さが桜マラソン、初参戦してきました!
雪の降る札幌から桜の開花した佐賀へ、ワクワクしながらの参加♪
さが桜マラソン2019レースレポ、前半です!
レースがスタートするまで、桜が無いグチとか、東横インのエレベーター内に閉じ込められた恐怖とか(笑)、久しぶりに肩の力を抜いてどーでもいい話を書いたので、レース記だけで良い方は下の目次から「スタート〜5km」をクリック!w
目次
来月から始まる富士五湖118km、野辺山100km、サロマ100kmのウルトラ3連戦に怯え切っているため(笑)、最近の練習はウルトラ向けのものが主です。
なので、さが桜マラソンはウルトラマラソンのための調整レースとして考えていました。
しかしレース数日前に天気予報を確認すると、レース当日の予報は快晴、最高気温14度…
ガチランしろ!サブ3いけっ!と言わんばかりのナイスコンディション^^;
フルマラソン向けの練習も、テーパリング(疲労抜き)やピーキングもしないままですが、
「撃沈しても富士五湖の練習になるだろ」
と思って、こっそりと2019年初&平成最後のサブ3達成を胸に秘めて佐賀に乗り込みました。
レース前日、3月23日は午前中仕事。昼前に終わらせて新千歳空港に向かい、14時30分の飛行機で福岡空港へ。
福岡空港が混雑しており、30分ほど玄界灘の上空で旋回したあとに無事に着陸。
旋回してる時はガタガタ揺れて超怖かったぜー( ;∀;)落ちるかと思ったw
博多駅で夕食を食べようと約束していた道内ランナーの友人と食事をして、佐賀駅へ。
福岡空港と博多駅は地下鉄で2駅。すぐに着くので良いですね♪
到着したのは、もう21時近くでした。
今回も宿は東横イン。土曜、日曜と連泊です。
到着後、すぐに翌日の朝食などを買いに行くも、すでに周辺のコンビニのオニギリ棚にオニギリは無しf^_^;
1個だけスパムおにぎりみたいな、ソーセージのオニギリがあったので、ラーメン・お茶と合わせて購入。
ホテルに戻ってからは、シャワーを浴びてすぐに休みました。
レースのスタートは9時。なので、スタート3時間前である6時には朝食を食べておきたい。
5時起床。熱めのシャワーを浴びて目を覚まし、6時までに朝食を済ませました。
このソーセージオニギリは中にマヨネーズが入っていて、レース前には不向きでした^^;
準備を済ませ、道内の仲間と7時過ぎにロビーで待ち合わせなので、8階の部屋からエレベーターに女性ランナーと一緒に乗り込み下へ向かうと…
ガタッ!
…
…!?
エレベーターが途中で止まって閉じ込められた(゚д゚;)ハッ?
扉は開かない。上にも下にも動かない。完全に閉じ込められたよ。
テレビで見た事あるけど…こんなことがあるのか(ノ∀`)
すぐに非常ボタンを押すと、ホテルロビーの女性従業員につながった。
「エレベーターが動きません!」
「なんですって!?エレベーターの会社に連絡します」
ほどなくしてエレベーターの担当者と思われる男性とつながった。
「すぐに向かいます!10分ほどお待ちください。」
なにー、10分ここで待機かー。
閉じ込められた女性と
「いやー。こんな事があるんですね」
なんてお話しながらも、初体験のことで恐怖感は大きいわけですよ。
エレベーターごと一番下まで落ちるんじゃないかとか、このまま長時間出られずに飢えてしまうんじゃないかとか。持ってる食料、マラソン用のゼリー2個しかねぇぞって(-_-;)
そして、こうやって急に人生が終わる事もあるんだな、とか(大げさw)
携帯の電波が繋がっていたので、すぐに待ち合わせの仲間に
「エレベーターに閉じ込められました。先に行ってください」
とLINEを送る。
「あぁ、さが桜マラソン走りたかったな…」
そんな絶望感が湧いてきた時…
急に扉が開いた(笑)
7階だった。
何だったんだww その後、エレベーターは普通に動き出しました。
あー、怖かった(;´▽` もうフル走った後の達成感より大きいものを得た(笑)
で、気を取り直してラン友と一緒に会場へ。徒歩で20分~25分程かかったかな。
会場へ向かう道は、ランナーでいっぱい。
荷物を置いておく場所も満員御礼。
わずかなスペースで準備。着替えなどの荷物はそのまま体育館内に置いておき、貴重品は預かってくれる場所があるので預けてスタートラインに向かいます。
Tシャツで外に出ると、暖かい(*´∇`*) ゴミ袋のポンチョは必要ないと感じて、着用せず。
アームスリーブと手袋は装着しましたが、早い段階で脱いでも良さそうな気候。
とても暖かいのですが…
全然桜なんて咲いてねー!!(笑)
北海道から、桜におびき寄せられてきた私。
春休み期間だから飛行機代も高いけど、桜満開を夢見て来た私。
この気持ちと使ったお金、どうしてくれんだ(笑)
いや、主催者に悪気はないハズだ。
桜開花や満開時期のタイミングは水ものだからね。やむを得ないんだ。
あ!でも、わずかに数輪咲いてた♪ 写真ボケたけど^^;
これで満足しよう。誰も悪くないんだから。
Sブロックにラン友と並び、9時のスタート時間を待ちます。
待っている間もさほど寒くなく、快適でした~(*^^*)
1、地元ランニングチームの赤い半袖Tシャツ
ペース走的な練習を積めてないが故に、走り出してみないとどれ位のペースで行けるか分からないのは確か。
でも、さが桜のようなフラットなコース&天気・気温が最高の条件なんだから、一番狙いたいのは、もちろんサブ3。
軽い感じで走り出してみて、4’10/km前後を刻めるようであればそのまま行く。
もし全然ダメな感じであれば、少しペースダウンも検討の余地には入れるけど、少なくとも4’20/km~4’30/kmでは走りたい。
松:サブ3
竹:3時間5分切り
梅:3時間10分切り
そんなイメージでした。
スタート前のセレモニー。君原健二さんや土佐礼子さんなど、有名な方々が次々とマイクを握ってお話してくださり、盛り上がります。
平成と共に始まって30回を数える歴史ある大きい大会。良い雰囲気ですね。
気持ちも高揚して盛り上がってきたところで、セレモニー中に大会の偉い方が口を滑らせてました。
「今年もさが桜マラソン、桜が無くてスミマセン!(笑)今年こそは!と思ったんですけどねぇ~~あははw」
なに!今年「も」!?…確信犯かっ!!www
もう私の頭の中は、ある言葉で一杯になってました。
「桜あるある詐欺…さぎ桜マラソン」(やめろ、バカヤロウ)
気を取り直して^^;
ほどなくして時刻は9時が近づき、スタート!
東京マラソンのスタート時に紙吹雪が舞うように、一斉に桜吹雪が舞うスタートは華やかな感じで非常に良かった!!(*´∇`*)
21分05秒(4’24,4’07,4’09,4’09,4’11)ラップタイムは手元のガーミン
スタートロスは11秒。序盤は若干混雑したものの、比較的早くマイペースで巡航出来るようになりました。
頭に風船を付けたサブスリーペーサーは随分前に行ってしまってる。
ペーサーの集団は自分には関係ないと思っていましたが、まさかこのレース、ずっとサブ3ペーサーと共に巡航してサブ3達成するとは、この時は夢にも思わず^^;
どれ位のペースで走れるか不安でしたが、走ってみると、どうやら4’10/km前後では走れそうだ、サブ3を目指せるかもしれない!そんな淡い期待が湧いてきた。
…しかし!
そんな期待も虚しく、3kmで汗だく(;´Д`)ハァハァ
日差しが強くて暑い。呼吸も若干キツい。4’10/kmが速く感じる。
「あーこりゃ、ダメなパターンか」
とも思いましたが、もう少し走ってみよう、7〜8kmでいつも通り自動巡航モードになるかもしれない、そう信じて進む。
20分57秒(4’05,4’11,4’12,4’12,4’11,)
少しずつサブ3ペーサーの集団に追いついてきて、7km地点でようやくサブス3の集団に入った。
サブ3の集団デカい!
30人~40人はいるように見える。
これだと給水時の混雑、脚が絡んで転倒、他のランナーと肘や身体が当たってストレス、様々なリスクをはらんでいると思ったので、集団の前に出ました。
でも、少し集団の前を走ると後ろの大集団が凄く気になる。大体すぐに集団を離せるほど今日の自分は速く走れない。
4’10/kmがかなりキツく感じてるし、全然自動巡航にならないし、迷ったあげくに再度集団に入った。
肘や身体が当たるし給水も取りづらいけど、しょうがない。
練習のように、とにかくペーサーの背中を追って30kmまでは行こう、今日の身体の状態だと30kmまで走ったら一杯一杯になるはずだから、そこで終わろう。残りはジョグだ。
それでも富士五湖の練習にはなるさ、って自分に言い聞かせて気持ちを繋ぐ…そう、
「気持ちを繋ぐ」
っていう位、序盤からキツかった。ターゲットは「ゴール地点」ではなく「30km地点」に変わった。
21分13秒(4’12,4’10,4’14,4’14,4’12,)
集団に入ると、すぐに感じる事があった。
「あ、このペーサー…今日の自分にとっては最適かもしれない」
とにかくサブ3に必要な、最低限のペースを刻んでくれる。
つまり余計に大きな貯金は作らず、速すぎず遅すぎず、かつ最小限の貯金を作りながら巡航してる。
暑くて苦しいし、脚はすでに疲労でダルくて日常の練習会で走ってるような身体の状態。
でもゴールまで頑張らなくても良いんだ、レースの途中までは一生懸命、遅れないように付いていこうと思ってました。
集団から遅れたら一気に離されるイメージ満載^^;
20分57秒(4’10,4’08,4’10,4’12,4’13)
給水所が近づくとペーサーから逐一
「300m先の右側に給水所です!」
「ここは左側にもあります!」
などのお知らせ。
そして
「まだ序盤だから温存して走ってください!省エネ走法です。練習会のペース走で走るようにですよ!」
などのアドバイス。
また風の影響を受けやすい区間では
「ここからは風の影響を受けやすいので、私たちペーサーの後ろに隠れたり集団をうまく使ってください」
というように指示をくれたりしました。
都度周りのランナーに声をかけつつ、良い仕事をされてました。
私はというと…温存巡航というよりは、とにかく「速い!」と感じるサブ3集団に付いていくのが精一杯。
フルマラソンを走り切るための省エネ的な走り方など出来ず、とにかく頑張り続けるしかないような状況でした。
どうにか堪えながら巡航、なんとしても30kmまでは!としか考えられませんでしたし、
「30kmまで我慢すれば、何か状況が好転するかも」
とも思えない、全く余裕も希望も無い状況でした。
後半に続く…
じゃあ何で最後までペースダウンせずにサブ3達成出来たんだ!?
終盤に何があった!?
マラソンの奥深さ・人体の不思議、そんな事を感じられる機会に恵まれた「さが桜マラソン2019」。
レースレポ後半、お楽しみに。