いよいよ今週末は大雪山トレイルジャーニー70kmに挑戦します。
昨年、私は最長距離のカテゴリーではなく、40kmのカテゴリーに参加しました。
そして今年は70kmに挑戦です。
去年までは”大雪山ウルトラトレイル”という名称でしたが、今年からは”Mt.TAISETSU Trail Journey”と名前を変えての開催。
レースの開催場所は旭川と北見に挟まれた、北海道の中心に近い大雪山系の山々が連なる場所です。
札幌からだと車で3時間~3時間30分位はかかります。
レースのスタートは朝5時なので、札幌から70kmのカテゴリーに参加するランナーは前泊する方が比較的多いですね。
ただし旭川や北見からも1時間~1時間30分位かかるので、前泊はレース会場付近での車中泊が割と一般的で、大会側からも車中泊の場所を指定されています。
今年は車中泊の指定場所に熊が出没したとの事で、場所変更されていますが^^;
私はレース前日となる明日(27日(土))、車中泊の準備をしてレース会場まで移動するつもりです。
目次
コースは白滝高原キャンプ場を朝5時にスタートして、まずはひたすら50kmの林道を走るコースになります。
このレースのポイントは、A3平山登山口(53km地点)の制限時間。
第一関門となるA3平山登山口(53km地点)は、12時(スタートから7時間)がタイムリミットに設定されています。
概ね50km地点から比麻良山(ヒマラ山…北海道のヒマラヤだw)の急登が始まって、走るのが難しくなる事を考えると…
50km地点を、遅くとも6時間20分(7’36/km)以内で通過する事が必須でしょう。
サロマ湖100kmウルトラマラソンの50km地点の制限時間が6時間30分という事を考えると、林道とはいえアップダウンが少なからずあるにも関わらず、同程度の時間しか与えられていない事になります。
なかなか厳しい設定。
A3を無事にクリアすれば、A4有明山(63.5km地点)の関門は16時クローズ(山岳区間とはいえ10kmで4時間ほどある)ですし、A4有明山を通過してからゴール(70km)までの6.5kmも2時間の猶予が与えられます。
ゴール地点の制限時間は13時間、時刻は18時までです。
まずはA3の関門まで、どれだけ余裕を持ちつつ速く巡航するかがキーポイント。
3年前、2016年の第4回大雪山ウルトラトレイル80kmでは、61km地点に設定されていた平山登山口で多くのランナーが関門を通過出来ず、完走率は何と46.9%でした。
この時、スタート時間は朝4時、平山登山口まで到達しなければいけない時刻は今回と同じく12時。
今年と同じような林道コース61kmを8時間制限(7’52/km)で到達出来ないランナーが続出したそうです。
その翌年、2017年の第5回大雪山ウルトラトレイル80kmでは、スタート時間を4時→3時30分に変更、同じコースで平山登山口までの到達制限時刻も同じく12時に設定。
61kmを8時間30分制限(8’21/km)にしたところ、多くのランナーが通過。
完走率は77.7%と、30.8ポイントもアップしました。
そして今年。
A3平山登山口までの距離は53kmと8km短くなったものの、制限時間は7時間となり、関門制限までの平均ペースは7’36/kmが求められる事になっています。
これは、距離と時間を考えると…
完走率が46.9%だった2016年大会と、同程度の厳しい設定かもしれない!
A3以降の山岳パートに力は残しておかなくてはいけないものの、力を抜きすぎるとA3の関門に間に合わないという悲劇に見舞われる可能性あり。
53km地点まで、頑張り過ぎずに頑張って^^;進まねばならない。
加えて、過去大会では平山登山口までに5ヶ所もの給水ポイントがありましたが…
今年は19.5kmと40km地点の2ヶ所のみ!
のちほど記載しますが、予報では気温が30℃近くになる見込み…
水切れ、マジで注意!
レース当日、白滝周辺の天気予報は
晴れですが…
気温がヤバい!午前中から28℃、12時には29℃の予報!!
朝のうちはまだしも、12時近くまでA3関門通過に向けて林道を走り続けなければいけない時間帯に30℃近い気温になるなんてー。
北海道マラソンだって例年25℃前後が多く、それでも42km走れば疲れて頭痛がして大変なのに…大丈夫かオレ^^;
そして無事にA4関門を通過できたとしたら、待ってるのは山岳パート。
山の天気予報。
くっ、登山指数”C”かよっ^^;
風が10m前後吹いてる事が予想されるので…
体感気温は6℃前後の可能性。
山頂付近では一気に冷える可能性があるので、
「冷たい…」
と思ったら、面倒くさがらずにウェア交換を早め早めに、だな。
以上を踏まえて、今年の大雪トレイルジャーニー70kmに臨むポイントは3つだ。
大雪山70kmのポイント1.A3の関門制限がキツいので、温存しつつもロスなく53kmまで巡航
2.エイドが少ない&気温が高くなる予報なので、水分を多めに用意
3.山岳区間の急登は今までに経験のない斜度のはず。無理せず進む
最も重要な、A3平山登山口までのラップは以下の予定だ。
この部分は去年走ってるので、ある程度ラップの予測は簡単に出来る。
去年はこの区間を5’40/km平均くらいで走れていたので、高温&抑え気味で巡航してもキロ6前後ではいけるはず。
A1のエイドでは、給水したらすぐに出発を心がけよう。
涼しいうちに序盤の30km地点をキロ6平均で走って、3時間で通過する事を目標に。
経過時間:3時間 時刻:8時
ここから少し登りの傾斜がキツめになり、気温も上がってくるはず。
30km~35kmまでの5kmで250mほど登る区間と、35km~40kmまで5kmで250m下る区間がある。
30kmを3時間で通過出来れば少し余裕が出来るので、30km~35kmまでは歩きも積極的に交えて温存巡航する。
【登り】30km~35km 50分(10’00/km)
【下り】35km~40km 30分(6’00/km)
経過時間:4時間20分 時刻:9時20分
40km地点。最も大事な53kmまで、あと13km。
ここまで予定通りに到達すれば、制限時刻の12時までは2時間40分ある。
まずは44kmまでの登り、48kmまでの下り、そして徐々に斜度がキツくなってくる53kmの平山登山口・第一関門、3つのパートで考える。
暑さがピーク&疲労も増してきている事を考えると、40km~44kmは歩き通しでも良い位の予定を立てる。
48km以降は傾斜がキツくなってくるので、もちろん登山ペース。
【登り】40km~44km 52分(13’00/km)
【下り】44km~48km 22分(5’30/km)
【登り】48km~53km 70分(14’00/km)
経過時間:6時間44分 時刻:11時44分
制限時間の16分前にA3平山登山口通過予定。
「これなら無理のない巡航ペースで、大丈夫だろう」
というプランを考えたところ、A3制限時間の16分前(笑)
いや~、厳しい。
序盤30kmは走った事があるので、多分大丈夫。
しかし、問題は未経験の30km以降だ。
30km以降も走れる登りはある程度走っていかないと、何かトラブルがあった時、あっという間に制限時間オーバーだ^^;
山岳パート以降はさほど関門が厳しくないので、腰が痛くなるのは確実ですが(笑)、一歩一歩着実に登って下って、ゴールを目指したい!
①DESCENTE RUNNING STREAM SURFACE TECH H/S SHIRT(廃番商品)
②ファイントラック パワーメッシュ
③Answer4 3Inch Short Pants 前に2つポケット、後ろにチャック付きのポケットが2つ
④zamstアームスリーブ
⑤zamustカーフスリーブ 日焼け防止
⑥タビオ レーシングラン 五本指ソックス
⑦モンベルのグローブ 岩場やロープで登るような場所で利用
⑧キャップ ダイソーの200円キャップを使ってみる(笑)
⑨オークリー レーダーロックパス レース時の定番アイテム
いつも通り、ザックはサロモンのADV SKIN 12 M/Lサイズだ。
ポケットの多さや取り出しやすさ、荷物を入れやすい伸縮性や重心が上にある事による揺れに草など、とても気に入っています。
①SALOMON SOFT FLASK SPEED 500ML ×2本 水分の揺れが気にならず、底が固くなっているのでザックの胸ポケットに入れやすい。胸ポケに入れたまま、フラスクの口に自分の口を近づけて、吸うと飲めるのがグッド。ポカリ500ml×2を入れる予定。
②THE NORTH FACE エンデュランスフーディー トレラン用のゴアテックス防水シェル
④ホイッスル
⑤熊鈴
⑦ネット包帯
⑧絆創膏
⑨スマホ
⑩サロモン ハイドレーションパック 2L 1Lの水を入れる予定。
⑪マップ
⑫エマージェンシーシート
⑬ガーゼ
⑭消毒液
⑮簡易トイレ
⑯LEDLENSER MT10 ハセツネ用に購入した高性能ハンドライト
⑱ポケットティッシュ
その他に、オニギリを2つほど持っていこうと思っています。
ここまで書いたところで、なんか喉が痛くて身体がダルくなってきた…寝よう。
明日の朝、発熱してませんように(-人-)
体調不十分ならDNSしますが、大丈夫そうなら完走目指して頑張ってきます!!
※無事に完走しました!レースレポはこちらです(*^^*)