00/kmで行けるところまで行こう」
と考える。
アフリカの選手は40分で力尽きるんだけど、その練習をやり続けると20kmを1時間で走れるようになる、つまり
そちらの練習の方が有意義である
という感じで述べていました。
ここだけ切り取ると
「じゃあ練習では自分が走りきれない速いペースでの距離に挑戦し、力尽きるまで毎回やり続けると、いつしか走力が付いて走りきれるようになるんだ!」
と思ってしまいそうですが、
速くなりたければ、速く走らなければならない
という考え方を表した、参考例でしょう。
今回の中学生たちにも上記のような”速いペースでいけるところまで走る”ような練習はさせておらず、坂ダッシュやインターバル的な練習が主でした。
怪我や疲労をためないように、市民ランナーが陥りがちな危険性を排除して、石橋を叩いて渡らせるようなダニエルズさんの方針とは少し異なるようには感じます。
両者とも世界的な名コーチであり、マラソンへのアプローチは様々。
私ごときが物申すなんて滅相もありませんが、自分に合う、自分が良いと感じる所を少しずつ吸収しながら練習に反映させていけば良いのかなと。
苦しむ準備ができていれば、苦しみには耐えられる。
走る前に集中して、これからのレースをイメージしよう。
そして自分が向き合うことになる苦しみを、楽しむ覚悟を決めるんだ。
苦しみに向き合えば、自分の力を知ることができる
それに打ち勝つことで、強くなることができる
レナート・カノーバ
これは練習でも本番でも、心に留めておきたい言葉。
「今日はインターバルだ…」
「タイムトライアルだ…」
「今日は閾値走だ…」
一生懸命頑張る必要があるタイムトライアルやインターバルはおろか、閾値走でさえ、全く気持ちが乗らない日もあります。
そういう時は
苦しむ準備と覚悟
を作る作業が必要。
何のために苦しむのか。走るのか。
それさえ固まっていれば、幾度となく訪れる
「あぁ~、今日はスピ練やりたくねーなー」
という状況から抜け出して、苦しむ準備を整えて練習に立ち向かえるでしょう。
本番でも同じ。誰でもフルマラソンの終盤は苦しくなるし、辛い。キツい。
そこまで至る状況、そこからの苦しみを受け入れて乗り越える覚悟を詳細にイメージしてレースに挑む。
苦しむ準備ができていれば、苦しみには耐えられる
とはいえ実際のレースでは、例え強固な”苦しむ準備”が出来ていても、序盤の走り方次第で
耐えられる苦しみ
と
全く耐えられない苦しみ
があるんですけどね^^;
番組内で象徴的だったのは「東京都中学校駅伝大会」の本番、1区に選ばれたチームのキャプテンに対するカノーバさんの言葉とレースの内容。
1区では良いスタートを切って、出来るだけ上位の集団に入る事が大切だ。
…中略…
スタートだけは速いスピードで走って、出来るだけ良い位置に付けよう。
駅伝は最初の200mで決まるからね。結果は考えない。
自分に自信を持って、走ることだけに集中するんだよ。
そんなアドバイスを純粋に聞き入れたキャプテンは、レーススタートと同時に一気に前に出てトップ集団に入りました。
1000mの通過は3分ちょうど、いつもより速いペース。
そこからは大きくペースダウンする地獄。
行かなきゃダメだと分かっていても、どうにもならない
全く耐えられない苦しみ
の到来。
レース後、大失速をした彼は酷く落ち込んでいました。
まだ純粋な中学生に
「駅伝は最初の200mで決まるからね。結果は考えない」
なんて言ったら、思いっ切り突っ込んで大撃沈するでしょ!なんて思ったのは私だけではないはず^^;
あ、物申してしまった(笑)
抑えすぎによって、逆に力を出しきれない可能性を心配しての事だったのかもしれませんが。
少し脱線しましたが、
苦しむ準備ができていれば、苦しみには耐えられる
というのは良い言葉。
練習でも本番でも、改めてこの言葉を心に留めて静岡に向けて頑張ろうと思います(*^^*)
あ、まだしばらくは本格的な練習に入りませんけどね(笑)