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レースを走ると2日後に疲労感マックス。
日曜日にレースだと、火曜日に筋肉痛と疲労が一番強い。
オッサンだからか?(笑)
よくフルマラソンだろうがウルトラマラソンだろうが、レースの翌日も軽くジョグったりする鉄人、いますよね? “疲労抜き”とか”ほぐしジョグ”という名目で。
虚弱体質だから絶対マネできない(笑)
自分は走れば疲労が増すばかりw
何ならケガしちゃうよ。
特にレースは普段の練習より一層頑張ってしまう事が多いので、強い疲労が残りやすい。
そんな疲労を残したまま、普段の練習に戻るとマズイよっていうお話。
よく「レース後のリカバリー方法!」とか「疲労回復にはコレだ!」って、ネットや本なんかで色々紹介されてるじゃないですか。
ジェル、サプリ、粉、プロテイン、アイシング、ストレッチ、マッサージ、etc…
もう何が良くて何がダメなのかさっぱり分からない(笑)
色々やってても怪我する人はするし、何もやってなくても走れてる人はいます。
不思議ですよねー。
“個人差”って言ってしまえばそれまでですが^^;
それぞれの疲労回復方法に効果が全く無いという事は無いんだろうけど、身体に対する影響が大きい・小さいは必ずあります。
何が言いたいかって?
難しく考えない方が良いと思うんです。
1.休養
2.充分な睡眠
3.バランスの取れた栄養補給
疲労回復に大事な、この3大要素を意識してさえいれば、長い間ランナーとしてランライフを楽しむ事が出来る。
休養や睡眠が少なければ、いくらアイシングやストレッチをして粉やジェル、プロテインを飲んだってダメ。いつか壊れます。
「え、そんな事は当たり前でしょ」って?
でもですね、当たり前の事が意外と出来ないものなんです。
ランナーはやっかいだ。
考えてみてほしい。
「疲れた状態からやる練習が効果的かもしれない」
「2日連続でキツい練習をする”セット練”+αで一層強くなるかもしれない」
「レース後も休まず練習を継続すれば、今よりもっと速くなれるかもしれない」
そんな風に思った事はないでしょうか。
少なくとも自分にはありました。
いや、今でも少しある。
確かにそれで速く・強くなる事もあるから難しいんです。
目標達成する数ヶ月間だけ、などの期間限なら良いと思います。
でも年がら年中同じペースだと、取り返しのつかないヤバい状況になってしまう可能性が高い。数年後に。
それでも数年は全く問題無く走れていたりするから「オレは大丈夫だろう」と思ってしまう。
でも、徐々に身体が傷んでいくのは確実なんです。
ランニングはおっかないんだ。
その時に身体から出る”危険信号”は感じるはず。違和感だったり痛みだったり、色々な反応が身体から伝わってくる。
にも関わらず
「これ位はだいじょうぶだろう」
「走って治す」
「レースが近いから」
などと練習を継続してしまう。
そして、ひと時は痛みが消えるかもしれないが、確実にダメージは蓄積していき、いつか限界点を超えてしまって、元に戻らなくなるんです。
強く・速くなる事と、長く・楽しくランライフを楽しむ事を両立する為に大事な事は
“ある程度の手抜き”
いや、ランナーは真面目な人が多いから、言い換えれば
“走らない我慢”
と言った方が良いでしょうか。
それは練習の頻度や距離、ペースなど全般に言える事です。
身体を動かしたいなら、走らなくても他に色々ある。
でもランニングってお手軽だから、ついやりたくなるんですよねー。
ある研究ではジョギングの死亡リスクについて
1.全くジョギングをしない人
2.週2~3回、計4時間程度ゆっくりジョギングする人
3.週にそれ以上ジョギングする人
について12年間経過観察したら
1と3が死亡リスクでは同等、2が一番死亡リスクが少ないとのこと。
※参考「日経トレンディネット」
https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150218/1062769/
マラソンやってる時点で健康的には良くないんだろうけど(笑)
それでも何となく”やり過ぎ”になってしまうのは本当に注意です。
私の知っている、たくさんの先輩が走れなくなってランニングを楽しめなくなってしまいました。
出来る限り多くのランナーが、より長くランニングライフを楽しめるようになってほしいです。
でも実は…
そうやって休みを多めに入れ、怪我や健康に細心の注意を払う事。
それによって練習の中断期間を作らず継続的に”効果的な練習”を積み続ける事ができ、目標達成へ最短距離を歩む事が出来るんですよ。
自己ベストの最大の敵は「故障」と知りなさい
30キロ過ぎで一番速く走るマラソン
小出義雄
参考記事:マラソンに関連する本で、おすすめできるもの「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」